無料だから留学会社にドイツ留学について相談してみた結果…

決めた！　留学する！

なんか変わる気がするんだよね、留学って。やっぱ何事も挑戦ですよ！

といったぐあいに海外に旅立つことを決意したとして、

「そんじゃッ明日からちょっくら言ってくるぜぇ・・・みんな、アリーヴェデルチッ！！！！」

と清々しいくらいに飛び出せるわけでもなく。

きっと、まずは留学のことを誰かに相談したいなぁと思うはず。

いや、したいはず！

だって海外いくんだもの。

留学するんですよ。海を越えて未知なる土地にいくわけですよ。

暗黒大陸を目指すくらいの覚悟がいるってなものじゃないですか。

数週間なり数ヶ月を海外で暮らすともなれば、そりゃあもう一大決心です。

誰かに相談せずにはいられない・・・はず！

というわけで、今回は私がドイツに留学するにあたって実際に留学エージェントに相談した当時の様子をご紹介。

誰に相談すべき？

友達？それとも両親？

仕事をしているなら会社の上司というのもありそうですよね。

それとも彼氏彼女とか？

相談する内容によって話す相手は変わってきそうですが、はてさて誰に留学相談すべきだろうか。

いっそ全員というのもありえる・・・。

ここはイレギュラーに誰にも相談しない・・・というのもあり。いや、それを言ってしまうと話が終わってしまいます。

実際にドイツに留学した私はどうだったかと言うと、先にも述べている通りこのいずれでもありませんでした。

というのも、私の周りにはドイツに留学した人がいなかったんですよね。

もう留学に意識が向いている私としては、留学に関する具体的なことを聞きたいわけです。

それこそ留学したらどんな生活が待っているのか、学校の雰囲気は明るいのかとかです。

「おい！　そこのおっさん！　その歳でドイツに何しに来たんだよ！」

とクラスのみんなからイジメられないかとかも心配でしたし。

ドイツでアルバイトしたらどれくらい給料が貰えるのか、言葉の壁は本当に厳しいものなのか、実用的なドイツ語ってどれくらいで習得できるのか、なんてことも知りたかったわけです。

経験したことがない人にそんなことを相談しても、

「へぇ〜スゴイね〜」と他人ごとだったり、

「正気か！？　やめておけ！　よく考えるんだ！　今ならまだ引き返せる！」と引き止められたり。

なんだか話は相談と違ってしまいます。

そんな私がまず相談相手として選んだのが留学エージェントです。

相談するならその道のプロがいいよね、と思ったわけです。

これが後に大きな後悔を呼ぶ事になるとも知らずに・・・。

留学エージェントって何？

なかにはエージェントって誰？　何それ美味しいの？

という人がいるかも知れないので、簡単に説明しておきます。

留学エージェントとは、呼んで字のごとく留学をサポートする人たちのことです。

具体的には、留学する国の学校を手配してくれたり、留学にあたっての心構えやカウンセリングを担当してくれたり、留学で必要となる準備や手続きの案内、航空券の手配をしてくれたりと、留学までのあれこれをお世話をしてくれるのがエージェントです。

グーグルに「留学」と入れて検索すると分かりますが、１ページ目に広告を含めてずらっと表示される企業ページはまず間違いなく留学エージェントです。

つまり、留学のプロというわけですね。

最近では、エージェントの多さが目を引くこともあって、留学するならまずはエージェントに相談、というのが今の留学セオリーになりつつあります。

 

海外旅行にいくなら今すぐH.I.Sに行かなくちゃ！

 

と旅行会社に海外旅行の相談に行くのと雰囲気は似たようなものですね。

海外旅行の手配がそうであるように、なかにはエージェントを通さないと留学はできない。

そう思っている人もいたりします・・・かつての私みたいにね。

ホームページを確認すると全てわかる？

留学エージェントの企業ページを実際に見るとすぐに分かるのですが、

「あれ？　やっぱり留学を頼むならここで間違いないじゃんッ！」

という綺麗なデザインはやっぱり説得力を感じます。

留学のことなら私たちにお任せ！ 親身になってご相談に乗ります！

とキメ台詞をバシッと公言しているエージェントも多いので、「まぁなんて頼もしいのかしら。この人たちに相談すれば間違いないわ」と期待感も即上々です。

信頼できそうな美しい見た目のホームページ

本気で留学するなら経験豊富な私たちにお任せ！という頼もしい企業からのひとこと。

そして、なにより家から近い場所に事務所がある！

これらを理由にエージェントを決めた私のなにが間違っていようか。

どうせ相談するなら、その道に詳しい人に話を聞いてもらうのがイチバンです。

バスケがしたいなら、バスケ部に行くわけで、留学がしたいならエージェント。

そう考えた私が間違っていようはずがない（泣笑

 

そうと決まればまずはホームページを確認です！

いったい留学とはいかなるものか？

気になる項目を手当たり次第にクリックし、ホームページを食い入るように眺めていくこと数分・・・

 

