ベルリンの壁 イーストサイドギャラリーへ行くオススメルート
ベルリンに来たら絶対に行っておきたい観光スポットといえばイーストサイドギャラリーです。ここでは分断の象徴とも言えるベルリンの壁が一部アートギャラリーとして開放されています。各国のアーティストが歴史に色を塗るように描いたアートの数々はまさに必見。
歴史とアートが交差するイーストサイドギャラリーの場所はOstbahnhof(オストバーンホーフ)駅を出てすぐ!徒歩1分の距離にあります。
通常のベルリン観光ならOstbahnhofからイーストサイドギャラリーに向かうのですが、ちょっと待ってください。実はとっておきのオススメルートがあります。
映画のロケ地から行くイーストサイドギャラリー
ところで、ラン・ローラ・ランというドイツ映画をご存知でしょうか?
ベルリンを舞台とするこの映画はドイツ映画の中でも根強い人気を誇る作品です。
恋人の為にとベルリンを所狭しと駆け抜ける赤髪の女の子、と映画のインパクトはなかなかに強烈。一度見たらまぁ、忘れないと思います。
そしてこの映画、タイトル通りとにかく走る! 走る! 走る!
ベルリン市内を赤髪の女の子がとにかく走り尽くします。
ラン・ローラ・ランに登場し、印象的なシーンとして一役買っているのがここ、Schlesisches Tor駅から続くオーバーバオム橋です。
赤髪の女ローラがレトロな橋をひた走るシーンは映画のなかでも特に印象に残るカットです。
イーストサイドギャラリーにはこの映画のロケ地にもなった橋を渡って行くことができます。
ラン・ローラ・ランって、なに?
そもそもラン・ローラ・ランという映画を知らない。という方の為にあらすじをご紹介しておきます。
あらすじ
恋人を救うため大金を求めベルリンを駆け抜けるローラ、走り抜いたその先でローラは恋人の窮地を救うことができるのだろうか・・・
この映画の大きな特徴は、同じエピソードを3回も繰り返すところにあります。
恋人を救えないローラは時間を巻き戻し、そのたびに物語にやり直しを加えていきます。ところが、時間の戻ったローラには、やり直す前の一切の記憶が残っていません。
つまり、もしもあの時違う行動をとっていたら結末はどうなっていたのか?
そういった微妙な変化を追っていくことが物語のポイントとなっています。
軽快なテクノ音楽がローラの疾走感を後押ししているのも本作品の特徴です。
ラン・ローラ・ランで使用されているBGMは、黒服にサングラスをかけた男たちから逃げる大人気テレビ番組「逃走中」でも使われていたので、きっと聞いたことがある人も多いはずです。
オーバーバオム橋へ向かう
Schlesisches Tor駅から頭上を通って続いている線路をたどって歩いて行くとオーバーバオム橋です。
Make Love Not War!!
メッセージ性の強い・・・こちらはおそらく広告です。
Youtubeの広告でも流れていたので、見たことのある人も多いのではないでしょうか。
建物の隣にきもちわる・・・す、スゴイアートが!
ふとガ◯ツ大阪編に登場するラスボスを思い出すのは、私だけではないはず。
たしか日本の絵画にも似たようなものがありますよね。
線路を辿って行くとシュプレー川に掛かる橋が見えて来ました。
赤レンガに黒の縞模様が特徴的なオーバーバオム橋です。
どこまでも、どこまでも続いています。
橋の上にはU-bahnが通っています。
ベルリンの地下鉄は黄色い車体がとても可愛らしく、赤レンガの橋の上をズンズン進む姿はとっても絵になります。
横に周り込んでみるアーチは思ったよりも小さく感じる
ローラ! ではありませんが・・・走っていますね!
自転車も走っていきます! みんな橋を激走して行きます。
橋の上からはシュプレー川を一望できて、遠くにはMolecule Man(分子男)と呼ばれる巨人アートを見ることもできます。
ここからだとちょっと小さいですが、写真の右端に小さく移りこんでいます。わかるかなぁ?
ずっと同じような光景が続いているようなのですが、橋もそろそろ終わりが近づいています。
橋を渡り終えるとすぐ左手からイーストサイドギャラリーです。
到着しました!
1駅くらい歩くことになるのですが、そんなに遠くないんですよね。
ベルリンは1駅の間隔が短いので歩いてもどうってことなしです。
イーストサイドギャラリーからはオーバーバオム橋の全景が見えました。
赤いレンガ上を時折り行き来する黄色い列車はまるでおもちゃのようにキュートです。
ラン・ローラ・ランをご存知の方もそうでない方もイーストサイドギャラリーを訪れる際はぜひとも合わせて立ち寄ってみて下さい。
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