もう限界…留学先のホームステイが耐えられない時に取るべき3ステップ
日本では体験することができない海外ならではの生活を経験することができる。
そう、海外留学といえばホームステイですよね。
家族と一緒にご飯をつくったり、お互いの国のことを楽しく会話したり、休日は一緒にどこかへ出かけたり、ホームステイはまさに留学生活の醍醐味です。
そんな楽しいホームステイですが、慣れない生活や家族との相性などから時に限界を感じることがあります。
もっと夜遅くまで友達と遊んでいたいのに、家族が帰ってこいと怒る。
もういい大人なのに私の意見がまるで聞いてもらえない。どうして子ども扱いするの?
そもそも海外に留学してまでどうして窮屈な思いをしなきゃダメなのか。
もうこの家での生活に耐えれない。いっそ家を出たい!
でも、待てよと。
ホームステイ先をいきなり出て行くのっていいのか?
なんだかお世話になった家族に悪い気もするし、ホームステイにくじけたような、負けた気だってする。
ドイツに留学した私も1ヶ月ほどホームステイを経験し、ドイツ暮らしにも慣れてきた頃に自由のなさからホームステイについて考えるようになりました。
3ヶ月申し込んだホームステイを途中で切り上げてよいのだろうか。
それは逃げたことにはならない? ホームステイに負けたことにならないか?
「ホームステイどうだったよ?」
なんてことをもし友達に聞かれたら、
「いやぁ、ホームステイ途中で辞めちった」とか恥ずかしくない?
それにホームステイするために支払ったお金はどうなる?
いろいろ悩んだあげく、最終的に私が取った行動は、ホームステイ先から撤退。
つまり家出です。
いやー、我ながら華麗なる逃げっぷり。
しかし今にして思えば、あのタイミングで家を出て正解だったことは確信しています。
もしホームステイ先を予定より早めに出たい、どうしよう、そう悩んでいる人がいれば行動あるのみです。悩んでいる時点で心は決まっているはず。胸を張って家出しましょう。
ホームステイ先を出たい……いや、決めた、もう出る!
けど、どうすればいい?
スッテプ1 ホームステイの紹介先に相談
ホームステイを予定より早く辞める。そう決意したからといって、じゃあ明日すぐに荷物をまとめて家を出て行きます。さすがにこれはできません。
まずは、ホームステイ先を斡旋してくれた紹介者に家を出たいことを申し出る必要があります。
語学留学の多くはホームステイ先を学校から紹介してもらっていると思うので、学校の担当者に相談する必要があります。
学校の規定によっては、退室の何日前に学校に報告、学校からホームステイ先に早期退室の希望があることを報告することになっています。
早期にホームステイ先を去る場合は過ごしていない期間の料金は返金されることがほとんどなのですが、身勝手に家出をしてしまうと規約違反となり返金はありません。
貴重な生活費を手元に残すという意味でも、退出期間には気を配る必要があります。
私はホームステイ1ヶ月を経過したところで、2ヶ月の滞在でホームステイを終了したいと学校に伝えました。
ステップ2 家族に相談
学校への報告が終われば、次は家族に報告です。
学校に伝えたその日のうちに私は1ヶ月早めの退室を申し出たのですが、これが全然伝わっていませんでした。
ホームステイをしていた南ドイツの都市ハイデルベルクから、ホームステイの終了と同日にベルリンへ引っ越すということは入居の時に伝えていたので、早期退去の理由を聞かれた時は引っ越しの期日を早めたいからと伝えました。
ドイツでは家探しが大変なので、ベルリンにある語学学校の寮に入って、ルームシェアを早く見つけたかったのです。
家族も分かったと了承してくれたので、ほっと安心していたのですが、これが全く伝わっていませんでした。
引っ越し間近になって、早く家を出るなんて聞いてない、いやいや伝えたじゃないですかと、言った言ってないで軽くもめました。
「あなたの為に3ヶ月いっしょに暮らす準備をしていたのよ」
と言われたときは、なんだか申し訳ないことをしたな、と後ろめたさが残ったのですが、後にホームステイ先のご家族は私がホームステイ3ヶ月目を迎える日から2週間ほどの家族旅行を計画していたことが発覚。
いやいや、3ヶ月目の私を面倒みる気はじめっからないですやん。
ホームステイしている学生を家に残して家族が旅行に出てしまうことってドイツではけっこうあるあるなんですよね。
他の家庭でも両親が旅行に出てしまって家に誰もいない、これってホームステイの意味あるのかな?
