40種以上!?ドイツ留学に持っていきたい持ち物はこれ【チェックリスト付き】
ドイツに留学することが決まったら、さっそくでも取り掛かっていきたいのが荷造り。
日本から遠く離れたドイツに長期間いくわけです。荷物もそれなりに多くなるってなものですよね。
もちろん、なんでもかんでも持って行くわけにはいかないので、身の回りのものや服はよりすぐりを厳選しておきたいところです。
ですが、具体的にどんなものが必要になるのか?よくわからない部分が多いのもまたしかり。
何を持っていけばいいのか分からないと、結果あれもこれもと余分なものが増えていきます。
そこで、ドイツ留学に必須で持って行きたいもの、持っていった方がいいもの、持っていくと生活が充実するが持って行くのが大変なもの、これは持っていくべきだったものなどなど、私の経験やドイツ留学者の意見をふまえて持ち物リストを作りました。
記事の最後には持ち物リストをダウンロードできるようにしてあります。ぜひ参考にしてもられればと思います。
ビザの申請や転出届け、携帯電話の解約など、ドイツ留学に関する準備についてはこちら
にてご紹介しています。
合わせてご覧ください。
必ず持って行くべきもの
パスポート
海外に行くために必須アイテムですね。わざわざ言わなくても分かっているとは思います。
取得済のひとは留学中に期限切れにならないかどうか、このあたりも十分に確認してください。
パスポートの取得は早ければ1週間もあれば可能ですが、ギリギリで焦らないよう早めの取得がおすすめです。パスポートの取得は5年と10年を選択することができます。
5年はあっと言う間なので余裕を持って10年での取得がおすすめです。
とりあえず持っていくのを忘れたら終わりなので、当日はくれぐれも家に置き忘れないようにご注意を。
国際免許証
ドイツは国際免許証があれば車の運転が可能です。
ドイツはレンタカー代もそこまで高くないので、免許があれば旅行シーズンの夏は車を借りて南ドイツをぶらり巡ってみる、アウトバーンをかっ飛ばしてドイツを縦横無尽に駆け巡るなど旅行の幅が広がります。
日本と違ってドイツは右側通行なので、日本と異なる車線の違いを怖がる人も多いのですが、基本的には前の車に着いていくを心がけておけば問題ないです。そのうち慣れてきます。ちなみに左ハンドルにも割とすぐ慣れます。
ただ、左ハンドル&右側通行に慣れてしまうと、日本に戻って来た時「左側通行こえ〜。右ハンドル慣れねぇわ」なんて地獄のミサワばりのセリフを言ってしまいそうになります。
私は車両大国のベトナムで初めて日本と逆車線での運転を経験したのですが、乗ってみれば意外と楽勝です。
国際免許証の発行は、普通免許証を持っていれば30分ほどです。申請したその日に発行されます。
留学中の勉強に必要なもの
筆記用具・文房具
安くて、使いやすくて、丈夫で長持ちと3拍子そろった日本の筆記用具はもはや世界最強です。
世界に誇るべき偉大な文房具たちはぜひお気に入りを日本から持参するのがおすすめです。小さいスティックのりにセロハンテープ、シャーペンや消しゴムなどなどですね。小さく使いやすいのはさすが日本の技術です。
もちろんドイツでも文房具は買うことはできます。ですが、ドイツではシャーペンなど日本では気軽に帰る文房具がやや高いです。とくにシャーペンの芯が高いんですよね。
日本だと100円あれば買えるのにね。ドイツでは3倍くらい?します。
なので、ドイツの学生はみんな鉛筆を削って使っていたり、安く買えるボールペンを使っています。
ノートだって日本の100均より高い値段で、しかも1ページ1ページがペラッペラで使いにくい。ノート自体も分厚くてかさばります。
日本だともっと質のいいノートが100円で買えるのにぃ!
