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ドイツ語の授業が難しい!と感じたら語学学校のレベルを下げべき理由

level ドイツ語の授業が難しい!と感じたら語学学校のレベルを下げべき理由

頑張って留学したはいいけど、授業のレベルが高すぎるッ!

まさか、ここまで授業に付いて行けないとは・・・あんなに日本で勉強したというのに。

「こんなのってないぜ!何かの間違い!嘘だわ!」

頑張って準備したというのに。ドイツに留学したというのに。思った以上にチンプンカンプンですよ。

「なんでやねんッーー!」

思わずツッコミも入れたくなるってもんです。

分からないなら予習と復習を頑張ればいいのではないか?

確かにその通り。そりゃあ、みっちり勉強して授業に挑んでみます。それでも分からないんですよね。なんとも不思議なことに。何を説明しているのかさっぱり分からない。

ていうか、他の人はちゃんと分かってるの?授業を理解してる?

実はみんな分かっていなかったりしてね。なんて思ってみたり。

いったい、どうすればいいのか?

結果から言うと、そういう時はクラスのレベルを下げたほうがいいです。

授業が分からなくなる理由

これはドイツ語に限ったことではなくて、英語にしても同じことが言えるのですが、外国語を理解できない主な理由は2つあります。

1つは正しい発音を理解していない。

そしてもう1つは、今まで習った授業の内容を理解できていない。

この2点です。

考えてみれば日本語もそうですよね。

例えば、植物の『花』と顔の一部の『鼻』。この2つはまったく同じ『はな』という言葉ですが、意味はまったく違いますよね。

どちらか片方、例えば『花』という意味しか知らない人に、どんなに『鼻』の話しを熱く語ったって(鼻について熱く語る人はいないと思うけど)きっと理解してもらえないはずです。

両方の言葉の意味を知っていて、発音を正しく理解していて始めて両方を聞き分けることができます。

これが複雑に入り組んでくるのだから言葉はややこしいです。

だから簡単な単語から順番に勉強していくわけですよね。

ドイツ語って(英語もそうですが)勉強し初めてすぐにはビジネスレベルの会話なんて誰も理解できないです。

これがもう、てんで分からないです。

だから始めは誰だってアルファベットから、基本的な文法から勉強をスタートしていきます。

始めのスタートはみんな同じなんです。アー、べー、ツェーを覚えるところからスタートです。

アルファベットから勉強を始めて、アイハバペーンを学んで、定期テストでどこまで理解できているかを確認するわけですね。

ここまではいいんです。

問題はこの後です。

だんだんとレベルが高くなっていきます。

そして、気がついた頃には差が出ているんですよね。不思議なことに。みんな同じスタートのはずなのに。

これって部活にも同じことが言えます。学校の部活だって最初のスタートはみんな同じですよね。

でも、ある時にふと気がつくんですよね。

あれ?アイツ、オレより上手くない?って。

いつの間にか差がついています。おんなじように練習してきたはずなのにねえ。

こういう時にムリして食らいついて行くのもスポ根ですが、ただがむしゃらになればいいってものじゃないですよね。

大事なのは、今の自分は強いアイツと比べて何が足りていないのか?

ココだと思います。

ついていけないということには必ず理由があります。

前回の授業内容をきっちり理解できていないと、次に同じ内容が出てきた時、それも応用して登場でもしようものならピンチもピンチ、大ピンチですよね。というか分からないですよね。

過去に戻って勉強しなおすっきゃないです。ここをサボるわけにはいかないですよね。

そして、この部分をクリアすることが次のステップへと続くレベルアップになるわけです。

強敵を倒すにはレベルアップするまで自分に合った敵を倒して経験値を貯めていくしかないもんです。

レベルを下げるべき理由

誰よりも努力してる。自分はスゴイ頑張っているはず。自信だってある!なのにどうして?

