ドイツのプール楽園すぎ!混浴温泉のある巨大プール「トロピカルアイランド」に行ってみた!
ドイツといえばビールであるが、玄人に言わせれば決してドイツ=ビールではない。
真にドイツを楽しむ者、それはビーチを制する者である。
そんなセリフをどこかのドイツ通が言ったとか言っていないとか。
こんにちは。ベルリンに住んでいた者です。
ドイツのビーチといえば ヌーディストビーチ 北海です。
そもそもドイツは陸ばかりで、ポーランドやフランス、スイスといった国に囲まれ、海といえば北海くらいなもの。
ビーチを満喫するためには、わざわざドイツの北の果てを目指さなければなりません。ドイツのビーチってドイツの中でも極めて遠い存在なんですよね。
そんなわけで、北ドイツにヌーディストビーチを求めるのはちょっとばかり億劫でもあります。
しかし、そんなドイツに救いの手を差し伸べる存在が!!!
なんとベルリン近郊に
いつでも常夏を満喫できる巨大な室内ビーチ
があるという。
Photo by micadew
ビーチには開放的になったブロンド美女たち。
施設の大きさはなんと東京ドーム5つ分ほど。
魅惑の室内ビーチには白い砂浜が広がり、自慢のスタイルをさらしたビキニたちがワイワイやっているとかいないとか。
ビーチは巨大なドームに覆われ、たとえ冬であろうともポカポカのホカホカ。
いつだって温かいそこはまさに楽園。
そんな常夏のビーチには、なんと混浴のサウナ&スパまであるという。
むしろ混浴サウナ&スパしかないという。
たとえ若く麗しきブロンドの乙女たちがプリプリ嫌がろうとも、そこには混浴しかないという。
もう一度言うが、そこには混浴しかないという。
なんとけしからん。
出典:https://www.tropical-islands.de/
日本だとありえないことを平然とやってのける。さすがドイツさん。
しかし、だからと言って浮かれてばかりもいられない。
そこはまぎれもなくドイツ。
ゲルマン魂を宿す荒ぶるメンズも黙っちゃいないのです。
Photo by Alan Light
行く手を阻む体格に恵まれし若き雄たち。イェア。
たぎる海パン!
厚い胸板!
恍惚とした眼差し!
彼らがよってたかって私を取り囲む可能性・・・
・・・
・・
・
けれど、トロピカルアイランドには、夢とか希望とか美女とか浮ついた心とか、色んなものが詰まっているわけです。
きっと魅惑的なドイツの美女たちも大手を振って私の到着を待っているにちがいないのです。
神が律儀にそうだと言わずとも私には分かるのです。
美女が待っているなら、そこに飛び込まずしてどうするのか。
というわけで、高鳴る鼓動を内に秘め、私はドイツの楽園トロピカルアイランドへと出発した。
地上の楽園トロピカルアイランド
ベルリン中央駅から電車に揺られること約1時間。
トロピカルアイランドの最寄り駅ブランド(Brand(Niederlausitz))にやって来ました。
見渡す限り広がる古き良きドイツの田舎が「ようこそ楽園へ」と歓迎してくれている気がしなくもない。
駅に現れたシャトルバスは南国というよりもサファリパークにでも行きそうな見た目です。
「待ちきれねよ!」
と浮足立った子どもたちを先頭に、いざ楽園。
それにしても、本当に何もない場所だこと。
ビーチの前の静けさ・・・
というやつだろうか。
そして姿を現すトロピカルアイランド!
で、デカい!
というか外から見るとこれもう、
完全にドームでしかない。
こいつ・・・溜め込んでやがる。
美味しい所を外から見えないように蓄えてやがる。
訪れた者にだけ楽園の扉が開かれる・・・
というわけか。
よかろう、その扉・・・
私が開くッ!
生い茂る緑、広がる熱帯雨林。
なんかもう、まるで別世界。
気のせいか未開の地に踏み入った冒険者のような気分が。
それにしても中は蒸し暑い。もう出だしから南国です。
チケットを購入すると「まずは水着に着替えてね」とのことでさっそく更衣室で水着姿に。
ちなみに更衣室は男女別ではなく男も女もご一緒だった事はここだけの内緒。
ゲートを抜けると広がる森林ゾーン。
きっと東南アジアの熱帯を再現しているのだと思うのですが、なんかもうジャングルの域。
空を見上げれると浮かぶ気球。
熱帯雨林ゾーンが既に迷いそうになるくらい広い。
いったいビーチはどこにあるというのか。
フラミンゴぉ・・・
森の中でトロピカルアイランドの模型を発見。
なるほど、全景はこうなっているのね。
よくみると模型の中に自由の女神・・・。
地図によれば熱帯雨林ゾーンを抜けるとビーチが見えてくるらしい。
ジャングルを抜けると第一のビーチに到着!
隊長!ついにオアシスを発見しました!
なんかもう達成感でいっぱい。
奥まで果てしなく続くプール。
広いというより、壮大です。
そしてこのプール、深いです。
身長164cmでは足をつけて立っているのがやっと。気を抜いたら沈みます。
こ、これは・・・
なぜこんなものがビーチのど真ん中に・・・?
