海外で働く先輩を尋ねたらイギリスのチャッツワースハウスを観光することになった
大学の先輩が住んでいるということで、行ってみることにしたイギリスのダービー舎
そのお話もウダウダ引き延ばして第3話でございます。
え?何それ?という方は
第一話「パリからロンドンへ格安移動してみたが、問題は入国審査だった」
第二話「先輩に会うべくパリからイギリスの田舎町ダービー行ってみたら、思った以上に田舎じゃなかった」
も合わせて読んでもらえると嬉しいです。
遠路はるばるイギリス(ダービーという英国の田舎)へやって来た私、ここには大学の先輩ニンニン氏が住んでいる・・・らしい。
ちなみにイギリスのダービーとは
美女のたくさんいる素敵な街である
こちらダービーのバスターミナル。先輩、ほんとうに来るのかな・・・
あっ!ニンニンさん!
ほんとうに来たよこの人!
「久しぶり〜。ドイツにいるとは聞いていたけど、本当に来るとはね〜ハハハ」
先輩も同じことを考えていとは。
「じゃぁ・・・
んんん??? どこへ??
てっきり町中を観光とばかり思っていた(昨日一人で観光したけれど・・)
ニンニンさんが先立って歩いて行くので黙ってついて行くと・・・
先輩ッ!
なんかスゴイ車が登場しちゃったよ!
さ、さすが世界的大企業で仕事されているお方・・・
ドイツでニートを極める私とは格が違った。
さらりと車を走らせる先輩は行き先など告げなかった。
「言わずとも、分かるだろう」ハンドルを握る先輩の横顔はそう語っていた。
車内にはやたらとオシャレな洋楽が流れてた。
テイラーだった。
心なしか車の中は良い香りもした。
私が可憐でか弱き黒髪の乙女ならば、これでホロリと心傾いたかもしれない。
だがしかし私は黒髪のただのメンズだった。
いい車にいい音楽にいい香りだけでは落ちない。
ダービーは中心地から離れるとたちまち古き良きイギリスの原風景
「ツツツツツツ、ツールドフランス!?」
「おー。てか知ってるんだツールドフランス!?
そうそれ。
それ観に行って疲れたから、帰って秒速で寝た」
過酷極まりないスポーツだと噂に聞く自転車ロードレース・・・
http://www.jsports.co.jp/cycle/tour/report/ より画像引用
その名をツールドフランス
ツールドフランスって?
毎年7月開催されフランスおよび周辺国を舞台に23日間でおよそ3300kmを走行する自転車プロロードレース。9名編成の各チームがエース選手を勝たせるために戦略を練る辺りが見所に挙げられる。世界三大スポーツイベントの一角に数えられることも。
より詳しくツールドフランスを知りたい!という方はこちらのサイトが分かりやすくまとめてくれているのでご参考下さい。
数あるスポーツの中からツールドフランス好きを公言するとは
なんだかすごく・・・
ステキやん。
そして連れて行ってくれた場所は
なんだかグリードアイランドのスタート地点みたいな場所だった。
「ここもしかして、相当広いんじゃね?」
見渡す限り草だらけ!
その広大さにめげることなく、手押し芝刈り機で手入れをする英国紳士たち。
タフガイすぎ。
羊がそこらじゅうにわんさといる。
なんだか我々を見張っているような気がした。
映画「プライドと偏見」のロケ地?
広大な公園の中にあるのはチャッツワースハウスという建物
なんでも16世紀の半ばに建てられたデボンシャー公爵のお屋敷なのだそう。
バスツアーも出ているようで、観光バスが次から次へやって来ていました。
絵になる5人組の後ろから、絵にならぬ我々がぬるっと入場
さっそくお目見えとなるのは豪華なメインホール
こちらの目玉は「ブルートゥス、お前もか」台詞でおなじみユリウス・カエサル(シーザー)の生涯が描かれた絵画なんだとか
私「スゴイところですね!」
ニンニン氏「・・・カメラもってくればよかった」
私「忘れたんですか?」
ニンニン氏「・・・」
「ここまでスゴイと思ってなくて、置いてきた」
私「・・・なめてましたか?」
ニンニン氏「なめてたね笑」
・・・
いったいどんな場所を想像して私を連れて来たのか
荘厳な室内は当時の暮らしぶりを思わせる圧巻の品数!
そして広い。
そんな中で我々を一番驚かせたのがコレ
タンスを開けるとそこにジャグジー!
これ当時どうやって使ってたんだろう??
カメラを持たないニンニン氏はスマフォを駆使しておられた
こちらはチャッツワースハウスの見所の一つ「ヴェイルド・ヴェスタル・ヴァージン(ベールをまとい不断の聖火を守るヴァージン)」という彫刻作品。なんと全て大理石でできているのだとか!
汚れを知らない素顔を覆うこのヴェールの繊細さ・・・
まさにヴァージン。
でも、ちょっと見た目怖い。
実はこの彫刻とチャッツワースハウスは18世紀末のイギリスが舞台となっている映画「プライドと偏見」に登場しているそうです。
「プライドと偏見」とは?
あらすじ
18世紀末のイギリス、女性が一人で自立できる職業も少なく、良い結婚相手を見つけることが女性の幸せとされた時代。田舎町に住むベネット家の近所に独身の大富豪ピングリーがやって来る。ベネット家の次女エリザベスとピングリーの親友ダーシーは誤解と偏見に邪魔されながらも互いに惹かれ合って行くラブストーリー。
この映画は18世紀のイギリス貴族の生活を感じられて美しい風景が目を見張るハッピーなラブストーリーとのことで、ファンも多いそうです。
ちなみにお土産ショップにはにゃんと可愛いネコグッズが並んでいます
そして我々はイギリスの名物を頂く
「しゃーなしやで」 と行きつけのバーへ連れて行ってくれる先輩。
まずいまずいと噂に聞くフィッシュ&チップスなのですが、美味いお店のは美味しいです。
あとイギリスのビールはあまり冷えてない。
でも基本イギリスの食べ物はそんなに味がないです。
「じゃあ帰ろう」
そして先輩は去って行った。
あっさりと。
できる男は去り際までスマートである。
時刻はまだ夕方6頃であった。
一人ヒマになった私は自撮りなるものをして暇を持て余してみた。
面白みの欠片もない写真が撮れるばかりだった。
そもそも何がしたかったのか。
いや、自撮りか。
結果、通行人に不審がられただけだった。
さて、ウダウダ引き延ばして書いたイギリスを巡る日記もこれにて終了です。
私は翌日にロンドンへ戻り、その翌日にベルリンへと帰り着くわけです。
ネタになるかなーとロンドンで格安ドミトリーに泊まったりもしたけれど、10人部屋の見知らぬ人たちは深夜になっても誰一人帰ってこないし、ロンドンの観光はどこも行ってないしで、特別これ以上に語れることがないです。
しいて挙げるなら
そうですね・・・
最後の晩餐にロンドンでラーメンを食べたのですが・・・
お会計が破格の約2000円でした。
これはさすがに想定外だったかも。
では、また。
過去に紹介したお店やベルリン情報はカテゴリー別にまとめています。
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