少人数でドイツ留学!フライブルクにある学校アルパディアとは?
ドイツ留学の最大の目的といえば?
そう質問されたら、やっぱり言いたくなるのが「ドイツ語を喋れるようになる!」ですよね。
留学するからには、ドイツ語を喋れるように、せめてドイツ語で日常会話はできるようになりたいところ。
ドイツで大学を受験するなら、日常会話に留まらず、アカデミックに喋れるようになりたいワケです。
とにかくドイツ語で会話!コミュニケーションを重視!
ドイツ語を喋るための環境を教室に整えているのが、フライブルクにあるアルパディアという語学学校です。
会話を大事にしすぎた結果、教室には机すらありません。そんな徹底っぷり。
教室に机がないとは、これいかに?
そもそも、フライブルクってドイツのどこの街?初めて聞いたよ。知らないよ。
なんて人もいるかもですが、とはいえご紹介したいなと思います。
目次
語学学校アルパディアのあるフライブルクは環境都市
フライブルクの名前を初めて聞いた。
そんな人でも黒い森こと「シュバルツヴァルト」ならば知っているはず。
黒い森のことは正直よく分からないが、黒い森という言葉はたしかに聞いたことがある。
といった感じで有名でもある「黒い森」の観光拠点として、有名だったりもするのがフライブルクです。
「黒い森をめあてに旅行するなら、フライブルクに泊まって行こうか」みたいな感じです。
南ドイツのなかでも西側にある街なので、フランスやスイスとの国境も近かったりします。
ドイツのなかでは、環境都市としても有名なのがフライブルクです。
中央駅を見上げれば壁には輝くソーラーパネル!
排気ガスの削減ということで、旧市街は車の侵入が禁止!街中はトラム(路面電車)が走り回っています。
街のコーヒーショップでは、紙コップの大量消費を止めよう!無駄づかいはダメだ。
とばかりに、洗って何度も使えるプラスチックカップをデポジット式で利用していたりと、街の至るところにエコの心が根付いています。まさにエコ先進都市!
そんな観光&環境都市のフライブルクにあるのが、アルパディアという語学学校です。
ドイツ語を喋る環境にこだわった学校
ドイツ語を勉強するからには、ドイツ語で話せるようになろう!
といった調子で、学校ではドイツ語でのコミュニケーション、ドイツ語を使った会話力アップをとにかく重視しています。
特徴を大きくまとめると、
- 授業はドイツ語会話を重視
- 教室に机がない
- 少人数クラス
- 日本人が少ない
- アットホームな学校
といった感じ。
みんながドイツ語を喋り、コミュニケーションを通じてドイツ語を身につける環境が整っているというワケです。
語学はやっぱり実際に使ってみる。
これが上達への近道にはなっています。
机に座って教科書を見つめるよりも、友達と会話しながら発音が合っているか確認してみたり、この文法で通じるか、新しい単語で先生に話しかけてみたりと、とにかく色々と喋ることで身についていきます。
体育の教科書をいくら読んでも、泳げるようにならなくて、やっぱり海やプールに入らないといけません。
ドイツ語も同じで、勉強した文法や単語を実際に使ってみて、友達や先生とのコミュニケーションを通してドイツ語が身についてきます。
というワケで、1人1人がドイツ語を話やすい環境はどんな教室?
そう考えたときに、やっぱり大人数よりも、少人数のクラスのほういいよね。
1人が喋る時間も長くなるよね。
ということで、ドイツ語の授業は少人数で開催!
少ない人数だからこそ、ちょっと間違えても少し恥ずかしいくらいなのも嬉しいところです。
教室のメンバーも少ないから仲良くもなりやすいですしね。
じゃあ、次は会話をするために机は必要?
教室の机「・・・」
ということで、机は教室よりキレイに消え去り、先生・友達との間を遮るテーブルはなくなりました。
その後、教室で机の姿を見た者は誰もいない。
ちなみに、椅子の横に小さなサイドテーブルが付いているので、教科書やノートはそこに広げることができます。
まさに「少人数クラスでドイツ語コミュニケーションを勉強する学校」というワケです。
個人的には、この机をなくしたコミュニケーションスタイルがスゴク素敵だなと感じていて、街の雰囲気もあいまって、今から留学するなら行きたい街ベスト3には入るところです。
ドイツ語の授業レベル
ドイツ留学では、ドイツ語をドイツ語で勉強する。
理屈では分かるのだけれど、いったい全体コレって何ごとよ!