とノートで1冊に悶絶した時はさすがにちょっと笑いました。
ついでに透明なクリアファイルなどもあると便利かも。
ドイツ語の文法テキスト
必須です。とくにドイツ語に自信がない人は必ず日本にいるうちにドイツ語の文法テキストを手に入れておきましょう。
文法テキストは1冊もあれば十分で、ドイツ語文法の基礎を網羅し、かつ自分が勉強しやすいものを選べば間違いないです。
大学でドイツ語を先行していた人は初級ドイツ語の授業で使用する文法書があればOKで、改めて買う必要はとくにないです。
ドイツ語対応の電子辞書
ドイツ語を勉強するにあたって辞書はもはや必須アイテムです。
例文の多さ、発音機能、検索スピードの早さに例文から単語の意味をさらに検索する機能など、調べるという点において右に出るものなし。やはり電子辞書が最強です。
わざわざ電子辞書を買わなくても、スマホの辞書で十分。という意見もあり、実際のところ日本人以外の留学生はスマホを辞書代わりに使っています。
電子辞書を持っている人=日本人という図式は語学学校のあるある風景ですが、やっぱりあると便利です電子辞書。
スマホの辞書もいいですが、所詮はスマホの辞書なので辞書機能に特化した電子辞書には叶いません。スマホだと調べたい内容にたどり着くまでに時間も掛かります。
ただ、ドイツ語対応の電子辞書は種類が少なく、値段が高いのが難点です。
電化製品関連
コンセント変換アダプター
ドイツのコンセントは日本の形と異なっているので、日本から持ち込んだ電化製品をそのまま使用することはできません。
そこで使用するのが変換アダプターです。
海外のコンセントを日本のコンセントに変換してくれるアダプターは留学に限らず日本から出国するなら必ず買っておくべきアイテムです。
なかでもオススメが世界対応のアダプターで、これさえ持っていればドイツに限らずどの国にいっても日本のコンセントを使用できるようになります。
ちなみにドイツで世界対応アダプターを購入すると3000円以上はします。
変圧器
最近ではパソコンの電源アダプターやスマホの充電器が世界の電圧に対応したものが増えているので、そのままぶっさして家電がショート、発火した!なんてことも少なくなっています。
ドイツの電圧は230Vで、なかには電圧が対応していないものがあります。
日本の電圧は100Vなのでその差は歴然ですね。発火もするわそりゃ!ってな差です。
なかでもドライヤーやヘアアイロン、炊飯器など強い電力が必要な日本の電化製品は変圧器がなければ使用できないものも多いです。
日本のドライヤーなど電化製品を持ち込む場合は事前に電圧を調べ、変圧器が必要かどうか調べてみてください。
ちなみに私は変圧器を持たずにドイツに留学しました。
しまった!変圧器が必要だった!
と思ったことは、今のところ1度もありません。
タコ足配線
これ1つあるだけですさまじく便利です。1つの電源からPC・スマホ・その他もろもろと一度に電源ゲットです。
ぜひ忘れずにもって行きたいアイテムです。これを持っていない人って意外と多いんですよね。
1つ注しておきたいのが、タコ足配線が電圧に対応しているかどうか。
ドイツは230Vなので、この電圧に対応できるか調べておく必要があります。
電圧に対応していない場合は、コンセント変換アダプターにタコ足を突き刺すと、タコ足がショートします。
ドライヤー・ヘアアイロン
日本を出るとよく分かりますが、日本の電化製品は最強です。
マイナスイオンが出るとか、こまかい温度調整ができるとか、髪が痛まないとか、ドライヤー1つとってもきめ細やかな技術が結集しています。
これちゃんと使いこなしてる人いる?ってくらい機能に溢れてるのが日本の電化製品ですよね。TVのリモコンとかボタン多すぎません?
ドライヤーにしても、ヘアアイロンにしてもこだわりがある方は持って行くのがオススメです。
留学先の学生寮にドライヤーがない!
というのは、よくある話です。
ドライヤーを持ち込む場合は、電圧がドイツ対応かどうかは確認しておいてくださいね。
ちなみに、私はドライヤーにこだわりもなかったので、現地で購入しました。20ユーロくらいの格安のものを電気屋さんで入手です。
SIMフリーのスマホ
ドイツに行ったら現地で携帯を契約しないとだわ。大変やわ。
と思っている人ちょっと待った!
SIMフリーのスマートフォンがあれば、ドイツでわざわざ携帯電話の契約をする必要はありませんよ。
プリペイドのSIMカードを買って、手持ちのスマホに挿入するだけでドイツでも日本の携帯を使用することができます!
