ドイツで年末!ベルリンのカウントダウンイベントに参加する方法!
機会があれば一度は参加してみたい海外のカウントダウン・イベント。
除夜の鐘と共に静かに迎える日本の大晦日とは異なり、海外のニューイヤーイベントはとにかく派手で盛大なことが特徴です。
ヨーロッパのなかでもドイツの首都ベルリンで行われるカウントダウンイベントはブランデンブルク門から約2kmに渡る広範囲がイベント会場となる大規模なものとして知られ、毎年多くの観光客がカウントダウンに訪れています。
海外のニューイヤーイベントに興味があり、ベルリンのイベントにも参加してみたいけれど、実際のところ参加するにはどうすればよいのか?
会場の入り口は?入場料って必要?何時に行けばいい?
などなど今回は年末目前ということで、ベルリンのカウントダウンイベントについてご紹介したいと思います。ToPhoto by visitBerlin
当日の模様が気になる方は以下にてご紹介。
目次
会場はブランデンブルク門
イベント会場となるのはブランデンブルク門から戦勝塔にかけまっすぐ続く6月17日通り。
普段は車が行き交う大通りですが、イベント期間中に限り歩行者天国として開放されます。
ブランデンブルク門の柱と柱の間に米粒のように小さく金色に輝いている建物が戦勝塔ジーゲスゾイレです。
戦勝塔は近づくとこんな感じ。空に輝く金が眩しいです。
戦勝塔とブランデンブルク門を結ぶ道路は6月17日通りと呼ばれ、ここがメイン会場となります。ちなみにですが、ワールドカップのパブリックビューイングもここに特設会場が設置されます。
出典:http://brandenburger-tor-berlin.de/
会場マップはこのようになっており、Eingangと書かれた道路から入場が可能となっています。その際、入場料は必要なく誰でも自由に入ることが可能です。
最寄り駅から会場までの行き方
イベント会場へ通じる最寄り駅はベルリン中央駅であるハウプトバンホーフ(HauptBahnhof)とソニーセンターやベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の最寄り駅でもあるポツダマープラッツ(Potsdamer Plats)の二箇所です。
ベルリン中央駅から行くには
いくつか出口のあるハウプトバンホーフですが、イベント会場へはWashingtonplatzと書かれた出口から歩いて向かうことが可能です。
駅の出口は大きな広場に面しており、半円型のドームが特徴的な国会議事堂ライヒスタークを遠くに見えることが特徴です。(写真中央やや左にあるこんもりとした半円形のものが国会議事堂)
ここからイベント会場までは国会議事堂の見える方面を目指し、テクテクと歩いて向かうことになります。あくまで感覚ですが、距離は近いように見えて思ったより遠いです。
出典:http://brandenburger-tor-berlin.de/
会場マップで確認すると黄色枠で囲った場所に通じています。(※当日の交通整備等の影響で違う入口に誘導されることもあります)
ポツダマープラッツから行く
近代建築の象徴と言われるソニーセンターや世界屈指のオーケストラとして知られるベルリン・フィルがあることで知られるポツダマープラッツ。
駅を出てすぐ目に飛び込んでくるのがこの大きな3つのビルたち。
イベント会場にはビルの真正面を通るエーベルト通り(Ebertstraße)から歩いて行くことが可能です。
ビルの真向かいには大きな広告が出ているので、左手にビルを右手に大広告を見る形で道路を進んで行きます。
会場地図で確認すると、ブランデンブルク門のちょうど下側から会場入りする形です。
会場までの道のりは分かりやすく一本道となっているので、迷わずに到着できると思います。
最寄り駅の注意点
ブランデンブルク門がメイン会場なのですが、注意しておきたいのは本来ブランデンブルク門の最寄り駅にあたるブランデンブルク門駅(BrandenburgerTor)に行ってしまうと会場に入れない可能性があるということです。
確かにブランデンブルク門駅(BrandenburgerTor)を出るとブランデンブルク門の真正面に出るのですが、イベント会場となる6月17日通りは門の正面ではなく、裏側となっています。
その為、当日は会場設営やステージ機材の関係から正面側からは会場に入れなくなっていることが予想されるので注意が必要です。
個人的にはポツダマープラッツから会場を目指すルートがオススメです。
ポツダマープラッツは地下鉄もバスも近距離鉄道Sバーンも通っており、ベルリン中央駅に比べ交通の便が非常に良いです。ベルリンに慣れていない人にも会場までのルートが非常に分かりやすいと思います。
駅を出れば大勢の方が会場へ向かうので、迷うことなく会場に辿り着けるとはずです。
当日までに覚えておきたい注意点
大勢の人でごったがえすジルベスタ―当日、海外らしい年越しの勢いにのって参加するためにも、事前に確認しておきたいことがいくつかあります。
イベントを最大限に楽しむためにもぜひ確認しておいてください。
終電は何時?
