ドイツで2都市で留学!語学学生ビザは毎回申請が必要!
いろんな都市をめぐってドイツ留学もいいかも。初めは大聖堂のある街ケルンに行って、次はベルリンとか。
せっかくのドイツ留学だから、1つだけじゃなくて2都市くらいドイツを巡る周遊留学にも憧れてみたりです。
かく言う私は南ドイツのハイデルベルクから留学をはじめて首都ベルリンに移動するという留学生活を送っていました。
そんな複数都市を巡る留学なのですが、気にしないといけないことが1つ。
そう。ビザです。
ビザというやつは海外で生活するにはいくら面倒でも縁を切れない存在です。
ドイツでは90日以内なら、ビザなしで留学することが可能ですが、90日を超えてしまうとビザの申請が必要。
ワーホリことワーキングホリデービザはドイツに行くなら日本で取得しておくのが絶対オススメなのですが、ドイツで取得しないといけないのが語学学生ビザです。
ワーホリはドイツで1回しか取得できないので、留学中にアルバイト(ミニジョブ)をしないなら、きっと多くの人がドイツで語学学生ビザを取得するはず。
この語学学生ビザなのですが、実は滞在している都市でのみ有効という決まりがあります。
いろんな都市をめぐって語学学生ビザで過ごすには、実は毎回ビザを申請しないといけないのです。
語学学生ビザは取得する街が指定されている
ドイツ留学中は同じ街にずっと住み続けます!
という人はとくに気にする必要なしなのですが、「もし2箇所以上の街で語学学校に通いながら留学するよ」という場合はちょっと注意が必要です。
というのも、ドイツの語学学生ビザは住んでいる場所によってビザの申請に行く外国人局が決まっています。
例えばハイデルベルクに住んでいるなら、自分が住んでいるハイデルベルクの住所を管理している外国人局に行ってビザを申請します。
ここまでは普通ですよね。
注意が必要なのは、引っ越したその後。
移動先の外国人局でビザを再び申請する必要があります。
例えば、ハイデルベルクからベルリンに引っ越す場合だと、引っ越した後にベルリンの外国人局に行ってビザを再び申請しないとダメなんです。
「語学学生ビザはハイデルベルクで1年分を取得できたから安心!いろんな街の語学学校で勉強しよう」
なら、行く先々の外国人局でビザを申請する必要が出てきます。
つまり、「ドイツで住民登録している場所でビザを取得している必要がある」ということですね。
「オレはいまベルリンで語学学校に通っている。ビザはケルンで1年分を取得してきたから大丈夫だ」
という人がたまにいるのですが、これはドイツの法律上はアウトになります。
バレたらまずいことになるので、もしそんな学生さんに出会ったら「早くビザを申請しないとダメだよ」と教えてあげてください。
じゃあさ、引っ越すのがビザ切れギリギリだったらどうなるの?
なんて部分が、続けて気になってくるかなとも思います。
引っ越し時に90日を過ぎる場合は事前に申請
例えば、ビザのいらない90日まではハイデルベルクで過ごしたい。
でも、91日目からはベルリンで過ごしたい。
そしてドイツには合計で180日を過ごしたい。
といったドイツ留学だったらどうなるのでしょうか?
ちょっとややこしい感じですよね。
まとめると・・・
- ハイデルベルクの語学学校に90日(約3ヶ月)留学【ビザなしで滞在できる】
- ベルリンに引っ越して語学学校に90日(約3ヶ月)留学【ビザが必要】
- 合計で180日(約半年)ドイツに留学したい【ビザどうすればいいの?】
という感じの予定ですね。
「ドイツで半年くらい留学したい!けど、滞在する都市は2つにしたい!」
という留学プランですね。
さっそく「どこでビザを申請するのがいいの?」なんて疑問が浮かぶかなと思います。
ドイツに到着して最初に滞在するハイデルベルクでは、ビザなし滞在期間の90日を利用して、ビザを申請しなくても滞在できますね。
ならば、ハイデルベルクでビザを申請する必要はありません。
でも、この予定だとベルリンに移動した瞬間にビザ切れてしまいます。
それって大丈夫なのかと?