もちろん使用制限などもありますが、私は一番やすい月額10ユーロのプランで不自由したことはありません。
制限を超えると低速になるのですが、LINEやfacebookのメッセンジャーくらいは問題なく使用できます。
Skypeの無料通話を使って1時間を超える電話を日本にしたこともありますが、容量オーバーしなかったですね。
ドイツ国内での電話も掛けなければ、月額0円ですし、プリペイドの電話料金を翌日に繰り越されます。月額10ユーロほどで携帯代を抑えられるなんて安すぎます。
ちなみにですが、ドイツではそこまでスリは多くはありませんが、スマホは盗まれやすい代物です。
海外での使用はくれぐれもご注意を。とくにメイン通りから外れた人の少ない路地や、夜道、人混みなどは注意です。電車での座りスマホも簡単にひったくることができるので注意です。
そもそもSIMフリーって何?
という人はこちらにまとめているので、参考にしてみてください。
ドイツでのSIMの買い方は「ドイツ留学でスマホ使える?ネット接続にオススメなO2格安SIMの買い方」でご紹介しています。
合わせて参考にしてみてください。
ノートパソコン
私は持ち運びに便利なMacBook Airを愛用しています。
元はマックよりもウィンドウズ派で、「Macとかオシャレなだけやん!マクロちゃんと動かへんし」とかなんとかブイブイ言っていたのですが、仕事の都合もあって今やすっかりマックに染まっています。
ノートパソコンは処理速度や容量など本体のスペックも重要ですが、ドイツに持って行くならパソコンそのものの軽さだって重要です。
パソコンの買い替え時期はだいたい5年が目安と言われています。
5年以上まえに買ったパソコンが動作も重たい。というかパソコン本体も重たい。
そんな場合は思い切って最新の軽くて容量も多いパソコンに買い替えておくのもおすすめです。
オレは動画しか見ないからパソコンは何でもいいんや!とか言わずに。
大容量ハードディスク
パソコンがあれば不要と思われがちですが、パソコンのデータはいつ吹っ飛ぶか分かりません。
パソコンは復旧できたけれど、中身のデータが全て失われるなんてことは珍しくはありません。
「DropboxやiCloud Driveで十分でしょ」そう思うところもありますが、備えあればなんとやら。バックアップの取れるハードディスクはできれば1つくらい持っていきたいところです。
最近では軽くて薄くて大容量のハードディスクもたくさんあります。
ドイツで撮りためた写真が突然消えて泣きをみないように、保存用のハードディスクはぜひ。
ちなみに私はこれを使っています。
軽い!薄い!大容量!
最強です。
MacBook Airに写真を保存しまくっていると、限界を迎えるのでハードディスクはやはり必須です。
USB
ハードディスクは持たず、大容量のUSBを持って行くのもひとつの手です。
ハードディスクは買わないにしてもUSBは1つは持っていきたいところです。
パソコンは持ち運ばないにしてもデータだけ持ち運ぶ機会はありますよね。
1眼レフカメラ
ドイツの風景はどこを切り取っても絶景!
日本では見ることのできない街並だったり大自然だったりは、もはや写真に撮らずにはいられない!スマホのカメラアプリの連打が止まらない!
