ベルリンのおすすめ観光スポット23カ所をたった１日で効率よく回れるのか？

Photo by Carmen Eisbär

ドイツの中でも人気観光地とは呼び難い首都ベルリンですが、それでも街の見所はたくさんあります。それこそ１週間の旅行でも足りないくらい。

そうは言っても時間の限られた旅行者ならできる限り時間のロスを抑え、多くの観光地を見て周りたい、そう考える方も多いはず。

ベルリンに３日間の滞在を予定し、もし２日の観光で満足できれば、残り１日はベルリンの近郊都市ポツダム、少し遠出してドレスデン、バスを利用してライプツィヒなど、日帰り旅行に変更することだってできます。

さて、問題となるのはベルリンの観光名所を１日で見て回ることは可能なのか？です。

結論から言うと・・・

可能です。

・・・いちおうですが。

ベルリン観光と一口に言っても名所は色々あります。では、どう回ればよいのか？

まずは目指すベルリンのメジャー観光地を見て行きましょう。有名所をピックアップしてみました。 

1.ブランデンブルク門

ベルリンのシンボルと言えばコレですよね！

地下鉄の窓ガラスにもこの門のイラストが描かれていたり、雑貨屋で模型が売っていたりとまさにベルリンを表す観光スポットです。

門の上部に取り付けられたヴィクトリア像はかつてナポレオンに持ち去られたことがあったりと歴史ある建造物でもあります。

2.ドイツ連邦議会議事堂（ライヒスターク）

ドイツが誇る国会。その佇まいは遠くから眺めるだけでも圧巻です！

見所はなんといっても建物上部にあって展望スペースにもなっているクリスタルドームです。

建物内の入場には予約とパスポートが必要なので注意が必要。

予約はインターネットまたは国会前にあるチケットセンターで行なうことができます。当日予約は午後に回ることが多いので、絶対に入りたい人は事前予約がおすすめです。

つねに長蛇の列ができるほど人気の観光スポットです。 

3.ベルビュー宮殿

ティーアガルテンの中にある連邦大統領の宮廷です。

建物内の見学は不可なのですが、外から見る建物の大きさは圧巻！

4.戦勝塔

1864年にデンマーク戦争の勝利を記念して建設が始まった歴史ある塔です。

その頂におられるのは勝利の女神、金色のヴィクトリア。

戦勝塔は頂上まで登ることが可能です。 

最寄り駅がバス停しかないので、バスに乗れないとやや行きづらいです。

5.ホロコースト記念碑

正式には虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑。

大小さまざまなコンクリートが無機質に乱立し、その足場は中心に行くほど深く、少しうねった構造をしています。

地下にはホロコーストに関する情報センターも有り。 

6.ソニーセンター

特徴的な天井は見応え抜群でライトアップされた夜の姿はなお特徴的。

ベルリン近代建築の象徴とも呼び声高いです。

連日多くの人がカメラ片手に訪れています。

近くに観光客にも人気のドイツ料理とドイツビールが楽しめるレストラン「リンデンブロイ」があります。

 

7.ベルリンフィル

都合が付くなら鑑賞しておきたいベルリンフィルハーモニー。

世界屈指のオーケストラ演奏を本拠地ベルリンでぜひ。

日本では数万円するチケットがベルリンなら数千円という価格帯なのも魅力的です。

8.市庁舎

ベルリンの市庁舎、通称「赤の市庁舎」です。

他のドイツ都市にある市庁舎と比べてベルリンの市庁舎はシンプルなデザイン。

9.ニコライ教会地区

ベルリンの中でも趣深く、都市というより西洋の古い町並みを彷彿とさせるニコライ教会周辺。

教会前にテディーベアを多数取り揃えたショップも並び、ベルリンベアーをお土産に買うもよしです。

 

10.博物館島（ベルリン大聖堂など）

シュプレー川に浮かぶ島がまるごと世界遺産になっているムゼウムインセルこと博物館島。

ベルリン観光のハイライトとも呼び声も高いベルリン大聖堂は腰を抜かすほどの荘厳さです。

ここは外さず立ち寄りたい観光スポットです。

 

11.マリエン教会

ドイツを舞台とした名作といえば、森鴎外の「舞姫」です。

その作中で豊大郎とエリザの出会った場所ではないか？

そう言われている教会がここマリエン教会です。

12.テレビ塔

ベルリンから天を貫くがごとくそびえるテレビ塔、ベルリンのいたる所から見えるので現在地を知る良い目印にもなっています。

13.世界時計

世界中の時刻を同時に知ることのできる世界時計。

アレクサンダープラッツに立てられていて、待ち合わせポイントとしても活用されています。

14.水族館

建物の中に巨大な水槽を取り入れた一風変わったベルリンの水族館シーライフ。

水槽の内部は有料になりますが見学可能です。

水槽の中から眺める光景はまるで世界が海中に沈んだかのようで神秘的です。

15.オシャレカフェ

アートの街ベルリンには街の至ところにオシャレカフェがあります。

せっかくのベルリン、できるなら一店舗くらい足を運んでベルリンのカフェを満喫したいところです。

 

