３分で分かるベルリン留学生活の１日！２０代後半の留学生活とは。

こんにちは。ドイツ留学を経験した者です。

さて、皆様は海外留学に憧れをお持ちでしょうか？

学生の頃の私はというと、それはもう憧れの塊でした。

美しいヨーロッパの学校へ通う自分。

絶世のブロンド美女に囲まれランチに興じる自分。

ローマ字の並んだ難しい洋書をスラスラ読み解く自分。

ジャパンからヤバい奴がやって来た、と学生中の噂になる自分。

まだ見ぬ異国の地には色んな夢が詰まってる。

できる男と呼ばれ、海外で活躍する自分のことを想像してはワクワクしていたものですが、フタを開ければあっと言う間に終わる大学、あっと言う間に重なる社歴。

気付けば構想８年と憧れだけが膨らみに膨らみ、もはや座礁寸前とばかりにぐったりした海外渡航計画が私の前に横たわっている始末。

このままで良いのか私よ。

そう自問を続けるていたある日の給料日のこと。

私はふと思いました。

 

 

このお金で留学できるんじゃない？

 

 

そして、さらに思ったのです。

 

いや、待て。落ち着け私よ。

 

勢い任せに留学して大丈夫なのだろうか？

 

言葉も分からない、土地勘もない、頼れる人もいない。まさにないもの尽くしな海外です。それに私は20代後半だし。

・友達できる？
・学校は楽しい？
・放課後は何をして過ごす？
・ご飯は美味しい？
・髪の毛はどこで切ったらいい？
・海外って怖くない？
・そもそも年齢的にいまさら留学ってどうなの？

募る不安がそこそこあります。

英語圏ではないヨーロッパ。ドイツ留学っていったいどんな雰囲気なのか。知ることができるなら事前に知っておくに超したことはありません。

そこで今回はとある留学生の一日をご紹介したいと思います。

これで留学のイメージがつかめるかも？

Top photo by m00by

とある学生のベルリン留学

AM08:00 起床

Photo by Nottingham Trent University

朝ご飯を食べたり、学校の準備をしたり、朝からシャワーを浴びたり、寮生の朝は慌ただしく始まります。

寮から語学学校までは電車に乗って20分ほど。

朝に弱い私は瞼をこすりながら固いドイツパンにヌテラ（ドイツでおなじみペースト状のチョコレート）を塗って食べてました。

もし寮やホームステイでバスローブ姿のブロンド女学生（ルームメイト）とすれ違った時は笑顔で挨拶を忘れずに。朝からティーンのバスローブ姿に見とれている場合ではありませんよ。気持ちは分かりますけどね。

AM09:00　語学学校で勉強

Photo by SuSanA Secretariat

午後のお昼休みまで学校ではみっちりドイツ語のお勉強です。授業の内容はもちろん会話も質問も全てドイツ語です。

分からない箇所を質問しても返ってくる答えが分からない、なんてことは日常茶飯事。

一言で言うと学校はハードです。けっこう逃げたくなります。

ちなみに、通っていた学校はF+U Academy of Languagesという学校のベルリン校。

F+Uベルリン校の特設サイトは以下です。

F+Uベルリン校サイト詳細はこちらから

PM13:00 待ってましたお昼休憩

Photo by Robyn Lee

語学漬けの授業が終わってお待ちかねのランチタイム！クラスのみんなと近所のベーカリーにお昼を買いに出かけます。

午後にも授業を入れている生徒は休憩後に再び授業開始です。午後授業を取っている生徒たちはみんなして「勘弁してくれよ」って顔をしています。

私は午後の授業がないので午前中で学校はおわり！いやほーい！ 

PM14:00 近所のカフェへ

授業が終わればそこには自由が待っています。アルバイトをするもよし、観光するもよし、友達と遊ぶもよし、寝るもよしです。

けれど、油断は禁物。明日も授業はやって来ます。語学の勉強に予習と復習は欠かせません。

というわけで今日はカフェで勉強です。

 

気合いを入れて勉強ー！

 

と思ったところにタンデムパートナーのトートーから連絡が！

 

これから一緒に勉強しないか？

 

OK！すぐ行く！

 

PM 16:00 タンデムパートナーと会う

大学で日本語を勉強中のドイツ人学生トートーと合流！

 

俺が日本語を喋れたら日本人にモテるだろ？

 

という動機で日本語の勉強を始めたらしい彼。

かなりのイケメンである。

私が日本語を教える代わりにドイツ語を教えてもらいます。

お互いの母国語を教え合うパートナーである一方、我々には学校の勉強が苦手という共通点が・・・。

 

我々の勉強は１時間で幕を閉じた。

 

PM 17:00 我々は勉強することを辞めた

頑張ったご褒美だぜー！

 

彼は勉強よりもビールが好物！そして私もビールが好物！

もはやタンデムパートナーというよりただの飲み友達な我々。（タンデムパートナーって何？という方はこちら「日本語を教えてドイツ語が話せるようになる勉強法。タンデムパートナーの見つけ方」も合わせてどうぞ」）