という意見を聞いたことがあります。
その代わりに家政婦がやってくることも多いですけどね。
ステップ3 引っ越しの準備
家を出る事を決めたら、次はもう家探しです。
その日のうちに家探しを始めたほうがいいです。
ホームステイから寮に切り替えるという人も多いかもしれませんね。
寮に切り替える場合はホームステイ中に寮の内見を学校にお願いしておくのも1つです。
観るだけならタダですし、もしかすると寮に空きがない可能性だって有り得ます。
どの国もビザの取得についで難しいのが家探しなので、ホームステイを辞めるのはいいけれど、次に行く場所がない、ということにならないよう、次の一手をまずは確保しておくようにしましょう。
そういう意味では、ステップ3を一番始めに実行しておくのもよいかもしれません。
ドイツの家探しについては、
に詳しく書いてあるので合わせて参考にしてみて下さい。
ホームステイを早めに切り上げる人は多い
ホームステイを早めに辞めてしまうのは、仲良くしてくれた家族に悪い気がして後ろめたい。
そう考える人が多いとおもうのですが、海外ではホームステイを予定より早めに切り上げることは思いのほか多いです。
私の周りだけでも数名がホームステイ先の変更を行なっています。
何なら私がホームステイ先の滞在に悩んでるくらいなら切り替えたほうがいいとアドバイスされたくらい。
多くの人がホームステイを切り上げると次は寮に移り住んでいるので、やっぱり慣れない家庭での生活がつらいというのが大きな引っ越し要因のようです。
特に言葉に不自由がない学生でも、家族との生活リズムが合わない、家族との相性がよくない、ということを引っ越しの理由として挙げています。
せっかくお金をかけて留学しているのだから、生活をガマンしているほうがもったいない、自分にとってプラスにならないのなら、次の環境へ身を寄せたほうがよっぽどいい。
というふうに考える人は多いようで、ホームステイに限らず、授業も自分に合わないと思えばどんどんクラス替えを学校側に申し出る人も多いです。
留学エージェントに相談すると説得される?
なかには、留学エージェントを通して学校に依頼をかけてもらった人もいると思います。
なので、留学を手配してくれた担当者に相談するという場合もあるのではないでしょうか。
留学を手配してくれた担当者に相談すると「もう少しじゃないですか。辛いことがあれば相談に乗りますよ!ここで辞めたらきいっと後悔しますよ」なんて励ましの言葉をもらえるかもしれません。
エージェントの方はいつだって我らの味方です。優しいです。
とくに留学したての1ヶ月の心細さや海外でホームシックを味わったことのある担当者なら、なおさら気持ちをわかってくれます。
留学を斡旋会社に依頼する場合は、自分の行きたい国に実際に留学したことのある人にお願いするのがポイント。
確かに決めた期間まで頑張るのは達成感があるかもしれません。
ですが、こう考えてみるとどうでしょう。
もし今日がホームステイ最終日だったとしたら。
さて、ホームステイを延長したいと思いますか?
答えは言うまでもないですよね。
ダメだと思ったらさっさと違う環境に移って、ホームステイ生活では得られない経験をするほうがプラスになるのではと私は思います。
これからやりたいことを考えて、早期退室する意志が固いと伝えて、ホームステイ先からの引っ越しに協力してもらいましょう。
ホームステイがダメでも学校の寮にはいれば海外ならではの言葉の通じない環境に身を置くことはできます。
むしろ寮生と友達になるので、学べることや経験できることは増えます。
ルームシェアなら学生の枠を飛び越え、社会人との共同生活をすることだってできます。学生だらけのシェアハウスでの生活なんかも海外ならではですよね。
ドラマみたいな話ですが、同じ屋根のしたでの生活から恋愛に発展するなんてこともあります。
さいごに
自分の留学スタイルや勉強スタイル、学びたいことにバッチリ合致すれば最高のホームステイですが、その一方で自分と合わなければ最悪なのもホームステイです。
始めに決めた留学プランを途中で変更するのは勇気のいることで、どこか後ろめたい気持ちも分かるのですが、悩んでいるだけでは何も前に進まないのが留学です。
留学している時点でとても大きな一歩を踏み出しているので、いまさら何も気にする必要なんてないんですよね。
留学中はいかに自分の理想に近づいていけるか、それを模索できるかが自分にとって一番良いのではないかと思います。
迷っているくらいなら行動しちまえなにごとも、ではないでしょうか。
ではでは。
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