たった1日でハイデルベルク観光!絶対に訪れたい13のオススメスポット
古城とその城下町からなるドイツ・ハイデルベルクは、まさに中世ヨーロッパ。
石畳のメインストリートに絵本のような町並み、古城から見渡す風景はまさに絶景と、ドイツのいいところを全て詰め込んだ街です。
観光スポットは旧市街地に集まっており、街もそこまで大きくないので、1日あれば満足に観光できるのも魅力の1つです。
メイン通りからハイデルベルク城までを歩いて観光するのが王道ですが、実はそれまでの道のりに立ち寄らないと勿体ないみどころが多いのがハイデルベルクです。
ほんと、古城だけ見て観光を終えてしまうのはもったいない。
オススメスポットはまだまだ街の中に秘められています。
そこで今回は、ハイデルベルクに住んでいた私が街を10倍楽しむ絶対に見てほしい13カ所ご紹介したいと思います。
Top Photo by Chaim-Dönnewald
1.ハイデルベルク城を観光
城下町の始まるビスマルクプラッツから、スーッと長く続くハウプト通りをテクテク歩いて行くと、やがて辿り着くのがこの町のシンボルでもあるハイデルベルク城です。
やっぱりハイデルベルクに来たからには、古城の観光は外せません。
とくに古城から眺めるハイデルベルクの町並みは何度みても絶景です。
ハイデルベルク城まで行くルートは2パターン存在します。
1つは長く険しく坂道をひたすら登っていくルート。
そしてもう1つがロープウェイでラクラクと城まで行くルートです。
どちらを選ぶかはアナタ次第。
中世ドイツの町並みをぞんぶんに楽しみたい、という方は徒歩でお城を目指すルートがおすすめ。
ただし石畳がずっと続くので、それ相応の覚悟は必要です。
ハイデルベルク城はドイツ三大名城の1つとなっています。
さすがドイツ3本の指に数えられるだけのことはありますよね。見て下さいこの感じを!
いい感じの中世とほどよい廃墟がぐあいの交錯っぷり!
ちなみに、その昔「レ・ミゼラブル」の著者ヴィクトル・ユーゴーが好んで散策した場所としても有名です。
やはり、この歴史ある風景はなにか刺さるインスピレーションを与えるのでしょうか。
お城の中には、世界で一番大きな酒樽があったり見所も多いです。
じっくり観光しているとそれこそ1日が終わってしまうくらい。
全部みていると足もパンパンになります。
ハイデルベルク城に登ってきた人だけが見ることのできる城からの眺め。
見渡す限りに続くオレンジ屋根の街並は、やっぱりヨーロッパらしくて気持ちいいです。
城まで徒歩であがって来た人は、必至に歩いてきた達成感もプラスされるのでホント感動ぐあいがスゴイです。
2.カールテオドール橋
古城と橋と城下街と中世ヨーロッパを感じる三大要素を全て取り入れたのが古都ハイデルベルクです。
古城とセットで訪れておきたいのが、ここカールテオドール橋(アルテ橋)です。
橋からはハイデルベルクの町並みと古城、そしてネッカー川を一緒にみることができるので、古城からとはまた違った絶景を楽しめます。
このカールテオドール橋は、1786年にカール・テオドール選帝皇の命により建てられ、もともとは木造の橋で屋根まで付いていたそう。
今ではすっかり街の観光スポットになっていて、カメラを片手にもった人が多く訪れています。
3.サルに頭を入れる
カールテオドール橋のすぐ傍にちょこんとおわすのがこの猿です。
なんでも、手に持つ金色の鏡を触るとお金持ちになれるという言い伝えがあるとかで、大勢の観光客がすがるように鏡に触っています。
もちろん私も念じるようにスリスリしておきました。
Photo by Gwydion M Williams
よく見ると猿の内側は空洞になっていて、勇敢な旅人たちは我こそはと頭をつっこんで写真を撮っています。
楽しそうに写真をとっていますが、なんだか圧迫感があって頭をつっこむのは思った以上に勇気がいるんですよね。
ローマにある真実の口みたいに、「抜けなくならないよね?」と不安にもなったり。
橋のすぐ近くにあるのですが、意外と見落としがちな場所なので要チェックです。
4.おみやげには学生のキス
ハイデルベルク名物といえば、お菓子「学生のキス」です。
ドイツのお土産に悩んだら絶対にコレです!
