ドイツ留学でスマホ使える？ネット接続にオススメなO2格安SIMの買い方

「ドイツにいる間ネットはどうすべきか？」悩みますよね。

短いドイツ旅行ならグローバルWi-Fiしかり、イモトWi-Fiよろしく、日本からレンタルWi-Fiを借りて行くのもあり。

「宿でWi-Fiが使えりゃ十分ショ」なんて男気あふれた旅行も悪くない・・・。

とはいえ、ドイツ留学やドイツ長期旅行となると、やっぱり話は変わります。

願わくば、ドイツでも日本と同じようにスマホが使いたいです！

「ねぇ、Facebookやってる？アカウント教えてよ私メッセージ送るから」

なんて聞かれて、

「ワイ・・・Wi-Fiがないとスマホ使えないんやで（涙」

と答えようものなら「スマホなのに不便すぎない？」とつぶやかれる正論です。

便利にスマホを使うためにも、手に入れたいのがドイツで使えるのプリペイドSIMカード（シムカード）です！

これさえあれば、ドイツでも日本と変わらぬネットライフの到来！日本と同じようにスマホが使えます！

ドイツでわざわざスマホを買って契約する必要もなし！

必要なのは、海外（ドイツ）で販売しているSIMカードとそれが使えるスマホのみ！

もちろん帰国する時に面倒な解約手続きをする必要もなし！

ドイツ生活をするなら、まず手に入れたい便利アイテムです。

ということで、今回はドイツで簡単に使えるプリペイドSIMカードの買い方・使い方をご紹介したいと思います。

そもそも、SIMカードって何？日本のスマホをそのままドイツに持って行っても使えないの？という方は「ものスゴく簡単にスマホのSIMフリーについて説明」でSIMカードについて説明（詳しく書くと長くなるのでざっくりです）しているので合わせて参考にしてみてください。

ドイツでスマホを使う3ステップ

大きく分けると実は簡単に使えるのがドイツの格安SIMです。やることはたった３つです。

そう、とても簡単なんですよね。

とはいえ、こんなにスムーズに終わらないのが慣れないドイツでのSIMとスマホ設定です。

SIMはどこで買うの？どれがオススメ？

いやいや、SIMカードを入れたけど動かないんだけど？などなど。

細かく言うと心配ごとは色々でてきますね。やれやれ。

そもそも日本のスマホを持って行けば使えるの？あたりが気になる人もいるかもしれないです。

ではでは、順番に説明していきたいと思います。

海外（ドイツ）のSIMが使えるスマホを用意しておく

まず大前提として、海外（ドイツ）のSIMが使えるスマホは用意しておいてください。

日本で用意してもよし、他の国で買ってもよし、ドイツで手に入れてもよしです。スマホの機種は、iPhoneでもAndroidでもどちらでもOK。

SIMが使えるかどうかは本当に注意が必要で、海外で使えるかきっちり確認していないとドイツに行ってから「どうして使えないのだ！」と頭を抱える羽目になります。そう、かつての私のように。

機種によってはドイツのSIMカードを入れても動かないスマホが存在するんです。

なので、auでスマホを買った人のなら、ドイツに行く前にお店のスタッフにご確認を。

いっそドイツで使うために海外SIMが使えるスマホを買うというのも１つですね。

ちなみに私は秋葉原でドイツ用に1台スマホを買いました。

「ドイツで使うスマホ？ドイツのSIMの周波数帯（バンド）が対応していれば使えますねぇ」

という、なんだか小難しい話をピンクの髪を三つ編みにした個性あふれすぎるヘアースタイルのお兄さんから聞き、兄さんオススメの1台を手に入れました。

何かと話題のZTEのAndroidスマホでした。1万円ほどで購入。

スマホさえあれば、あとはドイツでSIMカードを手に入れてスマホに入れるだけ。これでドイツで自由にネットが使えるようになります。わざわざWi-Fiを探す必要もなし！

