留学先にオススメ?ドイツが留学先に選ばれる理由は8つある
留学といえばやっぱりアメリカやイギリスといった英語圏、最近ではセブ島などのリゾート留学なんていうのも流行りですよね。
ヨーロッパに目を向けると、留学先としてドイツの人気も高いのですが、日本としてはまだヨーロッパ留学といえば、パリ・フランスといった印象です。
メジャーとは言いがたいドイツ留学、そんな国に留学する人たちっていったい何者?
どんな目的を持ってドイツに留学しているのでしょうか?
いざドイツに留学しても、その後どうなるのかイメージも沸かず検討もつかない。ともなれば自ずと気になってくるのが他の人のことですよね。
ドイツに留学する前の私はこれが非常に気になっていました。留学を決めた時の年齢も20代後半で、これといったアテもなかったので、そりゃあもう気になって、気になって仕方なかったです。
ドイツに留学してからもその疑問はつきまとっていて、とりあえず出会った人たちにドイツに来た理由を聞いていたのが私です。
ドイツを留学先として選ぶ目的と理由とはいったい?
ユーは何しにドイツに? 教えてプリーズ! Bitte sag mir!!
ドイツ語をレベルアップさせるため
ドイツを留学先に選ぶ人はドイツ語を専攻している、または過去にドイツ語を専攻したことがあるなど、夏休みや長期休暇を利用しての短期留学、大学の交換留学プログラムを利用した留学など、とにかくドイツ語力を上げることを目的としてドイツ留学する人は多いです。
身につけたドイツ語をさらに伸ばしたい。ドイツ人と会話できるようになりたい。せっかく大学でドイツ語を勉強しているから夏休みを利用して語学留学に来たなど、とにかくドイツ語を学ぶということを主たる目的としています。
留学期間としては。短い人で2週間、長い人で1年間といったところで、ドイツ語レベルアップ留学は学生が多いので、そのままドイツに定住ということはまれです。
ビザを取得せずに滞在する、または語学学生ビザでの滞在が多く、ワーキングホリデービザを利用して滞在している人もいます。滞在期間は長くて1年が一般的です。
ドイツ留学でブラッシュアップさせたドイツ語力を武器に、独検やテストダフに挑む人も多いです。せっかく培ったドイツ語力を資格というかたちとして残しておくということですね。就職活動などでも言語レベルの証明にもなりますし。
なかには語学学校の授業だけでなく、進学しないけど大学で特別開講されるサマースクールにだけ出席してみる、聴講生となって大学の授業にいくつか出席してみる、など率先して勉強する人もチラホラいます。
ドイツの大学に進学
ドイツの大学に進学または大学院に進学することを前提として留学する人もいます。進学に必要なドイツ語を徹底的に学ぶための留学です。
何かをするにはまず環境を変えるのがよい。
という言葉にもあるように、まさにドイツ語を勉強するために環境を変えてきて人たち。
できれば勉強期間1年で大学の試験をパスしたいので、多少のお金は掛かるけれど語学学校でみっちりと勉強に打ち込みます。
お金がかかっている分やるしかない、とお尻に火もつくので、もう後には引かず進むのみです。勉強に対する意気込みはスゴイです。
とはいえ、週末になるとみんなでお酒飲んで騒いでいたりもしますが。
ドイツの語学学校に留学している学生は、日本人を除くとその多くがドイツでの大学進学を目指している学生たちです。
ドイツの大学に通って機械工学を学び、いずれはドイツの自動車メーカーに就職したい。医療分野を勉強して医者や看護師になりたい。そういった明確な目的をもっている人も少なくはありません。ドイツの医療分野と自動車分野は世界トップクラスの技術なので、学生からはとくに人気が高いです。