・・・なるほど

 

・・・わかる。わかるぞ。

 

よーく、わかった！

 

情報が多すぎて・・・フフ、何がなんだかよく分からん、ということがわかりましたよ。

 

留学で何ができるのか、授業はどうなるのか、いつから留学できるのか、そもそもどの学校に行くのがよいのか、授業の雰囲気は？レベルは？

知りたいことが、ホームページの記載を読んでもぜんっぜん分からない。

なんというか、留学に対する実感がわいてこない。こんな留学生活を送ってるんだろうなってイメージがまったく浮かばないですよこれりゃ。

そこでもっと深くページを見ていくと、こんなものを発見！

 

※このサイトのお問い合わせフォームの画像です

お問い合わせフォーム！でたーー！

さては留学に関する疑問はここから。まずはお気軽にご相談ください！　というやつですか。

ここに質問すれば、詳しい人が答えてくれるってわけね。

ものは試しとさっそく連絡してみることに。

 

　はじめまして。
　突然のご連絡失礼します。
　ドイツに留学しようと考えています。
　具体的にはまだ何も考えていないのですが、ドイツ留学がどういったものか。
　どんな雰囲気で何を学べるのかなどを知りたいです。
　よろしくお願いします。

 

送信っと。

いま思うと、まとまりの欠片もない文章。

というよりホント何も分かっていなかったんですよね。

留学を通してどんな自分になりたいとか、どんなスキルを身につけて、留学後あるいは留学中にどういう生活を送っていたいとか。

もしかして留学すればこれからの生活が変わるかもしれない。とりあえず変わるかも。だって今までにない新しいものが入ってくるのだもの。ひょっとしたら、ひょっとするかも。劇的に変わったりして。いや、変わるに決まってるよ。

 

だって海外に行くんだもの！

 

なんて夢見る淡い期待があったのも・・・たしかです。

２、３日中に返事が来るかな、そう思ってパソコンの画面を閉じたところで、ケイタイに着信が。

ケイタイを手に取ると、そこには知らない電話番号が表示されていた。

 

 

２、３日どころか秒速で電話が掛かってきた。

元気ハツラツぅ〜。そんな雰囲気の声をした女性だった。

まずはお会いしたいんですッ！

 

 

 

 

 

 

 

 

（ちょちょちょちょっと！　きゅうッ！！！　急すぎるって！）

 

 

 

 

 

 

 

こ、これって、会いに行くことが決まった。

でいいんだよね？

ほぼ喋っていないんですけど。

再びパソコンの画面を開くと、さっそくナミさんからのメールが届いていた。

そこには会社までの道のりと面談時間が記載されていたので、どうやら会うで決まりのご様子。

いざ行かん、エージェントに会いに

ほぼ強引に決まってしまったけれど、もともと相談するつもりだったし。行動が早くなってよかったじゃん。

なんて言い聞かせつつ、時間どおりに事務所へ伺う私。

扉を開けると、どえらい美人がそこにいた。（いかにも童貞が好みそうな感じの）

イラストで書くとこんな感じ。

どえらい美人には見えないけど？　というツッコミは勘弁していただきたい。

 

美人を連れてくるとか美人を連れてくるとか美人を連れてくるとか美人を連れてくるとか。

 

ず、ずずずずず、ずるくない？

 

美人を連れてくるとか！

 

こんなん反則ワザじゃん！！！

男はすべからく美人（童貞が好みそうな）にゃ弱いって知ってるでしょう！

このエージェント・・・

 

相当な手練とみて間違いはなさそうである。

 

ちなみにナミさんは、女の子って感じのイイにおいの持ち主でもあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ずるいやろこれ。

 

 

ずるいやんこんなん。

 

 

もう、これ

完全に誘ってる狙ってるやん！

 

主導権はエージェントにあり

 

 

 

 

 

 

 

 

（いやいやいやいや。ドイツへの留学経験ないですやん。たしか本気で留学を支援しますって。これが本気？まさか、ドイツ滞在経験なしで本気？てか大丈夫？）

 

 

 

 

（いや、それはアナタがとりあえず来いと……）

 

 

（いや、まだ行かないとも言ってないです）

 

 

 

 

 

 

そう言ってナミさんの広げてくれたパンフレットをのぞいてみることに。

こ、これは……

パンフレットには詳細な留学コースがびっしりと書かれていて、とにかくどこもかしこも文字だらけ。

どのコースを受講すればいいのかまるで分からないどころか、文字文字文字のオンパレード！

説明文たちが私の頭上をふわふわとパレードして行きますよー。

冷静になって１文ずつ読んで行けば、ちゃんと分かりますけどね。でも、いきなり見慣れないものをハイっと手渡されても頭に入りませんよ。

唯一わかったのは、パンフレットに描かれている学校がハイデルベルクにあるということ。

そして、

 

ハイデルベルクは美しい。

 

 

 

（ナミさん、そなたはドイツに留学したことがないであろう）

 

 

