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ゼミや講義で変わるドイツの大学授業!1週間は課題で終わる?

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進学するための学力もそうだけれど、大学の授業はどんな雰囲気なの?

やっぱり海外だから、日本の大学とは違う?

ドイツの大学で行われ講義やゼミが気になる!

そんな方も多いかなと思います。

こんにちは!ゲストライターでドイツ語講師のばうしゅけです。

ということで、今回は私の通ったハイデルベルク大学の授業や課題についてご紹介したいと思います。

ちなみに、私の専攻は『外国語としてのドイツ語を研究する学科』という学科です。

学科のことは「ドイツの大学で勉強できるハイデルベルク大学のドイツ言語学とは?」でもご紹介しています。

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ドイツに留学して、ドイツの大学進学に興味あり! とはいえ、ドイツなので大学のことは未知数で、まわりに海外に進学した人もいない。 いったいドイツでどんなことが学べるの?進学し

気になる方は、ぜひ合わせて確認してもらえると嬉しいです。

入学式はなく、初日は入学オリエンテーション

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順を追って紹介すると、まずは入学式ですよね。

ドイツには日本のような『ザ・入学式』という堅苦しいイベントはなく、入学はサクッとしたものです。

だからと言って、何もないワケではなく。

入学した初日には、いちおう留学生向けのオリエンテーションがありました。

オリエンテーションでは、学生証はどう作ったらいいか、住まいの相談はどこにすればいいかなど、学生生活を送るために必要なことを教えてもらいました。

あと、困った時に先輩に相談できる『バディ・プログラム』やクラブ活動の案内が入ったファイル一式もここで入手!

「クラブ活動があるの!」

と思った人もいるかもですが、クラブ活動は日本に比べるとスゴク少ないです。

全体のオリエンテーションが終わると、次は学科ごとに分けられ、先輩が食堂やキャンパスの場所をご案内。

この時とても助かったのは、自分と同じ学科に他にどんな留学生がいるのか自然とわかったこと。

これなら校内で会った時、話しかけやすくなりますよね。

あとは、具体的に学科ではどんなことを学ぶのか、授業の内容や卒業までにすべきことなどの説明も受けます。

「ついに始まる大学生活!」

やる気満々だったのは、もちろんなのですが、

「これからはドイツ語ネイティブに囲まれた学校生活なんだ!」

ということに、若干不安だったりもしました。

教室の雰囲気は授業タイプによって変わる

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実際の授業はどうなのか?

日本の大学の授業に比べて、総じてアクティブなのは間違いないのですが、授業によって少しタイプが異なります。

授業は『Vorlesung』『Proseminar』『Seminar』といった種類があって、大きくはゼミタイプか講義かに分かれます。

授業の進行や学生の発言度は、授業の種類によって違ってくる。

というわけですね。

講義タイプのVorlesung

Vorlesungは講義タイプの授業です。

日本の大学と同じように、大ホールに多くの学生が座り、先生の授業を聞くという感じですね。いわゆる大学の講義という感じです。

講義では自発的に質問する学生もいますが、スマホをいじっている学生もいたり。

なかには途中で帰ってしまう学生もいます。

ちなみに、Vorlesungの評価方法は試験です。

ゼミタイプの『Proseminar』『Seminar』

講義タイプの『Vorlesung』に対して、ProseminarやSeminarでは、より積極性を求められます。

先生からは頻繁に質問を投げかけられ、学生側も分からないことがあれば、すぐに質問をしています。

Proseminarの評価方法は試験か論文ですね。

Seminarになると、授業を進めるのは、もはや先生ではありません。

まず最初の授業で担当のテーマを決めます。

授業はテーマに沿って、学生が生徒みんなの前に立って発表する形で進みます。

発表が終わったら質疑応答です。

ここでも、学生から学生に対して質問が行われるので、それこそ授業中の先生はというと、困った時に助け舟を出すくらい。

評価方法は授業の発表に加えて、学期末の試験もあったり。

Seminarは学生側の負担が大きいこともあって、取れる単位はVorlesungの倍ほど!