写真が好きなら、それこそ一眼レフを持参したくなるのが海外ドイツです。
ということで、私は小さくてコンパクト、さらには持っているとなんかオシャレな感じがでることで有名なオリンパスペンを使っています。
写真の画質も文句なしです。仕事の取材で海外に出るときもオリンパスです。
本格的な一眼レフがあれば言う事なしですが、ちょっと持ち運びに不便ですよね。やっぱりカバンに入るくらいのコンパクトさが理想です。
まあ、オリンパスペンは一眼レフじゃないんですけどね(汗。
日用品関連
洗面用具・化粧品
基本的なものは全てドイツでも購入は可能です。
なのでわざわざ持っていかなくても良いかもしれません。
「いやいやスカルプDは絶対手放せないでしょ!」とか、「これがなきゃメイクが決まらない」とか、日本でしか手に入らないであろうお気に入りの品があれば持参って感じです。
爪切り
ドイツの爪切りはするどいです。こと爪を切ることに関して優しさがない。
留学に限ったことではないですが、海外に出るなら爪切りの1つくらい持っておいて損はないです。
無いと使いたくなる不思議です。爪ヤスリを使っている人はセットでぜひ。
耳かき、綿棒
お風呂上がりは必ず綿棒がルーティーンになっている私なので、これだけは外せなかった。綿棒を束で持っていくとかさばるけれども。
ドイツの綿棒はもち手がふにゃふにゃで使いづらいです。綿の部分もすぐわしゃわしゃになるしな。
ということで、綿棒にこだわる私が綿棒をすすめています。
毛を剃る・抜く道具
髭剃り、カミソリ、眉毛抜きなどなど。
要りますね。
なにかと毛を抜くシーンはありますよ。
ドイツでは無駄毛の処理は紳士淑女のたしなみです。
一度でもドイツのシャワールームを使えば、悩みむはずです。
やっぱ、おれも処理したほうがいいのかなぁって。
ポケットティッシュ・ウェットティッシュ
留学にしても旅行にしても、それぞれ1つづつ持っていきたいアイテムですね。
これは余談ですが、ドイツではなぜか箱ティッシュがすさまじく高いです。
1箱数百円します。日本のようにセットで安売りされてないんですよね。なぜでしょうか。
箱ティッシュがない生活は思った以上に不便です。高いからポケットティッシュでガマンするけれど。
ハンカチ・タオル・バスタオル
荷物にするとかさばりますが必需品。
留学先で買い揃えるというのもありですが、留学初日が日曜日で、近所のお店が開いていないといこともあるのでご注意を。
歯ブラシ
美人歯科助手が言うには、「歯ブラシは2週間使ったら買い替えですよ(ニコッ)」らしいです。
毛先の細かいお気に入りの1本をぜひ旅のお供に。
ホッカイロ
日本の貼るホッカイロや振って暖かくなるカイロは冬のドイツを乗り越えるために必須のアイテムです。
とくに冷え性の方は必須!必須!必須!!!
ただ、ドイツ人に言わせれば、ホッカイロはまるでエコに配慮のない代物という意見もあったり。
常備薬
薬局に行けば薬を買うこともできますが、慣れていないとどの薬を買えばいいのか分からないです。
それに海外の薬は海外仕様ですこぶる強力です。
寝てれば治るちょっとした熱風邪やお腹痛いを止めるなど使い慣れた日本の薬はあれば心強いです。
お箸
日本の食事のお供お箸。忘れずに持っていくべし。
箸文化のないドイツでは日本のように100均一でホイホイ買えませんので。(100均もないですが)
しゃもじ
日本人であれば、どこでも恋しくなるのが白米様ことお米です。これぞ日本人の魂の食。いわばソウルフード!
お米を求めてお鍋で米を炊く人は多いのですが、ここでふと気づくのです。
「しゃもじが無い!」と。
代わりにスプーンでお米をとりますが、スプーンにこびりつくのなんのって・・・。
しゃもじのありがたみをドイツで知る瞬間です。
ぜひ、旅のおともに。
マスク
日本のように花粉の季節がやってくればみんなマスク。
ベトナムのように空気が悪すぎて原付乗っている人はみなマスク。
なんて光景はドイツにはないので、必要そうであれば。
なかにはドイツの乾燥にやられるのでマスクは必要でした。
という声も効くので、備えあればなんとやら。日本のマスクは細部にわたってクオリティも高くオススメです。
新型コロナで必須アイテムとなりました。
コンタクト・メガネ
普段使いしている人は忘れないですよね。