私の周りの男ども(日本人ではない)はみんなして、ドイツで車を作るのが夢だと豪語していました。なんでもドイツで車を作るためにドイツ語を勉強しているのだとか。
「日本のバイクと車も素晴らしいが、男ならスピードの出るドイツ車を作ってこそだろ」なのだと。
音楽・芸術・アートを勉強したい
そんな印象ないよ。という人も多いのですが、ドイツはなかなかに芸術の国です。
音楽はベルリン・フィルを筆頭に名だたるオーケストラを有し、ベルリンにはクラバー(クラブ通いする人たち)が死ぬまでに1度は行きたいと語る聖地「ベルクハイン」もあります。ベルリンのアンダーグラウンドでは、あまたのDJたちが日夜しのぎを削って腕をみがいています。
また、路上に目を向けると、音楽・芸術・大道芸など、さまざまなパフォーマーが街頭を賑わせ、よくよくみると街中には個展やギャラリーも多く、アートに関するイベントだって豊富です。
なかでもベルリンはアートの街としても知られ、ギャラリーや個展はもちろん、デッサン講座やワークショップの開講も多いです。そのこともあってか現役のアーティストに芸大への進学希望者する学生、アートを勉強したい人が多く住んでいます。
音楽を専攻する人も多いですね。声楽や弦楽、吹奏楽などプロをめざす学生や現役のプロミュージシャンなど多くのアーティストがドイツに留学・滞在しています。
ドイツは芸術を学び場としてなにも珍しくないんですよね。むしろ学生のうちからドイツに留学すると、海外で活躍する現役の日本人アーティストにもバンバン会えるので、いつか世界で活躍したいと考えている人は思い切ってドイツに行ってみるのもありだと思います。
ドイツで働きたい
ドイツの企業でインターンシップを受けたい。ドイツでお店やカフェを開きたい。ドイツで起業して一勝負したい。ワーキングホリデービザを利用して、ドイツで働きながら留学したい。いいや、なんでもいいからドイツでとにかく働きたいなど、仕事を目的にドイツにやって来る人たちも多いです。
ドイツで就ける仕事の種類は思っている以上に豊富で、代表的なところを挙げれば、日本食レストラン勤務や寿司職人、カフェの開業、ホテルの従業員、美容師、フュッセンなどの観光地でのお土産屋さんなど、数えだしたらきりがありません。
これらは正社員で募集をかけているところも多く、嬉しいことにビザの取得サポート付きという目から鱗の募集まであったりします。ベルリンなど生活費を安く抑えるられる都市も多く、加えてビザがおりやすいという環境も嬉しいポイントです。
なかでもベルリンはIT起業家たちの間で注目の都市となっていて、今やヨーロッパのシリコンバレーとも呼ばれています。ベルリンを拠点にIT分野で起業をめざす人も多いです。
では、どうしてドイツで仕事をするわけ? 他の国でもよくない?
という話になるのですが、「ドイツが気に入ったから、ドイツという国が好きだから」という理由が多いです。
ドイツが好きで、ドイツに住んで仕事がしたい。その熱意でドイツにやって来たというわけですね。
よほど特殊な仕事でない限り、ドイツに移住して日本と同様に仕事しながら暮らすことは可能です。
もちろんドイツ語や英語など言葉の壁はあります。ですが、なかにはまったく言葉は喋れないながら情熱と技術でカバーして働いている人がいるのも確かです。
さきほども少し触れたのですが、他国に比べてビザが取得しやすい、という理由もドイツを選ぶ理由としては多いです。
ドイツで仕事をずっと続けるとなるとビザの問題はそれこそ一生ついてまわる問題になります。このあたりはドイツを選ぶ要素として重要なポイントです。