（なるほど、クチコミか）

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見積りの相場が分からない

 

そう行って手渡された見積書をみても、正直なにがなんやら分からないです。

これが高いのか、低いのか。

何もしらない状態でやってきてだ。語学学校とホームステイの料金を見たところで、正直どれくらいの値段が相場なのか分かるはずもない。

もちろん

 

 

と言われたことはいうまでもなく。

そして、ドイツに行った後で分かることなのだけど、正確にはお得でなかったことも言うまでもない。

 

 

いや、あの、

 

 

えっと、まだ、その

 

 

 

 

 

そうやって笑う彼女の笑顔はどこか照れくさそうで、

なにより

可愛かった。

対メンズ対策において美女より強いものはなし。

女の人って怖い。

 

 

 

 

 

 

（よかった、やっと解放される。つかれた）

 

 

 

 

この時、ちょっとだけ脳裏に浮かんだことがある。

あれ？もしかして、この人のペースでドイツに放り込まれるんじゃない？

そんな予感は見事に的中するのであった。

全てを任せた結果、損をする

ちょっと相談しては、次に会う日。

また相談しては次に会う日。

他社に相談に行ったり、見積りを取りに行くスキを完全に与えない。

私の予定を先に入れてドイツに行くまでそれを続けよう作戦によって、晴れて私はドイツに行くことが決定した。おめでとう！

それも結構お高いお値段で。

なんたって、同じ飛行機でドイツにやって来た別の人は数万円、私は約20万円の航空券だったのだから。

航空券はエージェントにお支払いだったので、元値すら分からず。

しかもこれ、ルフトハンザとかじゃないですから。（始めの見積りではルフトハンザで金額は25万円くらいで提示されていた）

 

 

 

なんてとびきりのスマイルで説得されると、

よく分からない男心に火がついて、「ちょっとこれ男みせなアカン時とちゃいますかね？」とこれまたよく分からないやる気をみせてしまう私を誰が責められようか。

そして何より。

会う回数が増えてくると、めっちゃ断りづらい！

アパレルショップで店員さんのオススメする服をうまいこと乗せられて買っちゃう時のアレです。

正直、自分には似合ってないと思うけど、アレ？もしかして似合ってるのかな？って時のアレです。

そんで服めっさ高いっていう。

ついでに、後になって同じ服がネットでめっさ安く売られてるみたいな。

それにやり取りが増えて、面談の回数が多くなってくると、もうここで決めてもいいかなって気になってくるんです。

留学のプランを考えるのもわりと疲れますし、時間ばかりが過ぎて行くのもストレスを感じます。

もう多少高いくらいイイやって思っちゃったんですよね。

結果は多少で済んでなかったけど・・・。

大事なのは納得できるかどうか

あれもこれもと面倒を見てくれるので、そりゃあ普通に考えたら手数料が掛かりますよね。

エージェントも仕事でやっているわけで、手数料０円とは言いつつ、やっぱり航空券の手配を行うかわりにちょこっとマージン乗せるくらいしないと経営が成り立たないです。

留学相談をお願いして仕事を請け負ってもらっているのですから。

でも、やっぱり私は言いたい。

まずはドイツに行ったことのある人に相談しましょ。

ドイツに留学したいならドイツに留学したことのある人に相談するのが一番です。

なにより自分が何のために留学するのかを明確にすることができます。

先人たちも似たようなことに悩んできたものです。

近くに留学経験者がいないなら、もういっそ私に相談でもいいわけですし。（ご相談はお問い合わせからお願いしますね）

実際いまもちょこちょこ相談もらってますし。

そして、エージェントと話してるうちにワケの分からないことになったら、まずはおちつきましょ。

断ったところで、ど突かれたりもしませんからね。

恨まれたり呪われたりもしませんし。

あってもバックヤードで「チッ」って舌打ちされるくらい？（いや、さすがにないよねこれ）

アパレルショップで定員さんから激推しされた服を悩みに悩んで買わなかったのと同じです。お客さんの前で店員さんは「買わねぇのかよ」って顔しないですよね。それと同じ。

もちろん大手のエージェントがすっごい親身になってくれて、提示された料金が自分にとって納得するものならそれでいいんです。

エージェントを通した留学は、自分が納得できるかどうかがとっても重要。むしろ一番のポイントです。

ただ、私は納得いかなかったなぁって。

航空券と学校の授業料と保険を合わせれば、提示された金額より少なくとも10万円は安くできたなぁって。

今になって激しく後悔しているんですよね。

その場限りの美女の笑顔なんていらないから10万円ほしかったなぁ、わたしゃ。

ちなみにですが、留学することになった語学学校はちゃんとドイツ語が学べる学校で、留学先では素敵な留学ライフをエンジョイしました。

そんな私から最後にひとこと

美女の笑顔にはくれぐれもご注意を！

自分は大丈夫って思ってる人ほど注意やで。私もそう思ってたからね。

もし女性ならイケメンにも注意！

ではでは。