そう、神です。

ドイツで使いたいO2（オーツー）のSIMカード

続いて問題になるのが「どのSIMカードを買えばいいの？」これだと思います。

ひとくちにSIMカードと言ってもその種類は豊富です。日本にもauやらドコモやらと色々あるように、ドイツにだって色々あります。

「とりあえずLineとかよく使うアプリが使えればなんでもOKッス」

なかにはこう言う人もいますよね。

かく言う私はこのタイプだったりで、正直なところ「とりあえず使えるシムカードをおくれ」という感じでした。

だって難しい設定ともなれば、そりゃあもう、できる気もしないワケですから。

設定って日本語でも難しくないです？それをドイツ語で・・・ぐぬぬぬぬ。

ということで「とにかくスマホ使えるようにしてくれてっばよ！」という人にもオススメなのが、O2（オーツー）というメーカーのSIMカードです。ちなみに、O2はイギリスの大手携帯会社です。

ドイツSIMはいくつか試してみたのですが、簡単に買えてプリペイドのチャージ楽チン（公式サイトのマイページから簡単にできます）、なにより難しい設定がほとんどない！

そしてすぐに使える！

・・・最高です。

嬉しいことに月額の利用料も格安なんですよね。プランにもよりますが月額数千円とかです。これはもう愛用するより他なし。

ちょっと待って、安いSIMなら他にもあるよ。

そんな声も確かにありますが・・・こればかりはauがいいか、docomoなのか、softbankなのかといった違いに近い話でもあります。お好みなところは大きいです。

