ドイツの美女たちと混浴！？男二人でベルリンの混浴温泉に行ってみた

 

こんにちは。ベルリンに住んでいた者です。

知っていますか？　ドイツって温泉が有名だそうです。

ドイツが温泉大国というのは、周知の事実。

そんな特集が組まれることもしばしば。

それでも日本のようにスーパー銭湯がひしめくわけでも、温泉宿があるわけでもなく、ましてや下町に銭湯があるわけでもありません。

ドイツといえば温泉！

 

そう聞いてもイマイチピンと来ない私。

 

 

ドイツの温泉は世界一ィィィィィ！

 

なんて聞いた日にはもっとピンと来ない私。

 

 

そんな私にかつて仕事で出会った年配の方は言いました。

 

「キミ、ドイツへ行くのに温泉について何も知らんのかね。

 

私も若い頃には数回ドイツへ行ったものだよ。

 

あそこはねぇ・・・

 

 

いい国だよねぇ・・・

 

 

 

 

ヌーディストビーチとか混浴とかあるものねぇ」

 

 

 

ドイツの温泉は有名、そして混浴らしい。

 

それを聞きつけたのは日本から私を尋ねて来た友人あんぱん

彼は無類のミーハーである。

 

「ドイツって温泉有名らしいな！」

 

 「もしかして行ってみたいとか？」

 

「ドイツの温泉がどんなのか見てみたいのはあるな」

 

 「言っとくけどドイツって混浴だよ」

 

「おほッ！マジ！？ それヤバいな！な！」

 

なんか・・・すごい勢い。

 

 「ちなみにタオルNGらしいよ」
（水着着用の所もあります）

 

「ウホッ！それ めっちゃ やばくね？」

 

 

 「・・・行ってみる？」

 

 

「んー・・・」

 

 

・・・

 

 

・・

 

 

・

 

 

 

 

「まぁ、行ってもいいかな」

 

 

 

フッ、素直に行きたいって言ばいいのに。

 

 

 

こうして我々はドイツ美女がおわす桃源郷こと温泉へと出陣する事になった。

 

 

 

 

出展：http://thermen-berlin.de/

 

公式ホームページを見ると、そこには混浴ロマンの詰まったイメージ画像。

 

不自然にかけられたモヤがなんとも意味深ではないか。

 

妙に高まる我々の期待。

 

 

 

 「しかし、ドイツ美女がいないことも有り得るから」

 

「ん？それはそれでいいやん！」

 

 「・・・え？」

 

「二人で貸し切り♡」

 

 

・・・ん？

 

 

聞き間違いか？ 

 

 

いなくて、いい・・・だと？

 

 

 

温泉と言うよりもプール？

そして二人は万を喫してやって来た。 

温泉の仕組みの分からない東洋のエロ男二人はとりあえず用意していた水着で突撃してみることに。

 

画像http://www.thermen-berlin.de/Galerieより引用

我々の前に広がる絶景

それはなんだか温泉というよりもプール。

実際メインの大浴場は我々リトルジャパニーズでは足が届かないくらい深い。

 

 

さて、ところで、美女は？

 

プールサイドを眺めてみると・・・

いるいる。いますよ！

 

 

 

 

 

男！

 

 

 

 

男！

 

 

 

 

男たちが！

 

 

 

・・・

 

 

 
あと、母さんより歳上の女性がチラホラ

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

ちぇっ。

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

うら若き乙女、不在。

 

 

 

 

 

 

 

温泉には日本の下町の銭湯のような顔ぶれがずらり。

なんだか微笑ましい光景ですらあります。

とはいえ、女性（おばあちゃん）が男性と同じ空間をウロウロしているというのはなんだか奇妙。

男がいても気にしないあたり、ドイツ人女性の精神力ハンパないです。

さすがゲルマン女性。

 

温泉に水着は必須？

分かってきたのですが、ここは水着の着用はどっちでも良いみたいです。

ならばお風呂に水着は違和感なので私は水着を脱ぎ捨てタオル一枚でウロウロ

 

「あんぱんも脱げば？」

 

見ろよ、ジャパニーズモンキーが来たぜ、ひゅ〜♪

なんて誰も言わないし、そもそも誰も気にしていない。

 

「い、いやだ・・・」

 

「は？　何で？」

 

 

何で照れてるんだ。

 

「オレもうベンチで寝てるだけでもいいわー」

 

 

「ええ！？ちょまッ！入らないの！？」

 