ちなみに、「ホテルで仕事しながらドイツに滞在したい!」という方には、私の知り合いが絶賛働き手を募集しているので、お問い合わせフォームから一方くださればご紹介しますよ。
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とりあえず気になった方がいれば、ご遠慮なくお気軽にどうぞ。
スポーツ留学したい
ドイツで人気のスポーツといえば、もう言わずもがなサッカーです。
「全てのドイツ人がサッカー好きと思うなよ」というのはサッカーに特に興味のないドイツ人のお友達の台詞ですが、やっぱりドイツ人は基本的にサッカー大好きです。
リア充グループに属したいならサッカーに詳しいことはもはや男の嗜み。さほどサッカーに興味のない私なのですが、ドイツ人の友達がサッカーに詳しいとあって、コミュニケーションのために勉強したりもしました。
最近では多くの日本人サッカー選手がドイツのクラブチームで活躍していますが、なにもドイツで活躍できるのはプロのサッカー選手だけではありません。
ドイツにはサッカー留学することも可能で、ドイツのアマチュアクラブへの留学から実績を積み重ね、プロ契約にまでこぎつけた選手たちもいます。
もちろん並大抵の努力では成し得なかったとは思います。ですが、なにも神に選ばれし者だけが挑戦できるのではなく、挑戦するチャンスはやりたいと思った人に平等に与えられています。やっておけばよかった、後になってそう後悔する前にサッカー留学に挑戦する人がいるのも確かです。
他にもサッカーだけでなく、ドイツは卓球大国でもあります。
卓球といえば完全に中国のイメージですが、ドイツもめっさ強豪国です。あの巨体から繰り出されるバックハンドにシビれたという卓球経験者もきっと多いことでしょう。
ドイツの公園にはコンクリート製の卓球台が設置されているので、天気の良い日はマイラケットを持参して卓球しているドイツ人の姿を見かけることも多いです。しかも上手っていう。
最近ではサッカーと卓球と組み合わせたヘディスなるスポーツもドイツを賑わせています。
理由はとくにない
理由はない。ただなんとなくだ。
という理由で留学先をドイツに決めたという人、その筆頭が私なのですが、類は友を呼ぶというのか、なんとなくドイツに来た人たちはいるものです。
とりあえず留学がしたいけど、どの国がいいだろうか。
そういえば、昔旅行で行ったドイツ良かったよなぁ。
じゃあドイツでいっかな。
といった具合でドイツにやって来たという意見もなかなか多い。
なんとなく勢は一度ドイツや他のヨーロッパを旅行している人が多く、他の国とドイツを比べた感想として居心地の良さを挙げる人が多いです。ドイツの風景が好きという人もいますね。
ヨーロッパで英語するならイギリスでしょ。そう思っていた私は下見をかねたロンドン旅行に出発したのですが、いざ到着したロンドンがあまり自分にピンとこず。
「ここで1年も暮らすならドイツで暮らしたほうが楽しそうだよな」
という理由からドイツに留学先を切り替えました。
ドイツで英語を勉強できるのかどうかに関しては、
にて触れています。
では、なんとなくドイツに決めた。理由はない。そんな人たちが何をしているか?
基本的にはドイツで自由に暮らしています。というよりドイツという国での生活を楽しんでいます。
語学学校に通いながらアルバイトをしていたり、ワークショップに参加してみたり、ドイツ語と合わせて英語も勉強していたり、ブログ作ってみたり、いろんな国を旅行してみたり。
自由にドイツを楽しんで、その先に何があるのか? それでどうなるの?