使えるまでの手順が比較的簡単で費用が安い。私はこれにて満足です。

O2のSIMカードはどこで買える？

手に入れるSIMカードが決まったところで、続いてはどこで買えるのか？

ドイツでO2のSIMカードをドイツでは買う方法は、大きく分けると以下の3パータンです。

このなかでオススメしたいのが、街中にある大型の家電量販店かO2ショップで購入するです。

なぜなら、『アクティベート』というSIMカードを使うための設定をお店のスタッフがやってくれるから。

要するにSIMカードは買ってスマホに入れただけでは使えないんです。

使えるようにするには『設定』が必要なのです。

スーパーでもSIMカード自体は売っているので手に入れるのは簡単なのですが、『アクティベート』というSIMカードを使うための設定を自分でする必要があります。

これがなかなかに手間で、本人確認も必要だったりして手間に次ぐ手間です。

なかには設定するためにドイツの電話番号が必要になるSIMもあるんですよね。いやいや、ドイツの電話番号が欲しくてSIMを買ったのにっていう（汗。

コンピュータ関係に強い人なら自力で行うこともできますが、パソコンやスマホの設定が苦手ならこれはまさに苦行。

ネットの情報を頼りに自分でやるのもありですが、SIMの設定は時期によって変わることもあるので、「その情報古いやで！」ということもしばしば。

お店のスタッフなら常に最新の設定に対応しているので、これはもうスタッフにやってもらうに限ります。

ちなみに「ドイツ語力に自信がないのだよ」という方は、お店のスタッフと上手く喋れるどうかが心配かなと思います。

SIMの購入から設定までは基本すんなり終わります。あれこれ質問されることも特にはありません。

ベルリン・ハイデルベルク・ミュンヘンと３都市で02のSIMを買ってみましたが、どれも対応はサクッとしたもの。

ただ、スタッフによる対応の早さはまちまちです。遅い人はなかなかマイペース。後ろがたくさん並んでいたっておかまいなしで、なかには30分以上待つことも・・・。

スタッフが英語を喋れるかどうかはお店によりけりで、たまに英語が喋れないスタッフもいます。

ドイツでO2のSIMを買うために準備するものは４つ

お店に買いに行くことが決まったところで、続いては持ち物の確認ですね。

O2でSIMカードを買うために必要なのは以下の4点セットです。

SIMを使うためのアカウント登録に住所が必要になるので、滞在先がわかるものを持参してください。

滞在先の住所は住民登録していなくてもホテルの住所でも大丈夫です。

私は住民登録があるときは住居の証明、旅行で訪れた時はBooking.comで予約したホテルの住所のコピーなどを持参して登録してもらいました。

パスポートはコピーは厳禁なので、必ずパスポートそのものを持参してください。

ちなみに、お店でSIMを買って設定等々をお願いすると、E-mailアドレスを適当に登録されてしまうことがあります（汗。

おそらく登録するメールアドレスにO2マイページのアカウントとパスワードが届くのですが、適当に登録されてしまうとあたり前ですが届きません。

ちなみに私はなぜか『名前@gmail.com』で登録されていました。誰かが使ってるメアドだったらどうする気なのか。知らない人のところにメールが届いてないといいけど。

なので、登録の際はメールアドレスを教えてあげるとなお良しです。

マイページのパスワードは後から変更可能なので、大丈夫といえば大丈夫なのですが。

O2のSIMカードをお店で買うまでの流れ

では、さっそくO2のSIMカードをお店で買ってみたいと思います！

SIMを手に入れるべくやって来たのはココ！街中にあるO2ショップです。

店内は木の温かみとスタイリッシュさを兼ね備えたような感じ。

いわゆるオシャレな店内ですね。

お店の中では頼れる兄貴たちが爽やかにお仕事中でした。

さっそく「ドイツで使えるプリペイドSIMを１つ頼む」と言うと、

「プリペイドSIMが欲しいのかい。ならコレで決まりだな」

と言って案内してくれたのがこちらの5GBのSIMカードたち。

なるほど。5GBあれば申し分ない容量です。

いやぁ、でも安くなるならもう少し容量の少ないのでもいいかも・・・。

「こっちの方が安くて欲しいのだけど・・・ダメ？」

そう聞いてみると、

「いやいや、最初はみんなこれを買ってスタートするの。そして次の更新でプラン切り替えしたい人は変更という流れだからね」

兄貴はたくましく説明してくれました。

しかし、あろうことか

「ホントに？値段の高いものを買わせたいんじゃないの？」

兄貴の親切心を疑ってかかるふとどき者ありける。私であった。

・

・

・

「フッ・・・本当だから」鼻で笑われました。

兄者よ、疑ってすまなかった。

（※O2サービスの提供によるので場合により異なる場合もあるかもしれません）

そんなこんなで購入するSIMカードが決まり、パソコンに向かってポチポチと作業をはじめる兄貴。

「実はオレのいとこは日本で働いているんだぜ！たしか車関係の仕事だ」

なんて世間話をしながら、アカウント登録を行ってくれます。

この時にパスポートの情報と住所の入力が必要になるので、パスポートと滞在先の住所を渡します。

そして、この時にメールアドレスも設定しています。

確認されることもなく私は適当なメールアドレスで登録されてしまい、O2マイページで使うアカウントのパスワードが行方不明となりました。グッバイ、マイパスワード。

メールアドレスを教えてあげればなおよしです。

ちなみにO2のマイページからはプリペイドのチャージが可能なので、アカウントの情報は重要です。パスワードはメアドがなくても再設定できるので後から変更もできますけどね。

登録が終わったところで、続いてスマホの設定へと移ります。

なれた手つきでポチポチと設定してもらい、あっと言う間に終了です。

スマホにSIMを入れると、ハイ使える！

という状況になるには「SIMが認識されるまで数分は掛かるかもね」とひと言もらってお店を後にしました。

ありがとうO2スタッフのみなさん！

これでドイツで豊かなスマホライフが送れるよ！

SIMを入れても使えない場合

時に恐れていた事態が発生することもひさしからずや。

「SIMカードを入れたけど、ネットが使えないんだけど・・・」

という人がいると思います。私もその一人。

「あとはSIMカードをぶっさすだけで使えるぜ！」

と兄貴からたくましい一言をいただきましたが、これがまぁ使えない。

ということで原因を追求してみました。

SIMが壊れていないか確認

まずは電話が使えるか確認してみてください。O2のプリペイドSIMカードはネットが使えるだけでなく、電話番号もついてきます。つまり電話をかけることも、かけてもらうことも可能です。

