羽田に前乗り…もっとも快適に過ごす方法を発見！もうソファーでは寝ない！

国際線を利用するなら余裕をもって出発時刻の２時間前には空港に着いていたいとろこ。

けれど、フライト時間があまりに早いと始発に乗っても間に合わない。

２時間前に到着するなんて不可能なんだけど・・・。そんな経験ないでしょうか？

かくいう私もギリギリ到着を狙って空港に向かい、見事に飛行機に乗りそびれた経験が２回あります。

２回もです！！大事なことなので２回書いてみました。

「１回の失敗で学習しなよ」という話なのですが、いやはや２回目は大丈夫だと思ったんですよね。

血相を変えて「あの飛行機に乗らないとマジで大変なことになるんですよぉ！助けて下さいよぉ」と近くにいた添乗員さんに泣きついてみましたが、無情にも飛行機は戻って来てくれませんでしたね。当たり前ですけど。

「ならせめて、フライトの振り替えをお願いします」と頼んでみたって別料金。ああ無情。

そんな事態を防ぐべく、フライト時間が早いなら、もうこれは空港に前乗りして出発時刻を待つに限ります。

空港のソファで一晩を明かす、空港のカフェで朝までねばる、夜の空港を散策する、時間のつぶし方はいろいろありますが、やっぱりおすすめなのは寝ることです。

羽田空港にはファーストキャビンなる宿泊施設があるのですが、これがなかなかに快適でした。

TopPhoto by cactusbeetroot

空港では寝て時間をつぶす

Photo by Tim Ellis

夜の空港ではよくソファーで寝ている人たちを見かけます。ソファーで寝たら宿泊代は０円。タダです。

目覚めると身体の節々は痛くってなんだか寝た気もしない。それに、頭もぼんやりして目が覚めているのに寝ているような気もする。ようするに眠いです。

そうはいえどもタダです。最高です。旅の資金の代償と思えば眠たいくらいどうってことないです。若ければなおさらソファーで十分、これも旅の想い出じゃん、といった具合に。

そうは言っても、体調バッチリで出かけたい日だってあります。せっかくの旅立ちにダルい身体を引き連れて行くなんてまっぴらごめん。そんな時はやはり宿泊するに限ります。

有り難いことに羽田空港の館内にはファーストキャビンなるホテルが完備されています。空港直結のホテル、ギリギリまで寝たい私にとってはこれ以上ない最高の立地。

羽田のファーストキャビンに泊まってみた

羽田空港第一ビル駅から徒歩数分、羽田空港第一旅客ターミナル（国内線のある方です）内にあるファーストキャビン。

寝過ごす以外に遅刻のしようがない好立地なのが素敵すぎます。

国際線への移動もファーストキャビン出てすぐの所にあるバス停からシャトルバスに乗り込んで数分です。

キャビンの中はちょっと広めのカプセルホテルといった雰囲気。

カプセルホテルといえば、仕事が長引き終電を逃したサラリーマンたちの行き着く寝床。そんなイメージを持っている私ですが、海外では日本のカプセルホテルは近未来的でスタイリッシュなホテル、まるで宇宙線のようでクールだ、と絶賛されているそうです。

なんでもガイドブックにも掲載されていて、わざわざ泊まりに来る人もいるのだとか。

深夜まで飲み過ぎて終電を逃した若き日のわたくし。

漫画喫茶で一夜を明かすほどの若さもなく、かといってホテル泊まりは金銭的にムリ、じゃあもう間を取ってカプセルホテルでいっか。といった具合でカプセルにお世話になり続けた身としては、なんだか感慨深いです。スタイリッシュなんですね、カプセルホテルって。

今宵の寝床は大柄な男でも楽々寝れそうな快適なスペース。

生活に必要最低限な広さ、それすなわち四畳半、それだけあれば十分。なんて言葉を思い出します。

嬉しいことに寝具とタオルをはじめ、お泊まりセットまで完備されています。

ファーストキャビンには大浴場もあるので旅の疲れを癒すには最高です。

まだ旅だってもいないのでそこまで疲れてもいませんが。

 

着替えてみました。

なんだか一気に生活感が溢れ出てきました。

もうここに住み着いているかのようです。

 

見るからに高そうなヘッドフォンまで完備。

果たしてここまで本格的なヘッドフォンが必要なのか、という疑問。

 

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いや、待て。

 

 

ある！

あるぞ、テレビが！

 

 

リモコンも発見。

 

 

テレビの生存を確認。

笑顔が眩しいぜ、オリーブ兄さん。そんなに見つめるなよ。

 

リモコンの中央には男子なら思わず押してみたくなる怪しげなポジション・・・。

 

AとVがつくポジション・・・。

 

カプセルホテルで男一人が御一泊。

 

受付で手渡されるハイテクなヘッドフォン（音漏れもしない高性能なもの）。

 

思い起こせば、受付嬢の言っていた甘い一言。

 

「ごゆっくりお過ごしください」

 

「ごゆっくり・・・お過ごしください・・・か」

 

これらから導きだされる答えは一つではないか。

 

 

 

これは、健全な男子へ向けた、ファーストキャビンからのメッセージ！！

 

 

 

すなわち、夜を楽しめということッ！！

 

 

 

まわせぇぇぇぇ！！！

 

 

 

チャンネルをまわすんだぁぁぁぁ！！！！

 

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うおぉぉぉりぁぁぁぁ！！！！

 

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フフ、ありませんでした。

夜の男をたぶらかす魅惑の桃色ワールドは微塵も存在しませんでしたよ。

 

焼きおにぎりはあるのにね。

 

「あのぉ、有料チャンネルは・・・」

と聞いてみたってありませんよ。

 

いや、聞いてはいませんがね。

 

なんだかさっきより館内がよけい静かに見えるぜ。

気のせいだろうか。

ちなみにファーストキャビン内は行けども行けども、大型カプセルが続くというちょっとした迷路のような空間。

館内はいたって静寂。

耳を澄ますと、どこからともなくグースカいびきが聞こえますが、あまり気にはなりません。

 

さいごに

羽田のファーストキャビンいかがでしたでしょうか。

事前にフロントでお願いしておくと、モーニングコールの活用も可能です。朝がめっぽう苦手な私にとってはありがたすぎるサービスです。

清々しい旅立ちの朝はロビーのお兄さんの「朝ですよ」から始まりです。

ちなみに国際線へと続く早朝のシャトルバスは予約制、必要な場合はフロントでお願いしておく必要があります。

「シャトルバスも予約してましたよね。皆さん待ってますよ！早くして下さい！」

ギリギリまで寝ていると、やや怒られ気味で起こされました。

全員が揃うまでシャトルバスは待っていてくれるようです。

かたじけない。

早朝に羽田空港を利用する方は是非参考にしてみて下さい。

ではではまた。

ホームページ：羽田ファーストキャビン