ビーチの向こうにはさらなる深みへと続くトンネルが。
トンネルを抜けるとそこは新しいビーチであった。
これが噂に聞く楽園のビーチ。
遠くに見えるハリボテの空が眩しぜ。
ビーチには無邪気に遊ぶブロンドの少年少女たち。
楽しそうな少女たち。
仲良さげな少年たち。
ふむ・・・
なるほどね・・・
・・・
なるほど、なるほど。
子どもばっかりや。
レディというよりガール。
メンズというよりボーイやわ。
もう寝ますよ。
こうなったら寝ます。
こんがり小麦色に肌を焼いてやりますよ。
おやすみなさい。
どうやらここはブロンドガールズがキャピキャピしているシークレットビーチというより、家族で楽しむファミリービーチのよう。
人目を気にしないカップルたちがイチャイチャする姿もありますが、目立つのは仲良し家族の微笑ましい光景。
まるで天使のようにキュートなヨーロッパボーイ&ガールが私の前を通りすぎていく。
それはそれで楽園のような光景ではありますがね。
癒されますよ。
それにしても広大な施設内です。
パターゴルフあり。
エンターテイメントあり。
アジア風のレストランあり。
巨大なゲートあり。
そして宿泊施設ありです。
なんだかインカの神秘でも眠っていそうな外観ですがれっきとした宿泊ゾーン。
プールで泳いでパターゴルフしてご飯食べてビールも飲めばもうそのまま泊まってしまいたくなります。
あと温泉があればもう言うことなしです。最高ですね。
・
・
・
もちろん温泉&サウナもあります。しかも混浴です。
出典:https://www.tropical-islands.de/
しかしそこは神秘のヴェールで覆われた禁断の領域。
まあ考えてもみると当たり前なことですが。
「ボウヤ、サウナにカメラはダぁメ。理由は分かるでしょ?」
と受付のお姉さんにたしなめられました。
取材お断りの神聖な場所というわけです。
こちらトロピカルアイランドの温泉&サウナは水着の着用が基本的にNGとなっています。
室内プールなのに温泉だけ水着がダメという、なんとも摩訶不思議なルールです。
水着なしで混浴。
そんな異空間に男はともかく女性はよりつくのだろうか?
そう思う私なのですが、そんな疑問をまるで気にするでもなく女の人が混浴しているのだからドイツという国はスゴい国です。
まったくけしからんです。
「混浴だぜ、ヒャッホーイ!」
というより、なんだか私は恥ずかしくなってきてしまう。これぞ文化の違いというやつでしょうか。
本当にみんな気にしていないのか?
実はやせ我慢しているだけで、本当の所は恥ずかしがっていたりして。
なんてことを思いながら辺りをキョロキョロ見て回ったのですが、恥ずかしがっている素振りや人目を気にしている様子は見られず。
やっぱドイツはすげぇですよ。
ベルリンから南に60kmほど行った場所にあるドイツの楽園トロピカルアイランド。
お隣フランスやチェコからも楽園を求めてやってくる観光客も多いというトロピカルアイランド。
旅行ついでに訪れるのは難しいかもしれないので、ヨーロッパに留学している方やこれから留学する方あるいは移住をお考えの方、またあるいはお仕事で来られる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
15910 Krausnick
Tropical-Islands-Allee
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この記事に寄せられたコメント
はじめまして。私も行きましたよ、トロピカルアイランド(笑)
冬に、真夏を想像して行って見たら結構寒かったです。水温も低いし。日本人仕様ではないですね。
夏ならよかったかもしれません。
サウナにも入りました。こちらはけっこう良かったです。
1,2ヶ月に一回はどこかのTherme(温泉、サウナ)に行ってますが、もう誰の裸も気になりませんね(笑)
かっこいいおにいちゃんだろうが、美女だろうが、じいさんばあさんだろうが、全然。
恥ずかしさすら覚えなくなりました。(日本人としてはどうかと・・・)
まぁ、アジア人が珍しいからちろっとは見られる事もありますが、ジロジロ見る人に出会ったことはありません。
おそらく、Thermeに来るドイツ人は他人の裸の事なんか何も考えてないと思います(笑)
もちろんドイツ人の中にも混浴イヤ!っていう人もいましたから、そういう人はおそらく来ませんよね。
ぜひ色んなThermeを満喫してくださいませ。
すみません、コメント見逃しておりました。
ドイツ人は真冬でもコートの中はなぜか薄着とかありますよね。たしかに日本人にとっては水温は低くて、しばらくするともうプールいいや、だったかもです。
その分ちびっこに混じってウォータースライダーを満喫でした。
Thermeで恥ずかしさを覚えない境地に至ったとはすごいです。やっぱり私は目がいっちゃいますw
初めまして。楽しく拝見させて頂きました。
確かにここ、いいんですけど寒かったです。3月に行き
ましたが震えてしまいました。夏の方がいいですね。
でも楽しかったです。
1日いても退屈しないほど色々あって、快適ですよね。思わず私は宿泊したくなりましたw
3月は震えるほどでしたか。たしかに、水に入った後のプールサイドはやや寒く感じたかもです。
ドイツ人はそれでもへっちゃらなのかもですね。
違ったらごめんなさい。
管理人さんヘタファンではなかろうか
ヘタリア?でしょうか?
実は見たことがないので、見てみようかと思います!
是非見てください‼︎
作者のブログ(一応他のサイトなので名前は出しませんが)だと無料で楽しめるのでオススメです。
関係ない話してすみません。
ここは昔々、巨大飛行船ツェッペリン号等の格納庫だったのですよ!それを再利用して造られました。そう考えるとこの長ーいドーム屋根に納得が行きますね!だからベルリンフルークハーフェン(空港)からも近いんです。
なるほど!そういういきさつがあったのですね!興味深いです。