ちなみにですが、コンタクトレンズはドイツで買うほうが安いです。
洗濯物関連
ドイツではこんなの使って部屋干しまたはベランダ干しが一般的です。
景観を損なうとかなんとかで、日本のようにベランダに物干し竿をかかげて洗濯物をザッと並べて乾かすことは出来ないようです。
ベランダでもコレを使えば外から見れば洗濯物はみえないですしね。
そもそもドイツでは部屋によっては洗濯物を干せるスペースのあるベランダがないっていうのも珍しくはないです。
戸建ての家だと庭に干していたりもするので、厳密にこれはダメなどは都市や地区によって異なるのかも。
物干しロープ
部屋干しで役立つのが物干しロープです。
生乾きが防げて、衣類が綺麗になれば洗濯はそれでいいや。
というのが私なので、洗濯にこだわりはないのですが、アレば役に立ったなこれは。
洗濯バサミ付きの物干し
100均に行けば買うことのできる洗濯バサミ付きの物干し。これぞ洗濯のお供。
理想はサイズの小さいもので、部屋のすみの窓枠にでもぶら下げておけるものがイイ感じですね。
程よい小ささで十分なんですよね。それだけで大活躍です。
ドイツで見かけないんですよね。
衣類関連
衣類(夏・冬)
ドイツの夏は日本の春のように穏やかで、冬は北海道のごとく寒い、それがドイツです。(写真は大晦日のベルリン)
衣類に関しては、とにかく寒さ対策が必須です。
私のように暑がりなら、標準的な日本の冬と同じ格好でも生きて行けますが、寒がりの人は真冬の北海道に行くことを想定した服選びをしてください。
なかでもオススメは、安くて軽くてかさばらないユニクロのヒートテック。
絶対買っておいてください。寒がりの人は2枚重ねて「ファイヤーテック」に着こなせば身体ポカポカです。
寒さ対策なら、分厚い靴下もオススメですね。冷えは末端からやってきますので。
ちなみに、札幌とミュンヘンは姉妹都市なのですが、空気感がよく似ています。夏の札幌と冬の札幌を参考にしながら服装を選ぶと大丈夫かなと思います。
夏場は基本的に日本の夏と同じ服装で問題なしです。これは8月のベルリン。
夜になると人によっては肌寒く感じるかもしれないので、薄手のカーディガンなどあればなおよしです。日本の春または秋のよそおいを想像してもらうと分かりやすいです。
ちなみに夏場はエアリズムがあれば快適です。ユニクロさまさまですね。
ちなみにユニクロはベルリンにあります。
夜遊びしたいなら黒の服
全身を漆黒の黒で整える。それが海外の男と女の夜の姿。
黒い服に黒いズボン。そして綺麗な黒の革靴。
これさえあればベルリンのベルクハインだろうが、街中のクラブハウスだろうが、ドアマンに嫌われなければ基本どこでも入れます。
黒で整える。
それが夜のドレスコードです。
夜遊びする予定のある人は黒をお忘れなく。
ドレスコードは必要?
ベルリンフィルをはじめクラシックコンサートやミュージカルなどの舞台演劇など、多くの日本人がドレスコードが必要と思っていますが、正直必要ないです。
最前列の席を抑える、チケットの入手が困難な超格式の高いプレミアムコンサートに行くなら話はべつですが、定期的に開催されているプログラムであれば、私服で十分です。
さすがに半袖短パンサンダルで行くと浮きますが、私はデニム姿でベルリンフィル内をうろついていますよ。
ドイツ人はベルリン・フィルでもバリバリの私服で行きます。聞けば普段よりは気を使っているらしく、いちおう正装らしいです。ただまぁ、正直オシャレとはいいがたい。
ドイツからすれば日本人はすさまじくオシャレなので、服装にそれなりに気をつけている人なら普段着でもドレスコード並みです。
気になる方は黒のメンパンに襟付きのシャツ。これでよしです。女性なら色を抑えたスカートにそれに合う服でよしです。
こう説明しても、「いいや、それでもやっぱスーツでしょ?」と当日スーツを着ていくのが日本人だったりします。
水着・サンダル
ドイツといえば全裸で混浴温泉ですが、街中にはプールも多いです。
プール入らないよって人も水着とサンダルはとりあえず持っていきましょう。思わぬ形で入る機会がやって来ます。
サンダルは普段使にも役立ちます。
例えば寮で部屋からシャワールームまでの移動に使えたりとか。
ウィンドブレーカー
よく山なんかに着ていく薄くて、水もはじいて、軽くて、すごく小さくなるやつありますよね?
