ベルリン映画祭パノラマ部門を実際に見に行ってみた

残念ながら遅刻して見れなかったベルリン映画祭のショートフィルム。
これじゃ映画祭を楽しんだとは言えません。
なのでリベンジしようとパノラマ部門の映画を予約しました。

チケットを手に入れて映画館へ！
アレクサンダープラッツにあるCubixという映画館で上映されるようです。
映画館はAlexanderplatz駅すぐ近くにありました。

映画館の中はこんな感じ。

開演15分前に到着！既に始まっている入場。
座席は全て自由席なのでいそいそと空いている席へ。

映画の上映時間になると・・・

拍手と声援に迎えられてまずは監督登場！
「今日は来てくれてありがとう！」と本当に手短な挨拶を済ませるや監督はすぐさま退場。
あれ？もう終わり？
あっけに取られていると、スクリーンには映像が！
あれ？予告やCMは？
キョトンとする私をよそに始まる本編。
上映前のファンファーレもなく「いきなりだな〜」と冒頭からちょっと置いてけぼりに。

ベルリン市民は映画に厳しい？

上映中に気になったのが退席者の姿。
最初はトイレかな？そう思ったのですが一向に帰ってくる気配がない。過激なシーンが来るとスクっと立ち上がりそのまま劇場を後にする人、ちょっと間延びして退屈になると退席する人などなど、どうもつまらないと感じるやいなや最期まで見ずに帰ってしまう様子。
なにも帰らなくてもいいのに。

上映後に再び監督！

映画が終わると大きな拍手に迎えられて再び監督が登場！
挨拶のあと質疑応答に移りました。
ここでなんとかなりの退席者が！
え！？帰っちゃうの？
またもビックリしてしまう私である！
だが待てしばし、よくよく考えると次の映画館へ移動するのかもしれません。なんといってもベルリン映画祭！大量の映画を見るとあっては時間は全然足りません。

どんなことを質問するのか？

監督に質疑応答ってどんなことを質問するんだろう？
そう思って耳をすませていると、聞こえてくるのは気を使うわけでもないズバッとした質問ばかり。

・この映画を観客としてどんな立場で見ればいいのか？
・どんなことを伝えたかったのか？
・映画のこだわりはどこにあるのか？

などなど

監督は別段嫌がるでもなく舞台となったインドや宗教のことなども織り交ぜて回答していました。

パピリオンブッタ Papilio Buddha

見た映画はこちら
タイトルからブッタに関わる話かなと思っていたのですが、パピリオンブッタとはアゲハ蝶の一種？のようです。
インドを舞台に宗教観の違いや立場の違い、人と人の違いなどを表現しているようで、変化していくことがキーポイントでもあると監督が述べていたのですが、ムスリムやらカースト制度に馴染みがないせいか映画を理解するのは難しかったです。

すごく個人的な意見になるのですが、やっぱり日本映画もチケット取ればよかったと後悔。そもそも、もっと前準備して見たい映画も選んでおけばよかった。
ベルリン映画祭で見た映画は１つだけ・・・。
準備する力、大切ですね。
少し後悔が残る映画祭でした・・・。

過去に紹介したお店やベルリン情報はカテゴリー別にまとめています。