ドイツのクリスマスマーケットは家族へのプレゼントを買う場所?
第2アドヴェンドを過ぎれば、ベルリンの街もいよいよクリスマス一色!
こんにちは。ベルリン在住の留学・移住コンサルタントをしている川嶋です。
ドイツのクリスマスといえば、やっぱりクリスマスマーケットですよね。
キラキラと光るイルミネーションにソーセージの焼ける香ばしいにおい。
クリスマスオーナメントを扱うヒュッテは色鮮やかで、寒いドイツを明るく照らすマーケットは見てまわるだけでも楽しいもの。
そんなドイツの冬の名物クリスマスマーケットですが、どのように始まったのかをご存知でしょうか?
冬のドイツといえばクリスマスマーケット
冬のドイツは夜が長くて寒いのですが、そんなドイツを明るく照らしてくれるキラキラした存在といえばクリスマスマーケット。
ドイツのなかでも首都ベルリンはいろんな場所にクリスマスマーケットが現れる街で、
それこそ街中をぶらっと観光していると、
「おぉ!クリスマスマーケット発見!」
ということも珍しくはありません。
ツォーロギッシャガルテン駅こと通称ツォー駅から歩いて数分の場所にもクリスマスマーケットがあります。
駅を出てバスターミナルを横切ると、すぐ見えて来るクリスマスイルミネーションです!
大きなクリスマスツリーにキラキラ光るイルミネーションのライト。
スタンドからは香ばしいにおいがして、冷えた体を温めてくれるのはホットワインことグリューワイン。
冬のドイツを陽気に楽しめるイベントとあって、やっぱりクリスマスマーケット巡りは外せないです。
ちなみに、このマーケットの中心にあるのはカイザーヴィルヘルム教会。
この教会はよく見ると塔の上のほうが壊れたままになっているのが特徴です。
これは空爆による攻撃で破壊されてしまったからで、戦争を警告する意味で今もそのままの状態で残されています。広島にある原爆ドームみたいな感じですね。
隣には新教会として建てられた青い建物があり、こちらは夜になると青いステンドグラスが輝く神秘の空間。
なんとも幻想的というか、青の神秘に満ちた世界というか
「う、美しい・・・」
の一言です。
クリスマスマーケットの始まりって何?
さて、今でこそ冬の定番になっているクリスマスマーケットですが、そもそもの始まりって何なのでしょうか?
クリスマスマーケットができたの何故なのか?
もちろん宗教的な意味合いもあって、クリスマスマーケットの起源は諸説あり。
なかでも私が聞いたクリスマスマーケットの始まりは
『クリスマスプレゼントを調達するところ』
というもの。
ドイツのクリスマスは24日の聖夜に始まり、25,26日と3日間あります。
この期間に家族に会ったり、近しい友達に会ったりしてクリスマスを楽しむのがドイツ流です。
そして、忘れちゃいけない大切なことがプレゼント交換です!
このプレゼント交換がまぁ大変。
ドイツでは子供だけではなく大人を含めた家族全員にプレゼントを配ります。
おばあちゃんには暖かい靴下、おじいちゃんには欲しがっていた本、お父さんには、お母さんには、兄弟には・・・と永遠に続いていくプレゼントリスト。
もちろん、あげた分だけ自分もプレゼントをもらうわけなんですけどね。
なので、クリスマス直前のショッピングモールやデパートは賑わっているというより、
どこか、殺気立っています。
「あーもう、あと1人何をあげていいか分からない人がいる。どうしよう!」
といった感じで、みんな焦っているんですよね。
そんなドイツのクリスマス事情は昔からあって、ショッピングモールのない時代はそれこそクリスマスマーケットで家族に贈るクリスマスプレゼントを調達していたようです。
なので、ちょっとしたプレゼントにぴったりなものがクリスマスマーケットにたくさんあるんです。
例えば、この光る星は昨年のクリスマスにチョイスしたプレゼント。
他にもプレゼントにピッタリな色とりどりのキャンドルだったり、
ドイツの冬には欠かせない、あったかい帽子もあったり。
食べ物ならサラミなんかもいいですね。
種類が豊富でヘーゼルナッツや果物が入ったものから、トナカイやロバ肉のサラミなどなど、いろんなサラミが並んでいます。
ちなみにサラミは日本に持ち帰ることができません。
お土産に持って帰りたいほど美味しいんですけどね。
冬のドイツ土産にもオススメで定番のアイテムといえば、やっぱりクリスマスオーナメントですよね。
小さな雑貨が好きな人にはこれがたまらないです。
クリスマス飾りのなかでもツリーに飾るアイテムはそれこそたくさん並んでいて、種類も豊富です。
同じ天使の飾りだけでもこんな感じで、ちょっとずつデザインが違います。
あと、クリスマス仕様のハリボのグミなんかもあったり。
ドイツのグミといえばやっぱりハリボですよね。
一袋1ユーロでお値段もお手頃なので、旅行のお土産にもピッタリです。
屋台の定番はソーセージ
マーケットでプレゼントを見て回るのもいいのですが、クリスマスマーケットといえばやっぱり屋台ですよね!
屋台だって欠かせないです。
そしてドイツといえばソーセージ!
クリスマスマーケットにもやっぱりありますソーセージ!
日本でおなじみウインナーソーセージがここにあり。本場のウインナーソーセージです。
この「ウインナー」ってオーストリアの首都ウィーンのことで、『ウィーンのもの』という意味なんですよね。
ドイツ語で言うと『ヴィーナーヴルスト』で、湯がいて食べる茶色くて細長いソーセージです。
ちなみに、スーパーで売っているものだと熱処理されているものがほとんどなので、そのまま食べることもできたりします。
もちろん、そのまま食べれるのはウインナーソーセージだけ。
焼くタイプのソーセージは焼かないと食べられませんので、間違ってもそのまま「実食ッ」するのは止めてくださいね!
おじさんが出迎えてくれた、こちらの屋台では焼くタイプのソーセージが2種類ある様子・・・。
1つはテューリンガーという代表的な焼ソーセージ。
もう一つは・・・
にっ・・・1/2!?
「これってホントに50センチ?」
屋台のおじさんに聞いてみると、
「もちろん、きっかり50Cmだよ」
とのこと。
長すぎるので、半分に折ってパンに挟むそうです。
なるほど。
夏でもクリスマスを楽しめる?
素敵なオーナメントを買いたい!
ドイツのクリスマスマーケットを楽しみたい!
けど、ドイツ旅行の予定は夏だしなぁ・・・。
という人もいると思います。
そんな時こそ年中クリスマス気分を味わえるケーテ・ウォルファルト(Käthe Wohlfahrt)というお店です。
ドイツには夏でもクリスマスを楽しめる場所があるんです!
扉を開ければそこに広がるいつでもクリスマス!
お気に入りのクリスマスオーナメントを見つけることだってできちゃう。
本店は日本人観光客から絶大な人気を誇るあのローテンブルク!
南ドイツ旅行で「ローテンブルクに行くよ!」という人は旅の途中で立ち寄ることだって簡単です。
ローテンブルク以外にもベルリンやハイデルベルクにもお店があります。
クリスマスシーズンにドイツに行かないけど、冬のクリスマス気分も味わいたいという方はぜひ立ち寄ってみてください。オススメです。
情報提供CC-Nipponより
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