頑張ってきたという実感があるだけにレベルを下げるって悔しいですよね。

ホントこういう時ってめちゃくちゃ悔しい。

とくに皆ができてるのに自分だけできないとか、悔しすぎます。もう泣けてきます。

ドイツに留学して語学学校に入ると、まずはクラスのレベル分けがあります。自分にあったクラスに入学して、勉強を進めていくのですが、どこかのタイミングで付いていけないということがあるんですよね。苦しい時がやってくるんです。

私の場合は始めっから入ったクラスに付いて行けなかったですけどね。

授業が進むスピードはみんなに対して平等です。ですが、学力が伸びていくスピードは人によって異なります。

1つのことを一瞬で理解できる人もいれば、理解するのに時間がかかる人もいます。

もっと深く理解してから次に進みたいという場合もありますよね。

どうしても人によって差が出てきます。

ここで、予習や復習を頑張って付いていけるなら、それが頑張り時だと思います。

ですが、もし付いて行けないなら、レベルを落とすのが賢明だと思います。

自分にあった授業レベルに落とす、もしくは余裕をもって下げる。

これって逃げるみたいで何だか格好が悪い気もしますよね。せっかく頑張ってきたのになって落胆もしたりです。

ですが、結果としてこれが後の自分を大きくします。

まず授業のレベルに余裕がでると、余裕ができた時間を使って自分の苦手な分野を強化することができます。

例えば発音が苦手なら、余裕ができた時間で徹底的に発音を練習することだってできますよね。

さらにレベルを下げると、どこまで自分が理解できていて、何が理解できていないのか。

この部分が明確に見えてきます。

必死になって付いて行っている状態は自分が思っている以上に視野が狭くなっていることが多いです。なので、何ができていないのかを自分でハッキリと見えていない場合があるんですよね。

まずは余裕のある状態にもどって、そこから体制を立て直す。

これも立派な戦略だと思います。

大事なのは授業のレベル上げではない

そもそも大事なことは学校の授業レベルを上げていくことではないですよね。

自分の語学レベルをアップしていくことです。

日常会話をマスターすることであったり、大学受験をパスできる語学レベルであったり、目標とするレベルに達することが最も大事ですよね。

学校の定期テストで満点を出すことも重要ですが、希望している学校の受験にパスすることのほうがより重要です。

立ち止まることがより目標に近づく一歩になるならば、勇気を出して立ち止まってみるのが1つなのです。

まっすぐ現状を突破できないなら、違う方法を考えてみるというわけですね。

はじめから流暢なドイツ語を喋ることはできないです。

思いのままに自由にドイツ語を喋ることができれば、そりゃあカッコイイんですけど、やっぱり難しいんですよね。いきなりはムリというものです。

では、どうすればいいか?

自分のレベルで話せる会話からドイツ語で繰り返しチャレンジするに限ります。

それも毎日コツコツと簡単な会話を繰り返してちょっとずつ上手くなっていきます。

簡単な会話なら慣れると日本語のように喋れるようになります。アイハバペーンが誰でも簡単に言えるように、他の文章だって繰り返していくうちに理解できて喋れるようになるんです。

いっきに上達する裏技のようなものは、サッカーやピアノが1日で上達することがないように、語学にだってありません。

できない箇所を繰り返し学習して、身につけていくことこそが最も上達への近道だったりします。遠回りと思っていた道のりが実は近道だった。これって後になってからしか分からなかったりもするんですけどね。

授業について行くことができない。

そう留学で困った時は、思い切って授業を下げてみるというのはいかがでしょうか。

ちなみに私は勇気ある撤退しまくりでした。

ちょっとでも参考になれば幸いです。

ではでは。

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  • ベルリンに在住していました。ドイツ留学アドバイザーでありライターでありシステムエンジニアです。ハイデルベルクとベルリンにある語学学校の公式エージェントでもあります。猫とお家大好きイエメンで、現在はミュンヘン姉妹都市の札幌に滞在し、東京・ドイツ・札幌をめぐり仕事中。最近の趣味はFF7Rです!留学相談したいかもな方はお気軽に連絡ください。詳細なプロフィールは自己紹介にて。

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