16.イーストサイドギャラリー（ベルリンの壁）

戦争の歴史が色濃く残るベルリン。

戦火の爪痕として残されたベルリンの壁は現在世界のアーティストによってキャンパスに書き替えられています。

ベルリン観光では外せないスポットです。

 

17.カイザーヴィルヘルム記念教会

ドイツ皇帝ヴィルヘルム一世をしのんで建てられた教会。

ベルリン大空襲の被害に合うも最低限の修復にとどめ、戦争の悲惨さを現在に残す教会となっています。

ヴィルヘルム教会側に建てられた新教会はモダニズム建築にあたり、四方が青のステンドグラスで彩られています。

 

18.ツォーロギッシャーガルテンの動物園

ドイツ最古の動物園があるベルリン。

ホッキョクグマの「クヌート」が世界的人気を博しているそうです。

19.アンペルマンショップでお買い物

女性人気抜群のベルリンのマスコットキャラクターアンペルマン。

ベルリンのオリジナルグッズといえばコレです。

ドイツへ留学している女子学生は口々にアンペルマンのことを可愛いと言います。

アンペルマン、モテモテです。

 

20.ベルリン名物カリーブルスト実食

ソーセージにケチャップ&カレーパウダーで頂くファーストフード。

ベルリンの至る所にその屋台を見つけることができます。

その味は筆舌に尽くし難いほど美味。立ち食いで食べるのが粋なスタイル。

 

21.ビール&ドイツ料理

ドイツに来たならやっぱり肉塊のようなドイツ料理をドイツビールと共に味わいたいところ。

たくましい味付けのドイツ料理は一人で食べるにはかなりボリューミーです。

 

22.温泉・サウナ（ドイツなので混浴）

出典 http://www.thermen-berlin.de/
個人的にはあまりそんなイメージはないのですが、ドイツは温泉が有名だそう。ベルリンにも温泉はあります。ちなみに男女混浴です。

 

23.夜遊び

実はクラブ遊びの聖地とも呼び声高いベルリン。

世界のクラバー（クラブ通いをする者たち）がベルリンのベルクハインに憧れ、そして死ぬまでに一度は行きたいと声を揃えています。

ただしベルクハインは世界一入場が難しいクラブ。

そこには世界一のドアマンが立ちはだかり、独断と偏見だけで入場者の規制を行なっています。

ちなみに私は入れたことがありません。

１日で23カ所も観光は可能か？ 

さて、こうやって集めた観光スポットなのですが、はたして本当にこれらを１日で観光することができるのか？

答えは冒頭でも述べたのですが、

 

頑張れば、なんとか・・・可能です。

 

ただし、すごく疲れます。

それはもう、１日の終わりには足がパンパンになります。

実際、ベルリンへやって来たヨーロッパ初心者の友達をつれ１日で強行観光してみたのですが、彼は観光の途中で「もう帰ろう」と目で訴えかけていました。

もちろん次の日もぐったり。

（ただし、てんこ盛りの１日観光を成し遂げた事には満足していました）

バスがキーポイント？

ベルリン観光はバス100番と200番を利用することで効率よく回ることができます。

これら二つのバスと電車を巧みに扱うことで、今回ピックアップしたベルリンの観光地を１日で攻略することが可能となります。

そして肝心なのは１日を効率よく使う観光ルートです。

そのルートは実際にベルリンの観光地を連れて回った友だちの様子と共に紹介しています。

「おすすめできないベルリン観光プラン？ヨーロッパ初心者の友達にたった１日でベルリンの観光地23ヶ所を回らせてみた」

気になる方は合わせてご覧下さい。

そして、我こそはタフガイ！（タフ女！）という方は、ベルリン旅行の参考に実際にはチャレンジしてみて下さい。

個人的にはそんな詰め込まず、ゆっくりとベルリン観光を楽しむのも良いのにと思う部分もありますが・・・。紹介しておきながらこう言うのも可笑しな話なのですけどね。最短最速攻略もいいけれど、休暇をのんびりと過ごす旅行もいいものですよ！

さて、今回はベルリンと言えばコレ！という代表的なものを軸に集めてみました。

もちろんベルリンの観光スポットは他にもたくさんあって、ハッケシャーマルクトやシャルロッテンブルク、ユダヤ博物館など見所は盛りだくさんです！

ベルリンの全体像をもっと知りたい。

それぞれの観光スポットがどこにあるのか知りたい。

そんな場合は、ベルリンを駅ごとに解説した記事もあります。

合わせて参考にしてみると、よりベルリンが身近に感じるはずです。

ちなみに、今回ご紹介した観光スポットは地図で見るとこんな感じです。

ぜひご参考に。

ではでは。