先生の喋るドイツ語がまるで何かの呪文のようですわ。
なんて、最初はビックリしますが、ドイツ留学するからには、ドイツ語の授業はドイツ語で受けます。
ドイツ語ネイティブ講師が話すドイツ語に耳を傾け、ドイツ語を勉強するワケで、あたり前なのですが毎日がドイツ語漬けです。
日本語は1ミリも姿を見せてはくれませぬ。
そんなドイツ語の授業ですが、教室はレベルごとに別れていて、自分の語学レベルに合わせたクラスで勉強します。
授業が簡単に感じるなら、飛び級もあり、難しすぎるなら一つ下のレベルの教室に移動するのもありです。
「ドイツ語での会話を中心に勉強するよー」
とはいえ、「リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング」どれも総合的に基礎から学びます。
まずは一般的なドイツ語会話、いわゆる日常会話から初めて、中級・上級に進むにつれ少しづつアカデミックな内容へ変わって行きます。最終的には大学受験レベルを目指してドイツ語を学びます。
授業のペースは、8週間で1つレベルが進級するペースです。
初心者レベルなら、まずはA1クラスから入学です。
ここで約2ヶ月にわたるドイツ語A1のレッスンを経て、次のA2レベルに進級して行きます。
クラスはA1・A2・B1・B2・C1・C2と全6段階。
初心者でも遅れることなく1年間通えば、上級レベルに到達するよう授業カリキュラムが組まれています。
長く通えば、きっとドイツ語力でムキムキになった自分が爆誕するはず。
もちろん、大学進学や企業で通用するビジネスレベルのドイツ語力の習得には個人差があります。
日本で徹底的にドイツ語を学んでいた人なら、半年ほどで大学に進学することもあったり、勉強が遅くなると、少なくとも1年〜2年の勉強期間が必要にもなったりです。
時に焦る気持ちも分かるのですが、語学は続けること&とにかく喋る機会を多くすることが重要です。
とにかく喋って、間違えて、復習して、また喋って、時にはビールを飲んで。
これの繰り返しで身について行きます。
喋ろうにも何を言っているか分からない。聞き取れないよ。
そんな時は、聞き取れない言葉を確認して、まずは喋れるように練習です。すると聞き取れるようになります。
何を歌っているかサッパリ聞き取れない曲でも、歌詞カードを見たとたんに理解できるようになる。そんなことはありません?
ドイツ語にもこれと似たようなところがあります。喋れると聞こえます。
慣れてくるとドイツ語で夢を見たり、ドイツ語で考えてみたり、ドイツ語で理解してドイツ語で答えるから、日本語に訳すことが難しく感じたりと、不思議なことも起きてきたりです。
フライブルクで1週間ホームステイ留学してみた感想
さて、アルパディアのリアルな留学体験はどんな感じなのか?
ココは知っておきたいところ。やっぱ口コミですよ。
ということで、アルパディアにホームステイしていた学生さんの模様をご紹介。
申し訳ないことに、私はフライブルクではなくて、ハイデルベルク&ベルリンに留学していたのです。
当時の私は、フライブルクの存在すら知りませんでした(汗。
こんな学校あったのか!?という驚きだったワケです。
入学初日にクラス分け、教室には6名!
いざ、1週間のドイツ・ホームステイ留学へ。
入学初日、まずはクラス分けです。いったいどんな教室に入ることになるのか。
テストは入学初日に受ける、あるいは事前にオンラインテストを受けることができて、テスト結果のドイツ語力に合わせて入学するクラスが決まります。
学校に到着すると、さっそくクラス名簿の張り出しが!
入学前にオンラインテストを受けておいた私は、名簿を確認していざ教室へ。
気になるクラスの顔ぶれはというと、
スペイン人・スイス人・アメリカ人・イタリア人・フランス人
そして、私。
以上、全6名!
クラスの合計人数・・・6名!!
そんな小さなクラスで、私のドイツ留学がスタートしたのでした。
参加型のドイツ語授業!
午前中のドイツ語授業は、9:00からスタートです。
授業は前半と後半に分かれていて、どちらも90分の授業。合計で180分です。
これが毎日なので、なかなかに濃密なドイツ語タイムを過ごすことができます。
ドイツ語の授業は、コミュニケーション重視と言うだけあって、まさに参加型!
クラスメイトがとにかく喋る!喋る!
全員とってもお喋りなのです。
最初はもう、授業についていくのがとにかく大変で・・・。
初日に理解できたのは、おそらく喋っていることの半分くらい。
分からない残りの部分は、こっそり英語でクラスメイトに聞いてみたり。
やっとのことで前半の90分が終了。
前半と後半の授業の間には30分の休憩タイムがあって、休憩タイムになるとクラスのみんなで近所にあるフライブルク大学の図書館に行ってました。
図書館にはカフェがあって、搾りたてオレンジジュースが飲めるんですよね。これがまた美味。
毎日の休憩時間は、みんなと一緒にカフェに行って、なんでもない話をドイツ語で喋ってくつろぐ日々でした。
休憩が終わると、後半の90分授業がスタート!
一般的なドイツ語を中心に、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングなど、ドイツ語に必要な基本を学んでいきます。
午前・午後の授業も会話・コミュニケーションを重視して進むのですが、私はさらにプラスして会話の授業も取っていました。
なので、授業が終わると時刻は午後の13:30。
ドイツ語をいっぱい喋る1日がこうして幕を閉じます。
放課後を過ごしたら夕方にはホームステイ先へ帰宅です。
ホームステイ先は1人暮らしのお母さん家庭
フライブルクのホームステイ先は、1人暮らしのお母さん家庭へ。
お子さんもいるそうなのですが、なんでも今はお家を出ているそう。
ホームステイ先のお母さんにはすごく良くしてもらいました!