調子に乗って特大ロングビールをご注文。

飲んで陽気になったトートーは次々と友達を召還。

 

ドイツでは友達が自分の知らない友達を連れて来るということがよくあります。

「お前は知らないと思うけど、オレの友達もついでに連れて来たから紹介するぜ」という具合です。

なので友人同士で集まる時に初対面が数人いる事も珍しくはありません。むしろドイツではそうやって友達のコミュニティーを広げていくことが一般的でもあります。なかには友達を通して恋人ができることも珍しくはありません。

この日もトートーの友達がその友達を連れてきて、その友達がまた友達を連れてきて・・・という調子で仲間内がどんどん拡大の一途を辿り・・・

 

そして我々は夜の街へ

我々は夜の街へと繰り出した。

暇なレディを街の片隅に求め、夜のベルリンを彷徨う我々。

 

 

 

 

 

 

 

結果はご察しの通り。語るまでもない。

 

 

 

 

 

 

それはさておき。

 

 

 

 Yo！ブラザー！言葉は酒を飲めば飲むほど喋れるようになるぜ

 

 
お酒を飲んだ方が言葉は上手くなる

 

 

 

 

 

というのは友達トートーの持論。

 

そんな、戦えば戦うほど強くなる戦闘民族じゃあるまいし。

と言いつつも、これはトートーの自伝に基づくエピソードなのだとか。

 

その昔トートーが今より少し若かった時の頃、彼はポルトガル語の勉強のためブラジルで武者修行していたそう。

今でこそイケイケの彼なのだが、ブラジルではシャイだったらしく、なかなか会話に参加できなかったのだとか。

そんな彼はお酒の力を借りては夜ごと飲み歩き、みごとポルトガル語をマスター（自称）したのだそう。

 

 酒が飲めてポルトガル語が喋れるんだ。ブラジル美女が俺を放っておかなかったぜ

 

 (本当かよぉ・・・)

 

 ブラジル・・・あそこはまるで天国だった。

 

・・・

 

 ブラザーも美女と仲良くなりたいだろ？それなら酒を飲みな！

 

 お、おう・・・

 

ビールを飲んでいる時のほうがよく喋ってるぜブラザー

 

そ、そう？

 

ブラザーはシャイだからな（笑

 

日本人はみんなシャイだよ

 

 それは知ってるさ。けど、ここは日本じゃないんだ。細かいことを気にしちゃいけない。間違ってもいいから喋りな。幸運なことにオレはブラザーの日本語を理解できるんだ

 

 あ、ありがとう（トートーが喋れるのはまだ簡単な日本語くらいだけどね）

 

こうして１日が終わる。

ドイツビールの香りとドイツ人男子の宴と共に。

ドイツの若者たちはホント底なしにお酒を飲む。つまみも食べることなくお酒ばかりひたすら飲み続ける。

つ、ついて行けない

 

 ブラザーは日本人の割に飲めるな。だがまだまだ俺の敵じゃないぜ

 

末恐ろしやドイツの若者たち。

 

現実と想像は違う

イギリスやアメリカ、カナダ、オーストラリアなど英語圏への留学経験者は多いけれど、非英語圏への留学経験者はまだ少ないように思います。

学生の頃でも私の周りにはドイツへ留学したという人はいませんでした。

最近では留学の垣根も低くなり、数週間の短期でも学生なら夏休みを利用して留学する人が増えてきていると思います。

海外へ出るからには確かに不安はつきものです。ですが、大抵のことは行ってみなければ分からない事が多いと思います。友達ができるかどうか、学校が楽しいかどうか、食事が美味しいかどうかも、全ては行ってみなければ分かりません。そして行けば大抵のことは何とかなりますし、何とかしようと思うものです。

 

 

 

海外に飛び出す勇気があるなら乗り越えられる。

 

 

 

私はそう思います。

行くまでの一歩。その決断こそ一番勇気のいることではないでしょうか。

だから現地に行ってしまえば後は自分で乗り越える力を持っていると私は思います。

ただ想定できない予期せぬことは起きるものです。

だって海外なのですから。

私自身なんども想定外のハプニングに見舞われましたが、途中から「海外だから仕方ない」そう割り切っていました。

不思議な事にこう思えると気持ちが楽になるんですよね。

不安なこともひっくるめ丸ごと楽しんでしまえば良いのではと思います。

最後に、現実は想像と似て非なるものです。

期待のしすぎにはご用心を。

少なくとも金髪美女に囲まれた学園ライフは私の所へはやって来ませんでしたから。

 

 

ドイツ留学（ベルリン留学）に関する内容は「ドイツ留学の前に確認したい語学学校・家賃・留学費用など」にまとめています。留学についてもっと知りたい、という方は、こちらも是非参考にしてみて下さい。

 

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