ただ、Seminarの授業を取っている時は、自分の発表が近づくにつれて、下準備の負担と緊張はすごかったです。

課題だけで1週間が終わってしまう?

大学生といえば、学問の研究、そして課題ですよね。

大学には「moodle」というインターネットサイトがあって、課題はそこで管理されていました。

サイトに授業名とパスワードを入れると、先生が登録した課題がダウンロードできるようになっているのです!

多くの授業では、次の授業で扱うテーマの『論文』がアップロードされています。

教科書を使った授業だと、次までに読んでおく章が指定されることもありますね。

なので、授業によっては、読むべきテキストは大量。

何十ページもある論文を複数チェックしておくこと。

なんて、ムチャブリな課題が出ることもあったり。

他にも、論文の要点を理解できるよう、問いを書いたプリントを追加する先生もいますね。

授業ごとに読むべきものが山のように増えていく・・・

課題をやるだけで、一週間はあっという間に終わってしまうこともあったりです。

なので、時間割を作る時は課題のことを考えて、授業を詰め込み過ぎないのも重要ですね。

授業が始まる前、留学生の間で「全部読めた?」なんてやりとりもよくあります。

留学生ならサボりは勇気と覚悟が必要

「日本の大学なら、今日は講義をサボっちゃおうかな」

日本だと、そんなセリフを聞くこともありますよね。悪くも大学生らしい会話(?)かもしれないです。

そんな授業のお休み事情。

ハイデルベルク大学ではどうかと言うと、ほとんどの授業で2回まで、欠席が認められていました。

不覚にも寝坊してしまったり、体調が悪かったりで休むことはありましたが、それも2回まで。

ただ、ドイツではちょっと注意が必要!

じつは授業をサボろうにも、留学生には結構な勇気と覚悟がいるのです!

とくに『Vorlesung』の授業は、なんとなく退屈そうなこともあって「行かなくてもいいかなぁ」なんて気分になることもあります。

ところが、実は講義タイプの授業ほど、要点が何なのか分からなくて、休むとついていけなくなる可能性大なのです。

例えば、必須科目の1つに『文化とは何か』という講義がありました。

名前からして、なかなか抽象的ですよね。

この講義に苦い思い出が1つ・・・。

なぜか先生の話す内容が分からなかったんですよね、この講義。

理解できないと言うより、耳から耳へ抜けていく?

そんな感じで、頭に入ってこないのです。

日本の講義でも、あの教授は何を言っているのか分からない。なんてこと、ありますよね?

講義『文化とは何か』は、まさにコレでした。

それこそ、文化とは・・・

 

何なのか?

 

仕方がないので、いつも出席するたびに授業を録音していました。

結果、録音を後から聞いても、よくわからず。

仕舞には、何が分からないのか自分にも分からない。

 

文化とは、いったい・・・?

 

退屈な講義は、「出席しても付いて行けない」そんな授業の可能性も秘めているので、留学生にとってサボリは特に要注意です。

ちなみに、試験には落ちて追試となったのですが、2回目の追試できっちり合格できました。

以上、ハイデルベルク大学の授業の様子を一部ですが、お届けしました。

細かい部分は大学や学部によって違ってくるのですが、ドイツの大学を考えている方の参考に少しでもなれば、嬉しい気持ちです。

ではまた。

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  • ベルリンに在住していました。ドイツ留学アドバイザーでありライターでありシステムエンジニアです。ハイデルベルクとベルリンにある語学学校の公式エージェントでもあります。猫とお家大好きイエメンで、現在はミュンヘン姉妹都市の札幌に滞在し、東京・ドイツ・札幌をめぐり仕事中。最近の趣味はFF7Rです!留学相談したいかもな方はお気軽に連絡ください。詳細なプロフィールは自己紹介にて。

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