ネットは繋がらない。しかし電話はできる。

という場合はとりえあずSIMは壊れていないはず。ネット利用の設定に不具合があるということが特定できます。

電話もネットも使えないとなるとさすがに購入したSIMに不具合がある可能性が高いです。設定中に傷がついて壊れてしまったかもしれないです。購入したお店に急ぎましょう。

iPhoneで使えない場合

おそらくiPhoneやiPadで使えないという方は少数だと思います。基本にiPhoneはSIMを入れるとすぐ使えます。

使えない場合は、SIMカードのアクティベートがうまく完了していないが主な原因です。

または、SIMカードが使えるようになるまで『設定完了から数分〜数時間掛かることもある』ので、ちょっと待ってみてください。

それでもダメな場合は購入したお店に持って行って店員に相談するがベストです。

私はどうやってもiPhoneで動かず店員に相談したことがあるのですが、

「君のiPhone6は日本で買ったものだろ？日本のプロテクトが掛かっていてうちじゃムリだよ。これは日本でしか使えないiPhoneさ。日本のSIMプロテクトは強力すぎて専門業者でもどうにもならんよ。諦めたほうがいい」

と言われ、私のつぶらな瞳から大粒の涙がリフトオフしました。

ほんとに手持ちのiPhoneがきっちり海外で使えるかは要注意です。

海外で使えるiPhoneを持っていれば、詳しい定員なら『iPhoneのアクセスポイント設定』をどうにか確認して使えるようにしてくれるはずです。

Androidで使えない場合はAPN設定を確認

Androidのスマホで使えないというのはよくあるかなと思います。

かくいう私もSIMの設定はどう考えても完了している（SIMフリーのiPadに挿すと使えたから）のに、アンドロイドのスマホだと使えない。

という事態に陥ったことがあります。

Androidで使えない場合はAPNの設定ができていないことがほとんどです。

APNとは、アクセスポイントネーム（Access Point Name）の略で、ようするに接続設定のことです。

簡単に言うと、スマホでSIMを使う設定ができていないということです。

「あれ？さっきお店のスタッフが設定をしてくれたんじゃないの？」

お店のスタッフが行なったのはSIMカード側の設定なのです。

つまり、スマホの設定がまだなんです。

そこで手持ちのAndroidスマホでO2のSIMが使えるようにAPNという設定を行う必要が出て来ます。

この設定はAndroidによりけりなのですが、参考までにわがZTEで設定した方法を載せておきます。

O2公式サイトによると、以下の項目を設定すればOKのようです。

https://hilfe.o2online.de/より引用

ということが書いてあるので、その通りにアクセスポイントを設定してみます。

ネットワーク設定から、アクセスポイント名をタップ、アクセスポイントを追加。

名前・APN・APNタイプ・MMSC・MMSプロキシ・MMSポートを設定すると、上図のような感じの設定になります。

これできっとスマホが使えるようになるはず。

さいごに

「Wi-Fiだけで生きて行く！」

というのもアリですが、やっぱりどこでもスマホが使えたほうが便利です。

電車の時刻だってアプリで調べられるしね。

ドイツでSIMカードを手に入れ、スマホを使えるようにするのはドイツ生活の最初の第一歩的な関門です。

ということで、ドイツでSIMをお探しの方の参考になれば幸いです。

ちなみにO2のSIMは基本的にヨーロッパならどこでも使えるので、ドイツからのヨーロッパ周遊にも便利です。スペインに持っていきましたが特別な設定も必要なく普通に使えました。

もちろん後から「海外で使ったから高い料金を上乗せ請求するよー」なんて落とし穴もなく。そもそもプリペイドなので、使える料金も決まっています。

ちなみに、プリペイドのチャージはO2のサイトからマイページにアクセスして行ないます。

以上、参考になれば幸いです。

ではでは。