大晦日のベルリンは眠りません。電車は24時間利用可能です。
もともとベルリンは週末のみ24時間電車を利用することが可能ですし、また平日は終電を逃しても深夜バスが運行しています。
心配ならドイツ国内の電車やバスを検索することのできる携帯アプリがあるので、あらかじめインストールしておくことをオススメします。
アプリの詳細に関しては「あると便利!ドイツ旅行のお役立ちアプリ」をご参考下さい。
会場にトイレはある?
野外イベントに参加するにあたって事前に把握しておきたいのが会場のトイレ事情。
これって私だけでしょうか?
ご安心下さい。ベルリンのイベント会場には仮設トイレが数箇所設置されています。
利用に際して小銭が必要になる(1〜2€)ので事前に用意しておくとスムーズです。
まちがっても50€しか持っていない、なんてことは避けたいところ。
トイレの支払いだけでなく、屋台での支払いにしても、高額紙幣は両替に困るので基本的に嫌がられます。なかには受け取ってもらえないこともあるので注意が必要。その際もちろん品物は買えません。お金があるのに使えない、日本では考えられないような状況ですが、ドイツでは普通のことだったりします。
とはいえ会場は非常に込み合うので、トイレは事前に済ませておくに越したことはありません。
人が多すぎる
ベルリンの大晦日はとにかく人が多いです。
加えてみんなお祭りモード。完全に浮かれきっています。イベントに参加して陽気にはしゃぐのは開放的で楽しいのですが、カウントダウンに向けてその熱はヒートアップし、人もどんどん集まって来ます。最終的にあまりの数に身動きすら取れなくなるほどです。
注意しておきたいのは何を置いても貴重品の管理です。
ヨーロッパの中でも治安の良いドイツですが、人の多い場所は注意が必要です。
間違ってもおしりのポケットに財布を突っ込んでウロウロするのはご法度。どうぞ財布を盗って下さいと言うようなものです。まさに自殺行為なので、止めましょう。
何時に行くべき?
12月31日は12時からイベント会場に入れるようです。
カウントダウンをメインステージの間近で体感したい、という方は早い時間帯から会場入りしておくことをオススメします。
目安として、カウントダウンの始まる約2時間前からイベント会場を目指しているようでは遅いです。
当日はあまりの人の多さに会場の周囲では交通規制が行われており、特にカウントダウンに向けて入場にも規制をかけるようです。それでも人の数はブランデンブルク門を目指して次から次に増えて行くので、詰めかけた人の波で前にも進めず、引き返すこともできず、カウントダウンが迫る頃には四方を囲まれ、どこにも移動できなくなります。
イベントの最前線で盛り上がりたい。そんな方はぜひ早めの会場入りを目指して下さい。
会場は危険!?
