W杯ドイツ・アメリカ戦をベルリンのパブリックビューイングで観戦したらどうなるか？

残念ながら日本はグループリーグ敗退となってしまった2014年ブラジルW杯ですが、サッカー大国ドイツのW杯はまだまだ盛り上がりの真っ只中にあります。26日に行われた対アメリカ戦でもドイツが勝利を挙げ、グループリーグを１位通過と絶好調。そんなドイツの首都ベルリンでは代表戦をブランデンブルク門から戦勝塔ジーゲスゾイレまで続く６月１７日通りに出現する巨大パブリックビューイングで観戦することができます。

申し訳ないことにサッカーにあまり詳しくない男である私、片やサッカーにはうるさいドイツ人たち、彼等に混じって観戦するとどうなるのか、実際に試してみるべく会場に向かってみました。

ドイツの渋谷はブランデンブルク門なのか？

Berlin.de Berliner Fanmeile zur Fußball-WM 2014より画像引用
パブリックビューイングの特設会場はベルリンの観光名所でもあるブランデンブルク門から始まります。

というわけで、ドイツ戦を観るべく大勢の人たちがブランデンブルク門へ降り立つ

軍団は既にどこかで飲んで来たらしく陽気な人多数！

だがしかし、問題発生！ ブランデンブルク門がすでに通行止め！

レインボーブリッジ封鎖できませんで有名な踊る大捜査線たちもビックリな早業

仕方がないので通行できそうな道を探すのですが・・・

すごい勢いで封鎖される道路の数々

ドイツ人たちの怒りの声（シャ◯セ）を聞きながらひたすら歩くことに数分

ついに会場が見えて来ました。この次点で試合開始から30分が経過・・・なかなか歩いたぜ

会場が大きく人が多いこともあって、入り口には荷物チェックが！ ここはすんなり通ることができました。必要以上にチェックされているのはアラブ系の方々だった気がします。

入ってすぐに人だかりが！

ライブビューイングを発見しまし・・・た？ なんだか思っていたより小さい

ビールの祭典オクトーバフェスト、冬のクリスマスマーケット、年越しのシルベスターと決まってイベントに姿を現すこの観覧車、もちろん出番ですからとW杯にも出動していました。どうやって乗り込む？ そうツッコミたくなるくらい回転速度が早いです。

パブリックビューイングのモニターは車二台ほどの大きさをしています。

会場には食い入るように画面を見つめるドイツ人サポーターたち

もっとこう「オー！オッオッオオー！」とガヤガヤ応援している姿を想像していたのですが、みんな試合に夢中なのか静まる会場。

飛ぶように売れるビールなのですが、近くにトイレは見当たりませんでした。トイレどうしてるんだろ？？

前半戦が終了したと同時に突然の雨！ 普段は数分で止む雨がこの日に限って長々と続き、慌てて木の下へ避難する面々

こんなこともあろうと傘を持参していた私、せっかくなので最前線へ行かんとグングン突き進むことに。

雨だろうと陽気に踊るドイツ人たち。前へ進むにつれ、ギャラリーの雰囲気も少しづつ賑やかになって来ました。

後半始まる、進めよ私

戦場の最前線はやはりユニフォーム着用や応援グッズ持参組が多く、そして酒臭い。みんな飲み過ぎだろうこれ。

やっとのことで最前線へ。

一際皆の目を惹きつけていたこちらの軍団

おーーッ！ よっしゃいくぞぉおおーー！！！！

と某アイドルグループのMIX(応援の掛け声)のような雄叫びと共にテンション上がる上がる

中心にいた男、もはやもみくちゃ

さすが最前線！

ここでドイツ先制！ おもわずニンマリしてしまうくらいにはしゃぐ面々ですが・・・

スッとおとなしくなる不思議

試合終了が近づく中、二人のポリスが人知れずアップを始める

一瞬冷やりとする場面もありましたが、1-0とドイツがアメリカに勝利に巻き起こる怒涛のドイツコール！ 負けじと(負けてしまいましたが)ひっそり巻き起こるUSAコールも。

そしてパブリックビューイングはDJの登場と共に野外クラブハウスへと姿を変えるのであった

はしゃぎたりない野郎どもはステージを目指し

それ以外はそそくさ帰還

試合終了と共に降っていた雨があがり、気づけば私はビショ濡れ、会場はゴミだらけ。これが明日には片付くのだから、ドイツの勤勉さもスゴイです。

ちなみにですが、日本ではワールドカップの放送は深夜または早朝から朝にかけての放送ですが、ドイツでは各試合18時〜24時の間に放送と働くサラリーマンにも親切な時間帯となっています。聞くところによるとワールドカップの試合時間は視聴率の高いヨーロッパの観戦時間を考慮して決定しているらしいですね。

まだまだ続くW杯、これからどう盛り上がりを見せるのか、ドイツチームの行く末を見守りながら楽しもうかと思います。