ベルリンが舞台の小説「舞姫」の観光地を旅行するには？

19世紀のドイツを舞台に豊太郎とエリスの恋を綴った小説「舞姫」といえば、きっと誰もが１度くらい耳にしたことがあるはず。

実際には読んだという人は少ないかもしれないけれど、「タイトルだけは知っているよ」、という人の多さを考えれば、舞姫がいかにスゴイ本小説であるかはお察しいただけるはず。

舞姫は、著者である森 鷗外のベルリン留学経験を元に書かれたとも言われる小説で、すごく簡単に言うと自称人付き合いの苦手な豊太郎がその美しさたるや詩人でない僕には筆舌できない、ほどの美少女エリスと恋仲になるというお話。

聞けば、舞台となったベルリンには作中に登場する２人が出会う場所があるという。

門扉の前でよよとすすり泣く美少女エリスの面影を感じに行ってみましょうか。というわけで、英国紳士顔負けの寡黙な男になりきった私はカメラ片手にベルリンの街へと繰り出した。

そうだ、聖地へ行こう！といったノリで。

小説「舞姫」とは？

あらすじ

ドイツへ留学した官吏・太田豊太郎は教会の前で悲しみに暮れる美少女エリスと恋に落ちる。父の葬儀代を工面することをきっかけに交際を始めるが、豊太郎は免職され帰国を余儀なくされてしまう。友人相沢の協力により危機を脱し、豊太郎とエリスは生活を共にすることになるのだが・・・

豊太郎とエリスの出会った場所はマリエン教会？

二人の出会いの地こと「クロステル小路の古い教会」はどこなのか？

これには諸説あるそうですがマリエン教会がそうではないかと言われています。

マリエン教会の最寄り駅はアレクサンダープラッツ駅。

正面に見えるショッピングモール「ガレリア」の横をまっすぐ行くとKarl-Liebknecht-straßeに出るので、その道をまっすぐ行くとすぐに教会が見えてきます。

遠くの方にマリエン教会が見えています！近い！

アレクサンダープラッツからなら簡単に歩いて行ける距離です！

バスで行くなら100番か200番に乗ってTarifbereichで降りればもう目の前です。

近づいてみるとなかなかの風格が漂っております。

周りをぐるっと回っても、中をぐるっと見渡しても筆舌にし難い美少女の姿は見当たらず。

というわけで、中には入ってみます。

そこは教会とあって神聖な空気があたりに満ち満ちています。

教会の音楽イベント？の準備をしているようです。

ぼんやり座っているとプログラムの書かれた冊子をもらいました。

舞姫は映画化されている

実は郷ひろみ主演で映画化されていたりする舞姫。

「舞姫 Die Tanzerin」というタイトルで実写映画化された舞姫では、若き日の郷ひろみがドイツ語による迫真の演技を披露しています。

全編ほぼドイツ語による映画なのでドイツ語の教材としても最適かもしれませんね。

今もスーパースターな郷ひろみ氏ですが、若き日の姿はかなりの美男子です。

あらすじを４分でつかむ

「上から読んでも、下から読んでも中田花奈。横から読むとダッ！」こと乃木坂46の中田花奈さんが舞姫を４分で朗読してくれます。

小説はちょっと苦手という人もこれでざっとあらすじは分かるのではないでしょうか。

さいごに。

舞姫ファンなら是非とも！そうでない方も是非おすすめしたい観光スポットです。

ベルリン大聖堂のある博物館島やテレビ塔のすぐ近くにあるので、ベルリン観光にも訪れやすいのもポイントです。

気になった方は是非訪れてみて下さい。

事前に舞姫を読んでいれば面白さも倍増だと思います。そんなに長くない小説なので舞姫が気になる方はそちらもチェックしてみてください。

ではでは。 

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マリエン教会公式ホームページ