特別この日だけは個人の打ち上げ花火が許可される大晦日のドイツ。
打ち上げ花火と言っても、ドイツの打ち上げ花火は日本のそれとは似ても似つかず。
とにかくその威力たるや筆舌に尽くしがたく。
なにより、危ないです。
隣を歩いている人が手に持ったロケット花火の導火線にいきなり火を付けて花火をぶっ放す。
足元でいきなり爆竹が爆発する。
そういったことは日常茶飯事。
なかには人めがけてロケット花火が飛んでくることもしばしば。
ここは戦場?そんな言葉がつい漏れてしまうほど。
辺りは硝煙の臭いと煙が充満しているのですが、浮かれきった皆は危ないスリルも楽しんでいるのか、もっとやれとばかりに囃し立てる始末。
Photo by Kaspar Metz
場所によってはこんな感じです。
まるで戦地です。
非常に危ないです。
身の危険すら感じます。
覚悟しておいて下さい。いや、本当に。
さいごに
ベルリンのカウントダウンイベントに関して、いかがでしたでしょうか。
会場には3箇所の野外ステージが存在し、それぞれ多彩な音楽でベルリンの夜空をガンガン激しく彩ってくれます。
テクノ・ミュージックの聖地としても知られるベルリン。世界のクラブ・ミュージックを引率するだけのこともあり、会場はまるで巨大な野外クラブハウスのようでもあります。
とにかく人がおおいイベント会場ですが、カウントダウンが終わると会場の入場規制も緩和されるようので、会場内の行き来がずいぶんとスムーズです。
ちなみにですが、忘れてはならないベルリンのクラブミュージックのメッカ、ベルクハインでも年越しイベント42時間耐久パーティーと称して開催されるそうです。
入れただけでスゴイと言われ、世界で最もチェックの厳しいと言われるドアマンが立ちはだかるベルクハイン。
気になる方はそちらも覗いてみて下さい。
ちなみに私は一度も入れたことがありません。
ベルリンでニューイヤーズ・イブを過ごす方は是非ご参考に当日を楽しんで来て下さい。
ベルリンの年末の様子は以下にてご紹介しています。実際にニューイヤーズ・イブをベルリンで迎えてきました!
ではでは。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます
合わせて読みたい記事
Related Article
-
ドイツ・ハイデルベルクの素敵でおしゃれなカフェは路地にある?
ヨーロッパのカフェといえば、お菓子のフランスやティーのイギリスといったイメージがありますが、負け
-
女子こそ美味いドイツビール!サントリーのラドラーを飲んでみた!
遙かなるビール大国ドイツからどんぶら海を超え、あのラドラーが日本に上陸したらしい。 何とも言え
-
アートの街ベルリン、街角でギャラリー巡りを楽しむ
ヨーロッパの中でも芸術の町との呼び声高いベルリン。 通りには多くのアートギャラリーが並んでいて
-
日本から予約可能!DBドイツ鉄道の切符をネットで購入する方法
ドイツの鉄道は日本のように時間通りにやって来る! ドイツのイイところってコレですよね。 ケル
-
ベルリンのオシャレ観光スポット、ハッケシャーマルクトってどんな場所?
ベルリンの中でもとりわけオシャレで、買い物も観光も楽しめると私の中で話題沸騰なのがハッケシャー・マ
よく読まれる人気記事
Recommend Article
- ドイツの美女たちと混浴!?男二人でベルリンの混浴温泉に行ってみた 418,504 views
- 簡単に解説!ドイツで電車の切符の買い方と乗り方 275,746 views
- 外国人と出会える?ハロートークの評判どう?1ヶ月使ってみた結果 221,540 views
- ベルリンの壁を崩壊させたのはある男の勘違いだった 169,599 views
- たった1日でハイデルベルク観光!絶対に訪れたい13のオススメスポット 166,790 views
- ベルリンのおすすめ観光スポット23カ所をたった1日で効率よく回れるのか? 152,835 views
- ドイツのプール楽園すぎ!混浴温泉のある巨大プール「トロピカルアイランド」に行ってみた! 139,729 views
- ドイツおすすめ観光地ベスト30!世界1番人気はネズミの国! 126,780 views
- ドイツでアパートまたは部屋を探す方法 121,343 views
- ドイツからお土産にソーセージを持ち帰る方法は?裏技も紹介! 112,094 views
- ネルトリンゲンは進撃の巨人の聖地?3つの特徴を調査した結果… 111,023 views
- 英語留学ではなくドイツへ留学する時に気になった7つの疑問 107,206 views