ドイツ通の方に渡せば、「あら、ハイデルベルクに行ったのね!」と反応してくれるほど超有名。
お店の名前は「クネーゼル」、カラフルでコンパクト、絵本のなかにも登場しそうなお店です。
中国人観光客はツアーの途中でわざわざ立ち寄っていたりもします。
お店についてはこちらの記事にて。
5.路地を散策
旧市街地の中心を歩くハオプト通りにはカフェやレストランも多く、まさにメインストリートなのですが、通りを1本外れてみてください。
すると広がる路地裏なのですが、これがスゴク可愛いです。
メインストリートはそれこそ観光客が多くて、道に面して開いたお店もたくさんあるので、活気に溢れる観光地といった町並みです。
おみやげ物屋もあるので、日本の観光地に近い雰囲気でもあります。
路地に入るとすっと客足が遠のき、静かな街並が広がっています。
このギャップがほんと不思議の国に迷い込むみたいに冒険心がくすぐられます。
もちろんメイン通りを外れたからといって治安が悪くなるということもありません。
この誰もいないドイツの町並みを静かに歩くのは、知る人だけが知っているルートです。
小さい街なので道に迷う心配もないので、街歩き好きは歩いて損なしです。
6.カフェ巡り
メインストリートから1つ外れた通りには、地元の人がよく利用する街の小さなカフェが並んでいます。
日本と違って街にコンビニがないせいか、街中には小さなカフェがぽつぽつとあるのがドイツです。
ちょっとした休憩に、軽くコーヒーを飲みに、気軽に利用するのがドイツスタイル。
それこそ1杯のコーヒーをテイクアウトするにも最適です。
カフェの内装は入ってびっくり、異国情緒の漂うオシャレな店内がほとんど。
フリーWi-Fiが使えるカフェも多いので、ドイツカフェはスゴク快適です。
「ハロー」と一声かけて、街歩きにつかれたらぜひ休憩を。
7.教会
ヨーロッパといえば、やっぱり教会ですよね。
街のいたるところに教会が建っているのは、まさにヨーロッパらしい風景です。
ハイデルベルクでは、マルクト広場にある聖霊教会がもっとも大きく、この街一番の壮麗さです。
ハオプト通りには街の小さな教会もあります。
派手な装飾や目を見張るステンドグラスがあるわけではないのですが、その質素なところがたまらないです。
教会の中は少しひんやりとしていて、神聖な空気が満ちています。
8.城下町で雑貨屋めぐり
ハイデルベルクの城下町は他のドイツ都市と比べておみやげ屋さんが多いんですよね。
さすが観光都市というだけのことはあります。
ドイツといえば、クリスマスマーケットが有名です。
ハイデルベルクには1年中クリスマスグッズを買えるKätheWohlfahrtというお店があり、多くの観光客でにぎわっています。
メインの通りにあるので、古城を目指して歩いていると必ず目につきます。
レストランの多いマルクト広場には雑貨屋もたくさん。
ちょっとした小物やデザイン性のある雑貨が多いので、見ているだけでも十分に楽しめます。
ほかにもオリジナルグッズを扱うお店や、アート雑貨を取りそろえた個人店舗もたくさんあるので、小物が好きという方はぜひ通りに開くお店に目を凝らしてみてください。
9.街の本屋が可愛い
ハイデルベルクで見ておきたいのが本屋さんです。
観光で本屋を訪れるという方は少ないと思うのですが、ハイデルベルクの本屋さんは入ってビックリ、めくるめく古本の世界が広がっています。
そして何より古本の並ぶ本屋さんの内装がとってもなのキュートです。
山のように摘まれた古書の数々。
なんだかまるで映画の世界に迷い込んだみたい。
欲しい本を探し出すだけでも苦労しそう・・・。
ドイツ語で書かれている本が多く、ほとんどが容易には読めない。
本というよりもはや古文書です。
浪漫を感じますねこれ。たまらん。
路地裏の通りには、オレンジの壁が特徴的な古書堂もあったり。
古書の山に埋もれているのは、ビブリアな古書堂にいる黒髪の乙女・・・
ではなく、金髪のマダム。
みっしり古書で埋まったヨーロッパのお部屋というのも味わい深いです。
10.ドイツグルメを堪能!