ふと思うこともありますが、移住して経験することは人それぞれで、得られるものは人によって異なっているんですよね。
たまたま就職口を見つけてそのままドイツに住み続けている人がいれば、良い出会いに恵まれて結婚する人だっています。
私なんかはドイツに留学したことでブログを作るようになりました。
ブログを経由してドイツで知り合いになった人もいますし、ブログ制作で得た知識は本職にも良い影響を及ぼしています。
おそらくブログから得たノウハウはドイツに行かなければ一生得れなかったし、得ようとも得たいとも思わなかったと思います。海外に出るとは、まったく何が起こるか分からないものです。
他にも、海外に出ると日本ではあまり関わることのない宗教問題に直面することがあります。
友達がいきなり「今日から断食で何も食べれないのだよ」と言い出して驚かされることもドイツじゃ日常です。
世界史あっての今を感じることもあれば、外国人として暮らす自分を客観的に見つめたりもします。仕事観や生活において重点を置くところに関してもやはり考えさせられるので、ものの見方や価値観、今後の人生観は大いに変化します。
「理由は特になかったけれど、ドイツに来たことは正解だった」
なんとなく勢の多くはそう答えています。
なんとなく留学において重要なのは、留学が自分にどんな影響を与えたのかを自分でしっかりと自覚し把握することではと私は考えています。
なんとなく来て、なんとなく終わってしまった。というのは一番最悪なパターンなので、そうならないよう何か1つでも自分が変化できる部分を見つけることがポイントです。
ドイツでワーホリしたい
海外でアルバイトしながら語学の勉強をすることがワーホリである。というイメージが日本ではなぜか定着している感じがあります。
ですが、ワーキングホリデーはビザの種類であって、名前の通りホリデー、つまりは休暇を楽しむ滞在というわけではないです。
実際「日本人はいいよね、ワーキングホリデービザが取得できて。ビザの取得と更新ほんとうに大変なんだから」とうらやましがられることもあります。
国籍によってはワーキングホリデービザって取得できないんですよね。そんな国の人からすれば申請するだけで1年の滞在と労働ができるビザが手に入るのは心底うらやましいものです。
ドイツ語を学びながら現地でアルバイトをしたり、休暇を取ってヨーロッパ中を旅行したりとドイツ生活をエンジョイできる、そんな使い方もできるビザがあるなら使うに越したことはないです。権利はフル活用してこそ!
海外に出ると自分を客観的にみる機会も多いので、そのあたりを踏まえて今後の人生を見直したい、何か変えてみたい、とワーホリビザを片手にドイツにやってくるという人もいます。
1年間ドイツにワーホリして、語学学校でドイツ語や英語を学んで、いろんな国の人たちと外国語つかってコミュニケーションを取って、数週間の滞在では見れないような場所を観光してまわることは、それだけで今後の人生に大きくプラスに働きます。
ビザの申請を現地でおこなえば、役所を相手にドイツ語で会話して手続きする必要があります。そこをクリアするだけでも大きな成長です。海外にはこういったクリアして成長する機会が日常にあふれまくっています。
始めは何も分からなかったこと、できなかったことが、徐々にできるようになっていくのは自身にも繋がります。そこで得た自信は今後の自分を大きく成長させてくれます。
自分では実感しづらいかもしれないですが、気づかないうちにどんどん強くなっていくのがワーホリです。
2016年に入って、オーストリアのワーホリも解禁されたので、今後はドイツではなくオーストリアだわ!とオーストリアワーホリも増えるかもです。
海外に移住したいから
留学とはちょっと違ってくるかもしれないですが、海外に移住して自由に暮らしたいという人が安息の地を求めてドイツにやって来ることもあります。
移住したい人たちは海外に渡ってやりたいことや、やるべきことが既に決まっています。
その多くが場所に左右されない仕事に付いていることが多く、デザイナーやウェブを使った仕事、ライターや翻訳家などフリーランスとして活躍している人は拠点をドイツに置くことも珍しくはありません。
多くがビザの取得のしやすさ、生活のしやすさ、生活費が低いなどを移住地としてドイツを選ぶ理由にあげています。
またヨーロッパのなかでも英語が通じる国というのも、移住地としては魅力的です。
デュッセルドルフはドイツのなかの日本と呼ばれるほど多くの日本人が住んでおり、街中にも日本語が溢れているので、海外暮らしに慣れていない人にとっても心強くもあります。
さいごに
ドイツに留学する、移住する理由は人によりけりですが、共通して言えるのは「ドイツが好き」ということです。
家族の転勤や仕事の都合で強制的にドイツに連れてこられたという人は別にして、ドイツにいる日本人はほぼドイツが好きです。
そりゃあ好きでもないとドイツという国に行かないですもんね。
そんなドイツ好きが一定数いて、実際にドイツに留学するなり移住しています。理由もなくなんとなくドイツにいる人だって多いです。
なんとなく上等、自分探しにドイツ上等ではありませんか。
行ってみれば新しい道は開けてくるものです。
留学はムリでもドイツが気になるという人はぜひ旅行で訪れてみはと思います。遠いですけどねドイツ。
ではでは。
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