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ベルリン観光で絵画を見るならここ!博物館島にある旧ナショナルギャラリー

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西洋に旅行するからには西洋絵画を見たい。という方はすごく多いと思います。けれど絵画と聞いてフランスやイタリアを思い浮かべる人は多くとも、真っ先にドイツを浮かべる方は少ないのではないでしょうか。

たとえそうだとしても、ベルリンにだって美術館はあります。勿論です。ベルリンを流れるシュプレー川、その中洲に浮かぶ世界遺産、博物館島には旧ナショナルギャラリーという美術館があります。誰もが知ってる世界の名画こそ置いていないのですが、印象派を代表とする絵画が多く、その見応えは抜群です。

印象派が多い、ということは印象派について前知識を入れて行けばより楽しめること間違いなしです。

私は前知識を入れ忘れたので、後づけ知識で補完しましたw

旧ナショナルギャラリーへ行く

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博物館と美術館を数有するベルリンの芸術地帯こと博物館島

写真に写っている全ての建物が博物館 or 美術館

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こちらが旧ナショナルギャラリー。博物館島にある唯一の美術館。

シンケルという18世紀ドイツの著名建築家、その弟子たるシュトゥーラーが建築を行っています。

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結婚式? それともイメージ写真? どちらか分からないのですが、たまたま遭遇。

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一歩美術館に踏み込むと、そこには格式高い館内が! 思わず自分の服装を気にする私・・・

すっごいラフで、我ながらものスゴイ場違い感・・・

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とはいえ、周りの皆もすごいラフな格好だったので気にしない。

チケット確認のおばちゃんだって「楽しんで来てね」と微笑んでくれたし大丈夫。

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館内は部屋ごとに特徴を出している感じでした。ここはなんだか近代的な印象です。

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キュレーターが部屋の印象に合わせて絵を選んでいるのかなぁ? とぼんやりそんなことを考えてみたり。

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大きい絵画はその大きさもあって、圧倒的存在感です。

個人的に気になった絵画は・・・

見応えのある絵はもちろん山のようなのですが、気に入る作品数は人それぞれ。

私ごとで恐縮の極みなのですが、旧ナショナルギャラリー鑑賞中に気になった作品をいくつかご紹介したいと思います。

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カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ「窓辺の婦人」

ロマン派に分類される19世紀ドイツの画家フリードリヒの作品です。

どこか哀愁ある女性の後ろ姿に思わず引き込まれました。外の明るい景色と対比させるように室内を暗く描いているのも情緒的だなと。

フリードリヒの作品は宗教的意味を含む風景画が多いそう。それと関係しているのか定かでないのですが、彼の作品に登場する人物は全て正面を見せていないそうです。

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アーノルド・ベックリン 「死の島」

19世紀スイスの画家アーノルド・ベックリンの代表作です。見ていて神秘的だなぁと見惚れた作品。タイトルをそのまま受け取ると怖い絵画なのかな? と感じるのですが、個人的にどこか美しい印象を受けました。

ベックリンは当時フランス印象派のムーブメントのさなか、想像上の世界を描き続けた画家で知られています。この題材に関しては何かに取り憑かれたかのよう描いてそうです。同テーマの作品が数作残っています。

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オーギュスト・ルノワール「ヴァルジュモンの子供たちの午後」

フランス印象派を代表する画家ルノアールの作品です。美術の教科書にも載っているので、説明いらずなほど名前は飛び抜けて有名な画家です。

絵画全体の印象は明るく、やさしい色使いは見ていて心が落ち着きます。たくさんの絵画のならぶ美術館でこういった優しい色合いの絵画に出会うと、ふっと心が安らぐ気がします。激しい題材の絵画も多いことですし・・・。

ちなみに印象派の絵画とは何か? 

ざっくりとした説明になるのですが、

発端は19世紀半ばにフランスで起こった芸術運動にあり、ものの形そのものではなく、光の動きや空気の震えといった、印象を重視した表現が見られる。絵画全体は明るく色彩に富み、主題が強調される一方で写実性は乏しいことが特徴に挙がる。

代表する画家
モネ、ルノワール、セザンヌ、他

といった感じです。

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ビクター・ミューラー「白雪姫」

19世紀ドイツの画家ミューラーの作品です。有名な白雪姫と7人の小人を題材にした作品。誰もが知っている白雪姫なのですが、見ていてどこか知らない白雪姫のような印象を受けました。

作者ビクター・ミューラー氏が気になって調べてみたのですが、あまりに情報が少なく、紹介できそうなものが見当たりませんでした。ただ、個人的にミューラー氏の絵画はちょっと苦手だったりします。私は見ていて気分が明るくなるような絵がめっぽう好みなので。

 


 

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美術館はとても広く、駆け足で回っても1時間は必要なほど。じっくり見て回るには2時間以上は欲しいところです。

入り口には小さめですがコインロッカーもあります。手荷物は預けてしまって、音声ガイド片手にのんびり鑑賞がオススメです。(日本語ガイドは私が行った時はありませんでした)

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「芸術は爆発」とは言うけれど、「一つでも自分の印象に残る作品に出会えたら、それは意味のあることよ」とも聞きます。私は名画を見るとつい「有名な絵画キター!」と名画ブランドにやられてしまいがちなので(これって私だけ?)名画とは別に、印象に残る絵画を探しては、頭を空っぽにして眺めています。

「あの時行った美術館であの絵を見た」ある程度の時間が経った後に、そうやって思い出せる作品は意外と多くはないと思います。印象に残る作品は何か自分にとって意味があり、何かしら訴えかけているのかもしれない、そんなことを思ってみたり。

ベルリンで絵画も見たい!という方は旧ナショナルギャラリーも参考にしてみて下さい。

 

Old National Gallery
Bodestraße 1-3
10178 Berlin
火 – 日 10:00 – 18:00
木のみ -20:00
月 休み

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  • ベルリンに在住していました。ドイツ留学アドバイザーでありライターでありシステムエンジニアです。ハイデルベルクとベルリンにある語学学校の公式エージェントでもあります。猫とお家大好きイエメンで、現在はミュンヘン姉妹都市の札幌に滞在し、東京・ドイツ・札幌をめぐり仕事中。最近の趣味はFF7Rです!留学相談したいかもな方はお気軽に連絡ください。詳細なプロフィールは自己紹介にて。

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