この場合、90日を超える日数分を申請する必要があります。
やっぱり90日を超えてドイツで何のビザもない状態はダメなんですよね。
なので、あらかじめ「ベルリンに移動したら、すぐに次のビザを申請する」と伝えてビザを取得しておく必要があります。
すると、どうなるか。
引っ越し期間限定の繋ぎのビザのようなものを出してくれることがあります。
90日を超えるので、ビザ取得までの繋ぎビザを手にしてベルリンに移動、引っ越し完了と同時にすぐさま住民登録と続けてビザの申請へと向かいます。
他にもハイデルベルクで半年分のビザを出すから、このビザを持ってベルリンで申請し直してねといった場合も同じような感じです。
ただし、これらは担当者による部分もあるので注意は必要です。
「なんでまた、ギリギリのタイミングで引っ越しするのよ?今の街の何がダメなわけよ?」
外国人局のスタッフからすれば、そんな疑問も浮かびますよね。
本音を言えば、ビザ期限ギリギリのタイミングでの引っ越しはさけた方がいいです。
ビザの期限がギリギリに迫る不安と一緒に過ごすよりも、余裕をもって生活できるほうが安心ですし。
例えば、ベルリンの外国人局は非常に予約が取りずらいです。
スゴい時だと2ヶ月先まで予約でいっぱいのこともあるから大変なんです。
ビザは申請した時点でたとえ手元にビザがなくても法的には問題ありません。
とはいえ、ビザは申請から書類の不備だったりのやり直しも想定すると、長くなると約4週間ほどビザ発行まで時間が掛かってしまいます。
もちろん、引っ越しする場合は先に引っ越し先の外国人局に予約だけでも入れておくのがオススメです。
まとめると
さいごにざっと引っ越しでのビザの切り替えパターンをまとめてみました。
【すでに十分なビザを持っていて、引っ越しを予定している】
→引っ越し後すぐにビザ申請
【90日以上同じ街に滞在し、引っ越しを予定している】
→はじめの街で引っ越すことを伝えてビザを取得、次の街に引っ越したら再びビザを申請
【はじめの街は90日以内で滞在、引っ越しを予定している】
→次の街でのビザ申請が難しそうで、90日を過ぎる可能性があれば、はじめの街でビザを申請しておき引っ越し後に再びビザを申請。
→次の街でのビザ申請が問題なくできそうなら、はじめの街でのビザ申請は不要、引っ越し後にビザを申請。
以上です。
ちなみに、ワーキングホリデービザは取得すればドイツ国内どこにいても有効です。
長期滞在でいろんな都市をめぐるなら、ワーホリビザを取得すれば手間暇はかからないですね。
ドイツ留学でいろんな街をまわって勉強するという方は、ぜひ参考にしてみてください。
ドイツのビザなし滞在に関しは「ドイツでビザなし滞在90日のルールとは?一時帰国しても復活しない?」にまとめています。
また、語学学生ビザの取得方法などは「ドイツで語学学生ビザを取得するために必要な準備と申請方法は?」です。
語学学生ビザ以外についても知りたい場合は「どのビザが必要?ドイツ留学で取得できる5つのビザと申請方法」を参考にしてみてください。
ではでは。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます
合わせて読みたい記事
Related Article
-
-
どのビザが必要?ドイツ留学で取得できる5つのビザと申請方法
入国してから3ヶ月以内であればビザなしで滞在することができるドイツ。 3ヶ月以内の短い留学や旅
-
-
ドイツ留学は1週間の超短期でも可能?短期留学で得られるものは?
できるならドイツに留学またはワーホリしたい! でも、ワケあって長期ので留学はムリ。でも、旅行
-
-
ドイツ語の授業が難しい!と感じたら語学学校のレベルを下げべき理由
頑張って留学したはいいけど、授業のレベルが高すぎるッ! まさか、ここまで授業に付いて行けないと
-
-
なぜイギリスではなくドイツ?ハイデルベルク大学に留学を決めた理由
どうして英語圏ではなくて、ドイツの大学を進学先に選んだの? ドイツの大学留学を考えていると、
-
-
ドイツ留学で忘れずに準備しておきたい8つの便利グッズ!
海外留学にしても、仕事で海外に出るにしても、パートナーや家族の転勤に合わせて海外生活を余儀なくさ
よく読まれる人気記事
Recommend Article
ドイツの美女たちと混浴!?男二人でベルリンの混浴温泉に行ってみた 421,708 views
簡単に解説!ドイツで電車の切符の買い方と乗り方 276,807 views
外国人と出会える?ハロートークの評判どう?1ヶ月使ってみた結果 221,566 views
ベルリンの壁を崩壊させたのはある男の勘違いだった 169,852 views
たった1日でハイデルベルク観光!絶対に訪れたい13のオススメスポット 167,957 views
ベルリンのおすすめ観光スポット23カ所をたった1日で効率よく回れるのか? 152,912 views
ドイツのプール楽園すぎ!混浴温泉のある巨大プール「トロピカルアイランド」に行ってみた! 142,089 views
ドイツおすすめ観光地ベスト30!世界1番人気はネズミの国! 126,979 views
ドイツでアパートまたは部屋を探す方法 121,558 views
ドイツからお土産にソーセージを持ち帰る方法は?裏技も紹介! 113,392 views
ネルトリンゲンは進撃の巨人の聖地?3つの特徴を調査した結果… 113,025 views
英語留学ではなくドイツへ留学する時に気になった7つの疑問 107,260 views