あるとすごい便利です。
雨もしのげて、寒さにも強い。おまけに小さくなってかさばらないとくれば、旅のあらゆるシーンで役に立ちます。
私はよく夜行バスを利用するときなんかに持っています。
歩きやすい靴
日本から履きなれた靴を持っていくのがいいです。スニーカーは1足でもあれば、便利です。マラソンとかすると気持ちいいですよ。
ドイツは石畳が多いので、ヒールの高い靴は歩き辛いです。
ドイツの靴は値段は日本とそこまで変わらないのですが、売っている靴の種類や値段などは日本のように幅広くはないです。
ちなみに私はドクターマーチンを愛用しております。
圧縮袋
かさばる衣類も圧縮袋さえあれば見事にぺったんこ!
私は衣類がしわになるからイヤだね。
という人もいそうですが、下着や靴下を圧縮したり、タオルを圧縮したりと使える用途は様々です。
カバン関連
大型スーツケース
内容量が多く、扱いやすいものを選びましょう。
90Lくらい入るものがあれば余裕ではないでしょうか。
スーツケースのタイヤはドイツの石畳にやられて壊れることも多いです。
店員おすみつきの頑丈なタイヤでもおおむね壊れます。壊れると思っておいたほうがいくらか気が楽かもです。
小さいスーツケース
機内持ち込みができる小さなスーツケースは1つあるだけで、すごく便利です。これほんとイチオシ。
いらねーよ、そんなもん!
とのたうちまわっていた過去の私は悔い改めました。
留学用のスーツケースは旅行には大きすぎる。かといって手持ちのカバンだけでは荷物が入らないです。機内持ち込みサイズのスーツケースはちょうど良すぎます。
飛行機によって機内持ち込みできるスーツケースの大きさは微妙に異なるのですが、
ほとんどは縦55cm・横40cm・奥行き25cm以内であれば、持ち込み可能としています。
座席数が100席以下の飛行機であれば、3辺の長さの合計が100cmとしているところがほとんどです。
LCCは預け入れ荷物は追加料金を取られることも多いので、手荷物として持ち込めば旅費も浮いて助かります。
ヨーロッパ国内の旅行もはかどるってもんです。
リュック・小さいカバン
いずれも防犯対策としてチャックつきがいいですね。
ちなみにですが、リュックサックは体の前に背負わなくて大丈夫です。
あると便利なアイテム
折りたたみ傘
ドイツは日本のように1日中ずっと雨という日は少なく、雨はサッと降って止むことがほとんど。
とはいえ、いきなりのゲリラ豪雨やシトシト雨が数時間降り続くこともあります。折りたたみ傘の1本くらいは欲しいとこです。
折りたたみ傘はドイツでも売っていますが、街中で見かけることは少なく、あっても質はトコトンしょぼく、すぐに壊れます。そもそも普通の傘ですらデパートなどに行かなければ手に入らないっていう。
ドイツ人はなぜか傘をささず、パーカーのフードをかぶったり、雨宿りして雨をやりすごしています。
ちょっと高くてもいい折りたたみ傘オススメです。
お土産にお菓子いらないから折りたたみ傘買ってきて!いいやつ!
と日本から訪ねてきた友達にせがんだあの日が懐かしい。
パスポートケース
首からぶらさげても使えるパスポートケース。
パスポートや貴重品を入れられて、いざとなったらパスケースごと服のなかにしまえるアレです。
入国審査など海外出るときはあると楽です。
膨らますことができる枕
機内は長旅です。快適な睡眠確保にはやっぱり枕ですよ。
マクラ。私は場所をとらない膨らませるタイプを愛用しているのですが、フカフカ枕やビーズ枕などお好みに合わせてどうぞ。
予備のサイフ
二つあると意外と便利なのがサイフです。
私は10ユーロくらいで買った財布をドイツをはじめとする海外で使っていました。日本の財布は基本的に海外で使っていなかった感じですね。完全に好みの問題でもありますが・・・。
ただ、日本の財布は日本札を扱うように作られているので、ユーロを入れるとなると少し使いづらかったりはします。
おみやげ
おみやげに持参した柿の種がドバイでビジネスを成功させるキーアイテムだったという話を聞いたことがありますが、柿の種やカッパ海老せんは軒並み不評でした。
ドイツの人たちは甘党です。巨漢の男も夏場は甘いジェラートをペロペロしています。
食べ物で選ぶなら甘いものが無難な気もします。お酒なら梅酒の評判はいいです。
むしろ無しでも構わないのかも。
自分で食べたい日本食
お味噌汁とお菓子、ひじき、きりぼし大根、乾燥わかめ、だしのもと、ふりかけ、うどんのスープの素、コンポタージュスープなどなど。日本の心を宿した食たちはドイツにはおらんです。ぜひ留学のお供に連れていきたい。
日本食が手に入る場所もありますが、値段は日本価格の約3倍です。
それでも買っちゃいますけどね。ビバ和食。
短期滞在にはこれらが欠かせないという意見も!