放課後になると、黒い森こと「シュヴァルツヴァルト」まで一緒に行ってみたり、お母さんがクラシック音楽好きということもあって、教会のオルガンコンサートにも連れて行ってもらいました。
さらに、なんとお母さんは料理上手!
ドイツの夕食はカルトエッセンと言って、噂には冷たい料理を食べると聞いていたのですが、お母さんは毎日温かい料理を作ってくれました。
食後はテレビドラマをみたり、その日の出来事をドイツ語で喋ったり、ホームステイでの毎日はとても楽しかったです。
ドイツ語の会話に囲まれた1週間とはいえ、私はたった1週間だけのドイツ留学です。
もちろん、この短い期間でドイツ語がものすごく喋れるようになったワケではないです。
でも、私にとっては初めての留学で、それもドイツでの留学で、目の前に広がる景色から、ドイツでの日常生活から、友達との何気ない会話から、新しいことだらけで全部がとにかく刺激的でした。
それこそ、毎日がとっても充実した1週間でした。
ドイツ語はもっと喋れるようになりたい!
帰る頃には、そんな気持ちも増えていて、やっぱり行って良かったなと思った留学でした。
アルパディアを選ぶ3つのメリット
数あるドイツの都市から、アルパディアを留学先に選ぶメリットは?
オススメポイントと少し重なる部分もあるのですが、まとめてみました。
1.ドイツ語の会話を重視
やっぱりコレです。
ドイツ語でのコミュニケーションを重視した学校というのは外せないポイントです。
ドイツ広しと言えど、机まで取ってしまった語学学校はそうそうお目にかかれません。
ドイツ語の会話をガチで勉強する気合いを感じざるを得ないです。
2.少人数クラス
ドイツの語学学校は、1クラス10名以上など、人数の多い教室も少なくはありません。
どれだけ増えても最大12名という少人数クラスもポイント。
人数が少ないから、ドイツ語を発言する機会も増え、グループワークもはかどります。
クラスが多いと、つい遠慮してしまうんですよね。
ここで私が質問しても大丈夫?授業を中断しちゃうし、ついでに皆から注目されるのもちょっと・・・。てな感じで。
でも人数が少ないと、もはや周りはみんな友達なワケで、先生にも質問しやすくて、気を使いすぎずに主張もできます。
3.日本人が少ない
フライブルクという街の知名度が低いからか、日本人の留学生は少ないです。
やっぱり、ミュンヘンだったり、ベルリンだったり、ハイデルベルクだったり有名なドイツの街に留学しますよね。
知名度アップのためなのか「レオナルド・ディカプリオ」をパンフレットに起用するなど、大胆なPRを打ち出したこともあったりもしますが・・・。
ということで、日本人およびアジア人が少ないです。
ドイツ留学中はアジア色を無くしたい!
日本人との交流を封印して、語学の勉強に徹したい!
という人にはピッタリの環境です。
アルパディア2つのデメリット
これぞメリット!
ということでも、よーく考えてみるとデメリットな気もしてくる。
アルパディアのデメリットは、まさにメリットと表裏一体なところにあります。
1.日本人が少ない
日本人はいなくて大丈夫じゃない?
そう思う気持ちは十分に分かります。
たしかこれはメリットでもあるんですよね。
ただ、とはいえ気軽に相談できる人が1人もいないのは、それはそれで辛いです。
身近に1人でも同じく留学して頑張っている日本人の同士がいる。
たったそれだけのことが、時には力強く感じることもあります。
2.クラスの人数が少ない
クラスのみんなと仲良くなれると最高の環境!
これもまたメリットなのですが、なんだか気の合わない奴がいる。
そうなれば小さいクラスゆえに、なかなか居心地も悪くなりけりです。
クラス替えはいつでもOKなので、自分に合わないクラスとあれば、違う教室に移動あるのみ。
とはいえ、なんだかなぁと思う部分はあるかも。
クラスの友達との相性は、言い始めるとどの学校に行っても同じではあり、巡り合わせではありますね。
入学お申し込み受付中
少人数のクラス編成で、なによりドイツ語を喋ることを大事に考えた学校アルパディア。
日常ドイツ語会話を喋りながら覚えたい!
そんな人なら、きっとピッタリはまる学校です。
ドイツ留学の候補にフライブルクも考えてみようかな、という人の参考になれば嬉しいです。
アルパディアの学校情報はドイツの学校情報を集めた姉妹サイト「インフォシューレ」にも掲載中です。
もちろん、学校の質問やお申し込みは日本語で受付ているので、気になる方は合わせてチェックしてみてください。
少しでもドイツ留学の参考になれば嬉しい気持ちです。
他の都市の学校についても「インフォシューレ」でご紹介中です。
合わせて参考にしてもらえるとサイトを自作した身としても嬉しい限りです。
ではでは。
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