女子こそ美味いドイツビール!サントリーのラドラーを飲んでみた!
遙かなるビール大国ドイツからどんぶら海を超え、あのラドラーが日本に上陸したらしい。
何とも言えないあの独特の苦味がどうにもダメで、ビールが飲めない。そんな人でもあら不思議、すんなり飲めてしまうのがドイツが誇るラドラーというビールです。
レモンテイストですっきり爽やか、サントリーから発売されたラドラー、気になるその味は本場ドイツのラドラーと同じなのでしょうか?
さっそく確かめてみました。
そもそもラドラーって何?
ものスゴく簡単に言うと、ラドラーとはビールのレモンソーダ割のこと。
その語源はドイツ語で自転車乗りを表すRadler(ラードラー)から来ています。
時は遡ること1920年代のドイツ。
サイクリングロード沿いの酒場に詰めかけた大勢の自転車乗りを前に店主は困った表情を浮かべていた。
「こりゃ駄目だ。店のビールが無くなっちまう」
今も昔もドイツは酒豪揃い。
次から次へに飲み干されていくビールの数々。
困り果てた店主はビールをレモネードで割って客に出すことに。
すると、これがラードラーこと自転車乗りたちに大ウケしたという。
自転車とはいえお酒を飲めば飲酒運転、それってダメなんじゃ・・・
ということは置いといて(※日本ではもちろんダメです)、かくしてラドラーはドイツに誕生した。
レモネードでビールを割るという、ひょっとするとビールに対する冒涜とも取れる行為を許してしまうあたりはさすがドイツ人、愛すべき酔っぱらいです。
サントリーのラドラーとは
爽やかなCMと共に日本へやってきたラドラー。
あんな極上スマイルで美味しいと言われると、つい買いたくなりますね。
さっそく買ってみました。
聞く所によるとラドラーはこの春大注目の飲み物らしく、苦味を抑えたテイストは女性や若者向けとのこと。女子会でラドラーブームの兆しもあるとかないとか。
グラスに注ぐとけっこうシュワッシュワ!
見た目は普通のビールと変わりなしです。
では、さっそく。
プロースト! Prost!(ドイツ語で乾杯)
肝心の味は・・・
これが何と言いますか、んー、スゴく甘いです。
レモン酎ハイよりやや濃厚なレモン味。それでいて炭酸は少し強め。のどごしは気持ちあるかな、くらい。
ラドラーを日本人に合わせて作った。そう謳っているだけのことはあって、ドイツのラドラーとは少し異なる印象です。なんというか、甘いです(2回目)。ビールと言うよりまるで新発売のレモン酎ハイを飲んでいるような。これはこれで新しいお酒という感じでアリですが。
スッキリテイストなので、飲みやすさに関しては折り紙付き。これならビールが苦手な人でも美味しく味わえると思います。ビールと思って飲むと、これは・・・何だ?とやや面食らってしまうかもしれません。
個人的にはもう少しビール風味が欲しいなあと思ったり。
ちなみにドイツのラドラーはこんな感じ。
ドイツのビールは全体に濃厚なので濃い色味をしているのですが、ラドラーはやや薄くレモンに近い色合い。
ラドラーはビールにあらず?
ビールが苦手な人でも飲めるビール。
ちょっと飲みたい、だがビールを飲むほどじゃない、かと言ってジュースを飲む気にもなれない。それならラドラーを飲めばいいじゃない。といった具合にドイツでも愛されているラドラー。
だが、生粋のドイツ人である我が友トートーは言います。
ラドラーはジュースだ。いや、水だ。
考えてもみろ。ラドラーをいくら飲んだら酔っぱらえる?
酔わないだろう?
なら、男はだまってビールさ。
そして、最高にクールな瞬間を迎えるのさ。
・・・
ドイツ人は底抜けにお酒を飲むので、決して張り合ってはいけないのですが、とにもかくにもドイツ人にも優しいお酒ラドラー。
気になる方はぜひ試してみて下さい。
過去に紹介したお店やベルリン情報はカテゴリー別にまとめています。
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