中華丼などのレトルト食品、さんまの蒲焼の缶詰、カレーのルー、わさびふりかけなどが含まれていないな。短期滞在には必須なのだが…
RT @manatodw : 40種以上!?ドイツ留学に持っていきたい持ち物はこれ【チェックリスト付き】 https://t.co/MJkJnNn4ap— Daisuke Tano (@tanosensei) 2016年8月31日
缶詰のさんまの蒲焼なんて至高の品ですね。
ドイツで日本人に会うならお土産で渡すなんてのもシャレおつかもです。
扇子
折り畳めてコンパクト。暑いなら扇いで涼しい。バーベキューでは炭起こしにも活躍。デザインもザ・和風であれば、ドイツ人にプレゼントすると「ジャパニーズ扇子!」と喜んでもらえると個人的に最強グッズだと思っています。
用途に合わせて持って行きたいもの
人によってはそんなのいらない。
けど、人によってはそれ必須!
という持ち物をまとめました。ずいぶんと主観が入っています。
マンガ
ドイツでは日本のクールジャパンの精神がむくむくと根付いております。最近ではフランスのジャパンエキスポに負けじと年1回デュッセルドルフで開催されている日本のイベントも盛大になってきています。
そんなドイツでは、本屋さんを覗くとドイツ語に訳された日本のマンガがたくさん並んでいます。
ドラゴボール、ワンピース、NARUTO、名探偵コナン、進撃の巨人など、誰もが知っている人気マンガはほぼドイツ語化されています。マンガではないですが、ポケモンと遊戯王はドイツでもちびっ子のたしなみです。
なかでも私のおすすめは「よつばと!」なのですが・・・
本・小説
留学だから日本語とはおさらば!
なんて意識の高い気合も良いですが、ちょっとくらい息抜きも必要です。
そんな時は、日本の心、マンガ・・・ではなく小説というのもいいです。
今や世界のどこにいても電子書籍を気軽に買うことができる時代ですが、日本語で書かれた「本」となると、ドイツではなかなか手にはいりません。
なかには日本語で書かれた本を売ってくれなんて人もいますし。反対に掲示板なんかで売りますと告知すれば書いてが見つかることもしばしば。
それに、日本からドイツまでのフライトは長時間です。
気軽に読める本でもあればヒマつぶしにもなります。機内で映画を3本ほど鑑賞して、ウトウト寝ている間にドイツに到着しますが、座席のビデオが壊れていて動画が再生されないということもありますから(体験談)
Nintendo Switchなどゲーム機器
完全に趣味の世界ですが、ゲーマーの私としては外せないですね。
ドイツ留学中にゲームしたか?と聞かれたら、実際はしてないんですけどね。
せっかくのドイツなので、基本は外に出るなり人と会うなり勉強するに限ります。
名刺
わざわざ名刺を渡す機会もないだろう。と思っていたのですが、これがまぁ「名刺持ってる?」と聞かれる機会が多いのなんの。
イベント会場に潜入したりパーティーに顔出したり、取材したりと名刺はなにかとあると便利です。
ドイツで作るというのもありですが、日本だと格安で作れるので。
作るならもちろん日本語なしの英語版でね。
楽器・スポーツ用品
音大生やスポーツ留学生にとっては必須の持ち物ですが、語学留学生であれば、おそらく持っていかないであろうこれら。
荷物に余力があれば持って行くのもアリです。
例えばドイツはコンクリート製の卓球台が公園に設置されていたりと、卓球王国です。
卓球道具一式あれば、そこらで卓球もできたり、場合によってはコーチなどのバイトに繋がります。
他にもサッカーも盛んなので、スパイクを持っていれば地元のチームに混じってサッカーもできますよね。
私の友人は剣道道具一式をドイツに持ってきていて、ドイツ人でにぎわう地元の剣道場に足しげく通っていました。大会にも出たとか。
みんなのオススメ持ち物
ドイツ留学の経験者たちに聞いた「コレがあると便利!」というオススメの持ち物たち。
みんながオススメする持ち物は「持ち物にオススメ!ドイツ留学経験者たちがイチオシする持ち物とは?」で紹介しています。
よければ合わせて参考にしてみてください。
本当に必要?移住を目指すなら持って行きたいもの
これはあったら嬉しいなぁ。感動するなぁ。
でも普通は留学くらいだと持っていかないよなぁ。
でもあったらなぁとドイツ生活をしていて思ったグッズがこちらです。
炊飯器
個人的にいちばん持ってくればよかったと後になって後悔したものです。
ドイツであろうが米は食べます。というかもう1週間も経てば米食べたくなりますよ米!