旅行といえばやっぱり美味しいご飯ですよね!
せっかくドイツに観光するなら地元の美味しいドイツグルメが食べたいというものです!
ご飯よければ全てよし。
旅先ではご当地グルメを味わう。これぞ旅の醍醐味です。
なかでもオススメなのがドイツのカツレツが味わえるシュニッツェルハウスです。
ここのドイツ料理はほんとうに美味しい。
特製ソースのかかったカツレツがなんと100種類もあるんです!
そして合わせて味わいたいのがドイツビールです。
ドイツビールの種類は豊富そのもので、濃厚なものから、さっぱりしたもの、フルーティーなものまでとその味は様々。
日本のビールは苦手、という人もドイツビールなら飲めたりもするので、ぜひお試しあれ。
11.学生牢
ドイツ最古の大学を持つハイデルベルクは古代から続く学生の街としても知られています。
その昔、学生たちが悪さをする度にぶち込まれていたのが、学生牢です。
ここが今では観光スポットとなっています。
学生牢のなかはとにかく落書きだらけ。
なかでも影絵風のイラストが大量に描かれていて、これは当時流行っていたイラストなのだそう。
牢に入れられた学生自身が自分の名前と共に記念に書き残したそうです。
12.哲学者の道
カール・テオドール橋のふもとから山に向かって続く道を抜けた先。
そこに待っているのが、哲学者の道です。
なんだかトトロの住んでいる森のような雰囲気のある山道なのですが、ここを登っていくと辿りつく哲学者の道は、ハイデルベルクで最も美しい絶景を見ることができる場所でもあります。
ほどほど険しい山道が続きます。
古城ものぼって哲学者の道ものぼるとなると、相当な体力が。
これ、ほんと石畳が足にかなりのダメージを与えるんですよね。
やっとの思いで、到着。
哲学者の道はその名前とは裏腹にマラソンに汗を流す人たちの姿が多い。
哲学者の道の上にも「RUN」の文字が。
なんだかもう哲学というより、スポーツマンの道なんじゃ・・・。
13.ハイデルベルクの全景をみわたす
哲学者の道からはハイデルベルクの全景を見ることができます。
苦労して登ってきた分、披露と達成感と感動が合わさってより美しく見える!
ここから眺めるハイデルベルクの街並はホント絶景そのもの。
まさに、この眺めを見るために登って来た、という感じです。
ハイデルベルク観光のハイライトです。
ちょっとした登山なので、この後に飲むビールがまたうまいんだ。
さいごに
Photo by HDValentin
ハイデルベルクのみどころ13カ所いかがでしたでしょうか?
ハイデルベルク城をじっくり観光して城下町でビール三昧、というのもいいですが、個人的には街並をのんびり楽しみ、カフェやネッカー川の川辺でビールをぐびぐび味わう、そんな観光がおすすめです。
ゆっくりとドイツらしい古都を楽しむ。
そんな旅の参考にしてなれば嬉しいです。
ハイデルベルクの街並みはギャラリーページでも公開中!
街の様子をもっと見たいという人はぜひ合わせてご覧ください。
ではでは。
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