これは何だか・・・

 

友の様子がおかしい。

 

「いやいや、せっかく来たし入ろうぜ！」

(入場料高かったんだぞ！)

 

「水着有りなら・・・行く」

 

見た目はプールに見えるけれど、ここは温泉。

実際入ってみると、ちょっと塩分が強くお湯加減はぬるめです。

なかには熱い湯船もあるのですが、ぬるいお風呂がほとんど。

 

「どうよドイツの温泉？」

 

「んー」

 

「見放題ですよ（おじいちゃんが）」

 

 

 

 

もうね・・・

 

 

 

見飽きたね。

 

 

 

「それに、そういうのいいねん」

 

 

「オレな・・・」

 

 

 

「裸は見るのも見られるのも嫌いやねん！」

 

 

入った時からキミの隣で私はずっとまっぱだよ。

 

「いやいや、温泉ってそういう場所じゃない？」

 

「だから、こういう所で人見るのオレ嫌いやから」

 

よけい分からないよー！！

というかもう何で温泉来たんだよー！

 

 

ドイツのサウナはタオルなし？

ドイツのサウナは日本の様に室内のベンチにタオルが敷かれておらず、持参したタオルをおしりの下に敷いて座ります。

タオルが敷いてないということで、ダイレクトで座ると、まぁ尻が熱いです。

なかにはタオルを大きく広げて寝ている人なんかもいたりします。

ちょっと、見ていて死なないか心配になるのですが、気持ちよさそうに寝ているので、きっとドイツ人のなせる技なのでしょう。

ちなみにサウナは水着が禁止されている所がほとんど。

 

「サウナ入りたいんだけど、どうする？」

 

「タオル持って入れるなら・・・」

もはや意地でも全裸NG

かたや日本の温泉では全裸になれない気弱な私はドイツという異国の地ではなぜか全裸。

たとえみんな下がつるつるであろうとも、わきがつるつるであろうとも、私一人だけ違ったとしてもである。

 

「お尻の下にタオル敷かないと熱いよ」

「い、いやだ。オレは前を死守する！」

 

友はダイレクトに着地を決めた。

 

「あっちぃッ」

友の尻が小さく跳ね、そのまま彼はサウナから去って行った。

 

「実はオレ、サウナには長く入ってられねぇんだ」

 

 

 

去り行く友は、なんだかウホッいい男のような表情をしていた。 

 

ドイツで混浴してみた、その感想はというと

 

「どうだったよ？　ドイツの温泉？」

 

「そうやなぁ・・・」

 

 

 

 

 

「まぁこんなもんやな！！」

 

 

 

 

 

大きな財産を得た、彼の笑顔はそう語っていた。

いったい何を得たというのか。

何も得てないだろう我々は。

 

 

 

いや、待てよ。

 

 

 

そう言えば言ってた。

 

「ドイツの温泉がどんなのか見てみたいのはあるな」

 

 

 

「どんなのか・・・」

 

 

 

「見てみたいのはあるな・・・」

 

 

 

 

「ドイツの温泉が！」

 

 

なるほど！

 

ただドイツの温泉を見たかっただけなんだね。本気で！

 

くっ、エロ心をひっさげていたのは私一人であったか。

 

あんぱんよ、

そなたは聖人君子か・・・。

 

 

「やっと分かったか。

そう、オレはお風呂に入りたかってん。

湯につかってな、こう、身体を休める」

 

「でも、長風呂できないじゃん」

 

「ええねん」

 

「ええんか・・・」

 

ちなみに後から分かったのですが、我々は日本の銭湯と同じ容量で小さいタオルで突撃したのですが、バスタオルでなきゃだめよと、掃除のおばちゃんにたしなめられました。
（有料ですがバスタオルはレンタル可です。たしか４ユーロとか）

 

これは余談ですが、ここの温泉は建物の屋上にあって周りの建物からは丸見えです。

誰も気にしないあたりドイツの力強さを感じます。

 

 

最後に。

 

これからドイツの混浴へ行かれる方へ。

 

期待のしすぎにはご注意です。

 

追伸！

ベルリンでは美女との華麗なる混浴は不発に終わった。

だが、しかし私は思った。

ベルリン郊外にあるという世界有数の室内プールならばどうだろうかと？

室内プールにならば、うわ若き金髪の乙女たちがウキウキやってくるにちがいない。

そこには楽園の光景が広がってはいまいか。

その模様はこちらにて

ではでは。

 

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