日本米はドイツで買うと高いのですが、限りなく日本の米に近いものがドイツでは手に入れることができます。
圧力鍋で炊くのもアリですが、正直なとこ毎日となるとかなり面倒です。炊飯器サイコー。
ちなみに、たまに中国人留学生が炊飯器を持ち込んで留学していることがあります。やっぱり長期留学なら欲しくなるみたいです。
ウォシュレット
はたしてドイツの便座に取り付け可能かどうか分からないのですが、温かい便座の喜びをこれほど噛みしめることはなかろう。
だって、極寒のドイツでキンッキンッに冷えた便座につるりとしたお尻でダイレクトアタックだからね。お尻が無防備すぎて泣ける。
とはいえ、実はドイツで温かい便座をみかけたことがない私です。裕福な家庭のトイレもいくつか見ているのですが、わざわざウォシュレット持ち込みはないもよう。もしかしてムリなのかなぁ。
ドイツの便座はムダにオシャレなんだけどなぁ。
自転車
バスも電車も自転車を持ち込むことができるドイツ。ロードレースも強ければ、自転車道路も整備されていたりと、なにげにドイツは自転車大国です。
もちろん自転車はお店で買うこともできますが・・・なにせ高い。一台数万円から、なんてことも日常です。
なので、知り合いから安く譲り受けるなり、誰かにお古を譲ってもらうのがドイツの自転車スタイル。安く手に入れるなら、蚤の市に行けば60ユーロで売られていたりもします。うん、安い。
とはいえ日本で大金を叩いて購入したロードバイクだったり、愛用の折りたたみ自転車など、お気に入りの1台を頑張ってドイツに持ち込むのも選択肢の一つ。
海外に自転車を持って行くのって、めっっっちゃ大変ですけどね。。。ホント、一苦労でけど。
しかし、苦労の末に持ち込めば、そこには感動のドイツ自転車事情が待ってもいます。
なんたってドイツは自転車を袋詰めしなくても、自転車と一緒に電車に乗り込むことができます。バスにも乗り込めます。
自転車愛好家からすれば、まさに神対応!さすが自転車大国ドイツ!
ちなみに私はロードレースでは愛すべきゴリラことグライペル推しでした。うほうほ。惜しまれつつも引退しちゃったなぁ。
さいごに
ざっとまとめて留学に持って行くべき持ち物はこれくらいではないでしょうか?
数えてみると、持ち物はなだかんだで40種類以上です。
もちろん、これら全てが誰にとっても必須アイテムではないです。
自分の留学スタイルに合わせて持ち物を用意してみてください。
これも持って行ったほうがいいよ!
ちょっと!あれ抜けてっぞ!
というものがあれば、ぜひ下のコメント欄にでも記入してもらえたら嬉しいです。
最後に今回ご紹介した持ち物はチェックシートにまとめてあります。
ダウンロードできるようにしておくので、留学準備の確認・参考にでも使ってみてください。
お役に立てば嬉しい気持ちです。
[追記]
いやいや、こんなにいらないから!
という意見がやや寄せられました・・・。
記事中にも書いていますし、さすがに分かると思いますが、全部持っていきなというわけではないです。
これはいる、いらない、持っていけば役立つかも、というふうに選んでもらえたらと思います。
また1年以上行くとなると、私は炊飯器は持っていっちゃうかもなぁ。
ではでは。
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